○ 楽ゆる式

整体の眼でみた世界。こころとからだが、楽にゆるむコツまとめ。心体脳の能力を最大に。

●No78. 命のエピソード4: 祖父と、お灸。


『風邪ひとつひかない強いヒト』


本当はこれ‥
良い面だけでなく、危険な悪い面を含んでいます。

以前、ご紹介した私の祖父の場合も、
実は、同じことだったんです・・・

(祖父のエピソードについて、たくさんの温かいメッセージ、
 ありがとうございました。私のほうが泣かされました(笑))

・・・というのも、
実は、風邪をひくことには、
大きなメリットがあるからなんです。

今回はその意外な事実を含めて、
祖父とのことを振り返ってみます。

僕が治療家になった原点も、ここにあったりします。



※はじめての方は、ぜひコチラからご覧下さい。
 http://ameblo.jp/health-harmony/entry-10705836120.html
 (全体がわかりやすくなったり、役に立つ度合いがあがります)

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■No.78 「命のエピソード4: 祖父と、お灸。」
 〜実話を通して、健康を見つめ直す〜
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 ※このメディアでは、
  『実際に永井や患者さんが試して、プラスの成果がハッキリ出たもの』に
   限定した情報のプレゼントを行っています。


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■ 今日のポイント:
 『風邪にもメリットがある。咳にも、くしゃみにも』
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こんにちは!
トータルリチューニングの永井です(^-^)


カラダって、知れば知るほど、
よくできてます。

痛みも、症状も、
すべて『カラダの表現』です。
何かを伝えようとしています。

(使い過ぎだぜ!とか、冷やし過ぎてるぜ? とか)

風邪も、その1つ。

実は、あなたや僕のカラダにとって、
すごく大切な効能があるんです。


●カラダが強かった祖父
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前にご紹介した祖父は、
もともと海軍のパイロットでした。

(前回の記事: 『祖父の優しいビンタ』
 http://ameblo.jp/health-harmony/entry-10522003424.html )


剣道の有段者でもあり、
筋骨たくましい剛の者でした。

それこそ、熊ぐらい何とか倒しそうな(笑)

(ちなみに、私の地元のムラには、リアルに熊が出ます。
 だから、小学生の多くはクマよけのために
 ランドセルに鈴をつけて歩いてました)


実際に体調が悪そうなところなんて
全然見たことがなく、
いつも上機嫌で元気ハツラツ。

私は小さい頃、極度の不安症だったために、
よく「じいちゃん、長生きしてね」と完全に真顔でお
願いしてました(笑) 元気でピンピンなのに。

するといつも、
「じいちゃんはカラダが強いから心配いらん!」
と優しい顔でさとされ、『金メダル級の実績』をおもいだし、
その都度、確かになぁ、とホッとしてたものです。


●ひどい腰痛に苦しみ出した時期
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そんな熊五郎親方(※イメージ)的な祖父が、
あるときから、体をナナメに傾けて歩くようになりました。

聞くと、
「腰痛が相当ひどい」とのこと。

まぁ一時的なものだろうと、
整骨院に行ってみたり休養をとったりしてみるものの、
いっこうに回復しません。

僕らも心配でしょうがないものの、
何もできない歯がゆさを噛み締めつつ、
ただ回復を願うしかありません。


それは、
あまり体験したことのない思いで・・・

いつも優しくしてもらってばかりの自分のくせに、
じいちゃんに何ひとつしてあげられないことが、
ものすごく辛かった。

見兼ねたじいちゃんの妹さん(看護婦)が、
対策として僕に教えてくれたのが、
もぐさ(お灸)セットでした。


それから僕は毎晩、
じいちゃんの足の小指に、ひとにぎりのもぐさを乗せて、
線香で火をつけます。

じーーーーっと火の光がもぐさを溶かして、
小指の先に「今届いたっ!」というぐらいのときに、

ササッ!

っともぐさ(の残骸)を取り除くわけです。


もちろん、
決してうまいものではありません。

じいちゃんの小指は、
いつもちょっと焦げていました(笑)ごめんなさい・・・。


でもお灸が終わると必ず、

「ありがとう、ラクになったよ」

と言って笑い、じいちゃんは
ナナメだった腰をまっすぐにして、歩いて帰っていくのです。


僕は本当に、嬉しかった。

役に立てることがあったぞ!って。
もぐさってスゲえなぁ、って。


ただ、
そんな小康状態は、
長くは続きませんでした・・・。



●検査入院?
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「おじいちゃんは、少しの間、検査のために入院する
 ことになったよ」


こう言われたときに、
僕は、わけのわからない不安に襲われました。

しかも、
車で2時間ちかくもかかるような、富山市のでかい病院。
(僕の実家は、県の『右はじ』なので、遠いんです)


毎月のように、お見舞いに行きました。
家族4人で、車にのって。

帰りはきまって無言で、重かった・・・。


もちろん、両親は知っていたんです。
じいちゃんは、肝臓ガンでした。

兄貴も僕も、感じていました。
「なんかヤベえ」と。

二人がかりでも腕相撲で勝てなかったあのじいちゃんの腕が・・・
あの丸太のようだった腕が、半分ぐらいになっていました。

その頃、
カラダもどんどん大きくなっていた兄に、

「もう雄ちゃん(兄)には、腕相撲、勝てんかもしれんなぁ・・・」

と言ったときの、
誇らしいような寂しいような表情をみて・・・

頭で何かがわかったわけじゃないけれど、
涙が出て仕方がなかった。


それでも覚えているのは、
最後の最後まで、じいちゃんが優しい笑顔を絶やさなかったことで、
痛いとか辛いとか、ひとことだって言わなかった・・・


●突然の、発表
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その後、しばらくして、
じいちゃんは亡くなりました。・・・父の日に。

