「あなたには常に、環境的、制度的、経済的な制約・しばりが
つきまとっている。それは十分理解している。
ただそれでも、あなたには、あなたの態度・思考・発言・行動を
選ぶ権利と能力だけは、十分に与えられている。それも、紛れもない事実だ。」
− とある紳士
・・・というわけで、
今日のテーマは、『カラダとココロによい選択』です。
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■No.93 「●ココロのビタミン16: 人生は大変だけど、選びようは無限」
〜病も健康も気から。ココロとの付き合い方を学ぶ〜
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■ 今日のポイント:
『正解なんて存在しない、という安心』
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こんにちは、トータルリチューニングの永井です!
すっかりあったかいですねぇ・・・
確か、横浜で大学受験(2次試験)をしたのが2/25とか
だったので、あれからはや10年!!
書いてみてびっくりしました(笑)
10年前は予想もしなかった人生になってるなぁ。
・・・説明したら(当時の自分も)納得はしてくれそうだけど(笑)
そうです。
今日のテーマは、『選択』です。
この選択の方法が上手じゃないと、
色んな場面でココロやカラダを犠牲にすることになります。
■ 正解なんてない、という大前提から。
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これは以前、記事にしたことがありました。
(参考: 『正しさを手放してラクになる方法』
⇒ http://amba.to/gtZGrX
最初に、言い切ってしまいましょう。
『正しい選択』なんて、あり得ません。
だって、どんな選択の先にもそれぞれの道があり、
それぞれ「予想も付かない場所」につながっているわけですから。
(僕みたいな若造でもそうですが、先輩達の話を聞いていても、
「計画通りの人生を生きてきた」という人はほとんどいませんね)
また、国の歴史とかとおんなじで、
後から振り返ったときに、『選択への評価』は変わります。
「あのときああすれば良かった・・・」
「・・・と思ってたけど、2年たって考えたら、あれで良かったんだ」
なんてことは、ザラにあります。
歴史人物や、国家的な決断についても、
どんどん評価が変わっていきますよね。
まぁそういうややこしい話はいいとして(笑)
要は、
『極端に言っちゃえば、別に何を選んでもいい』
ということなんです。
これ、乱暴に聞こえますか?(笑)
ただもちろん、ちゃんとした理由があります。
■ 何を選ぶかよりも、よほど大事なことって?
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『何を選ぶか』よりも、よほど大事なことがあります。
(大事の意味は、『その後の成果などに与える影響が大きい』ということです)
それは・・・
●1)どういう動機で選ぶか
●2)どういう目的で選ぶか
●3)選んだあとにどれだけ思い切りその道を歩めるか
という3点です。
これらはすべて、
『その後の脳の働き』を左右し、
『ココロのしなやかさ(強さ)』に影響します。
まずは、●1)どういう動機で選ぶか、について。
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『動機』は、よく「火曜サスペンス劇場的なやつ」で(笑)、
犯人の候補をしぼるときに出てきますよね。
「いや、鈴木には、残念ながら佐藤を殺害する動機がないんだ・・・」的な。
(いきなり軽いノリになりますが)
あれを逆に考えると、
『動機がそのひとの行動を左右する』ということです。
だから、容疑者をしぼる有効な材料になるわけです。
ごく自然な話ですね。
ここでとりあげたいのは、
「火曜サスペンス劇場的なやつは意外に作りがよくできていて、
何かの間違いで見始めると最後までつい見てしまうよね」
ということ。
・・・ではなく、
『自発的な動機からの選択ではない場合、後悔する確率や
心体脳にムリがかかる可能性が高い』という事実です。
代表的な『自発的じゃない動機』とは、
●親・上司・友人などにそう言われたから
●世間的に人気だったり流行だったりするから
●それが正しいと本などで教わったから
といったものたちです。
こういった動機『だけ』で選択してしまうと、うまくありません。
脳にもハートにも、エンジンがかかりにくいだけでなく、
ココロの深いところに、「不安定感」が出てきます。
「自分の人生は、自分の意志から離れてしまったんじゃないか」
という不安が、根深いところで、不安定感を作ってしまうんです。
だから、動機は大事です。
最初はひとからのオススメだろうが、
世間的な評判だろうが、本がもとだろうが、別にいいんです。
それにあなたが『きちんと納得』して
選んでください。『流されて選んだ』じゃなければ、いいんです。
※ちょっと別の機会に書きたい気がしますが、流されて選ぶぐらいだったら、
よほど「何となく選んだ」とか、「強制されて他を選ぶ余地がなかった」ほうが、
よほどあとで満足行く選択になることが多いです。
怪しいキーワードは、
「・・・ねばならないから」とか、「・・・べきだから」です。
こういうのが動機に入っていたら、疑って下さい。
「・・・したいから」「・・・が心地よいから」
「・・・が嫌だから」といったものが、自然な、自発的な動機に含まれることが
多いキーワードです。
(けっこう大事なこととして、別に『不純な動機』はNGではないこと多し、です。
クリリンは不純な動機でしたが、途中から動機自体が成長して、
十分強くなりました。・・・こんな例でいいのかは疑問ですが(笑))
※ちなみに、選択肢がどんなに狭かろうと、
それを選択する『動機』はあなたのものです。
上に書いたのはありがちなサンプルですが、