68歳の若さでした。

夜中、電話をうけたおかんが急に、
「そうですか、間に合いませんでしたか・・・」
と泣き出したのを見て、何のことかが一瞬でわかって
絶望したのを、今でもハッキリと覚えています。


僕は、
地球が半分以上こわれてしまったような感じで、
ただただ泣きながら、

「もっと早く、お灸をしてたら違ってたんじゃないか」

と、しょうがないことを繰り返し
考えてました。


顔の広いひとでもあったので、
葬式はすごい人数でした。

葬式に出ると、
じいちゃんの死が本当のことになるような気がして、
僕はすごく参列するのが嫌でした。

でも、嫌々でも出ていると、
いろんなひとが、
じいちゃんの面白い話を聞かせてくれました。


「1秒も遅れずに、理科の授業をはじめるけど、
 後半20分は必ず、授業とは関係のない面白い話をしてくれた」

とか、

「実は、宴会芸の王者だった。特にハラ踊り」

とか(笑)、

「本当にいいおじいちゃんで、良かったね」

とか・・・。


そういう話は、
じいちゃんが死んだかどうか関係ない感じがして、

「そのおじちゃんたちの中に生きているじいちゃんの話」

という感じがして、とても嬉しかった。


そのおかげなのか、
葬儀のあれこれが終わるころには、
よくわからないプロセスをへた、意味不明なほど力強い結論として、

「俺がじいちゃんのように優しい男になればいいんだ」

と思ってました。

・・・なんでだろう(笑)


●ケアということの、本当の意味は・・・
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それから、5年たち、10年たち・・・
振り返ったときに、ふと、思いました。


「肝臓ガンがじいちゃんの腰痛の原因だったのなら、
 もぐさぐらいで腰がラクになったりは、してなかったんじゃないか」

と。

あれだけ優しいひとだったから、
『鉄のような意志力』で、痛くないフリをしてくれていたんじゃないか。
あのじいちゃんなら、あり得るんですよね(笑)


でも、別の見方をしたら、
あれだけ喜んでくれていたのだから、気持ち程度でも、
痛みはやわらいでいたのかもしれない。

そして、さらに言えば、
痛みがやわらぐかどうかはもはや別として、
一緒にあんなに喜べたことには、ものすごく価値があったはずだなぁ、と。


あれがなかったら、
僕はもっと後悔していたはずだから。

じいちゃんの妹さん(看護婦さん)は、でっかい病院で
看護婦長をつとめたようなひとで、引退後もひっぱりダコだったぐらいだから、

そういうのを全部わかって、
もぐさをくれたんだろうなぁ、と思います。感謝ですね・・・(涙)



「先生って、なんで治療家になったんですか?」

というよく聞かれる質問。

これがあったので、この『祖父シリーズ』を
書いてみようと思ったんですが、
本当の根っこにある原点は、こんなところにあるんじゃないかと思います。


というわけで、
「優しさ、熊レベル」という男を目指して、
精進を続けたいと思います。(結論)



●風邪をひかないということの意味って・・・?
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最後に、ひとつ。


じいちゃんもそうでしたが、
「風邪ひとつひかない」というのは、実は、危険です。

なぜかというと、
『風邪は、カラダの中を大掃除する効能』があるから。

熱を出すのも、
『消毒作用』という側面があるんです。


こんなふうに、
(痛みも1つの代表例ですが)『カラダのやること』には
健康を維持する目的がかくれていることがほぼ100%です。

風邪だろうが熱だろうがくしゃみだろうが咳だろうが
鼻水だろうがオナラだろうが、『理由と目的』があって、
やって『くれて』いる。

逆にいうと、
『風邪ひとつひかない』ということは、
季節の変わり目などに行うべき『大掃除』を行うセンサーが
にぶってきている、とも言えるんです。


実は、
ウィルスや細菌は、ものすごく熱に弱いんです。
怖い病気の『ガン』でさえ、熱に弱い。

だからあなたも、
ただただ風邪を毛嫌いしないでくださいね。
あなたのカラダが、守ってくれようとしている反応です。

すぐ解熱剤を飲んだりすると、
回復作用にストップをかけるようなことになりますからね。



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編集後記:
 ■ 葬式って、ありがたいですよね
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ちょうど、話題に出たので、
どこかの機会で、シェアしてみたかったこと・・・。

「葬式って、ありがたいですよね、ほんと」。


特に、

●『忙しさで悲しみを感じるヒマをある程度埋めてしまう機能』

●『支えてくれたひとたちをちゃんと知り、感謝する機会を得る機能』

●『遺族が、もっと詳しく大事なひとのことを知り、
  より強く、記憶の中に生きる命を鮮明に生き返らせる機能』

という意味で、
葬式ってすごくありがたいと思います。


先年の父のときも、
やっぱり同じように思いました。

お別れという意味もあるんでしょうが、
亡くなったのかと思えば、「新しい名前」がついたりして、
生前より詳しくなったり、思いをはせることが増えたりして・・・

別の意味で、
『身近な存在』になる感覚があるんですよね。


別に宗教的なこともスピリチュアルなことも関係なく、
そう思います。


いやぁ、
ありがたいもんですよね、葬式って。