その他にもたくさんの動機があり、それは『自由に選べます』。
2つめは、 ●2)どういう目的で選ぶか について
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これも大切です。
『何のために選ぶか』です。
「動機と目的が似ていて区別がつかんぞえ」という生徒さんが
ちょくちょくいらっしゃいますが、
『動機は根っこにある気持ち』で、『目的は叶えたいねらい』です。
目的が、
『あなたのモチベーションに火がつくもの』でないと、
選択のあとに続く道は、歩きにくいものになりがちです。
ここにもやはりワナがあり、
最たるものは『誰かのために』というものです。
こんなことを言うと誤解されそうですが、
誰かのため『だけ』にやる選択というのは、長続きしません。
それが自分にとっての喜びになるから、メリットにもなるから、
といったように、きちんと自分のための目的がセットになっていないと、
(Win−Winと呼ばれる形ですね)
お互いにとって負担になるシーンが必ず出てきます。
お腹が空いているひとが、他のおなかが空いているひとに
食べ物をペロっとあげちゃうようなものです。
⇒ 自分が倒れてしまいます。
⇒ 相手がまともなら、自分を深く悔いるでしょう。
⇒ 相手がまともでないなら、あなたに依存して、自分で
食べ物を探す努力をやめるでしょう。
⇒ いずれにしても、その行為は長続きしません。目的を果たしません。
自分のための目的を、
納得できてムリしてない目的を、
きちんと設定してあげましょう。
それがもし見当たらないなら、それはあなたにとって
そもそも良い選択とは言えないかもしれません。
最後に、●3)選んだあとにどれだけ思い切りその道を歩めるか について
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本当は、これにつきますね。
思い切りあゆむために、1つめ、2つめにあったように、
『動機』や『目的』に歪みがないようにしたい、というだけなんです。
これが究極です。
何を選ぼうが、そのあとちゃんと責任もって努力するひとは、
それなりに報われ、成長という報酬は間違いなく与えられ、
『次のもっとよい選択肢』を得る。
という風に、どうもヨノナカは出来上がっているようです。
きれい事でなく、事実として。
イメージで例えて言うなら、
選択なんて、『点』でしかありません。
分岐点。
そのあとの道をどう歩むかが、『線』です。
その線の太さや色、次の線とのつながりこそが、『絵』になります。
人生という作品そのものになります。
・・・まぁ、こんなポエムな表現は好き嫌いがありそうですが(笑)、
要するに、死ぬときに満足できるかどうかを左右するのも、
「いい人生だったなぁ」と思い出す中身も・・・
ほとんどの場合は、
『何を選んだか』でなく、
『選んだ道をどう歩んだか』に尽きるでしょうね。
ということです。
■ じゃあ、間違った選択、心身に悪い選択ってどんなもの?
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これが、ここまでで述べてきたものですね。
誰かや世間にあわせた動機、目的での選択は、
心身に悪い影響が出ることが多いです。
要は、『あなたに根ざしていない選択』ですね。
あいまいな言い方になってしまいますが、
『自分に根ざしてないこと(ひどく似合わない、に近い)は歪みを産む』
という発想は、ぜひ、頭のスミにおいておいて下さい。
選択だけでなく、努力にしても、
「あなたに根ざしたものかどうか」というのは、
とても有効な判断基準になります。
ストレスが少なく、持続可能で、効果も出やすい場所に
導いてくれる、貴重なコンパスになるはずです。
■ ムリのない苦を選ぶ、という心理的なセーフティネット
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いやー今回はディープというか、
あいまいな内容がメインですが、最後にさらにそういうのを加えます(笑)
「人生ラクありゃ苦もあるさ」
と最近は的場浩司や東幹久が歌っていますが(時代ですねぇ(笑))・・・
ぶっちゃけ、7〜8割は、苦だと思います。
「おいおい、いきなり何暗い話してんだよ」と
思われるかも知れませんが、実はこれ、明るい話です。
ひと(そして脳やココロやカラダ)は、
『予期している痛みやつらさにはとても強い』のです。
よって、ストレスも激減します。予期できていれば。
わかりやすいのは、『おばけ屋敷』ですね。
あれは、予期できている典型です。ああやって脅かされたり、
怖い思いをしても、むしろスリルを楽しめたりする。
でも同じことを、アポなし事前説明なしで、暗い夜道でいきなり
ドッキリでやられたら、発狂しそうになりますよね、多分(笑)
予期できないから、です。
それぐらい、違うわけです。
●いつ終わるかわからない不景気
●国民レベルでのコミュニケーション能力の低下
●どんどん新種が出てくる精神系の疾患
などなどを考えるだけでも、
今後も苦が多いのが、事実だと思います。
もちろん、
それぞれできる範囲の対応をするのは前提です。
お手上げだから、おめおめしていよう、っていう話ではありません。
「苦のほうが多いって覚悟で、予期しておこうぜ」
「そしたら随分ストレスも減るし、戦いやすいでしょ」
「ラクに出くわしたときも、倍ぐらい嬉しいんでないの?」
「下手に人生は輝かしいはず、自分はオンリーワンなはずなのに!
とかって苦しむより、よほど結果的にラクだしトクじゃね?」
って話です。
また、同じ苦の中にも、
「耐えやすい苦」と、「耐えがたい苦」があります。
その「耐えやすい苦」の選び方こそ、大事にしたいところです。
実は最後についでに書いたようで、
この部分が、今回の記事で一番お伝えしたかったことです。
人生には苦が多いでしょう、多分。
でも、そんなもんです、昔から。(まともに食えない頃さえあったんだから)
「苦との歩み方・付き合い方」が、成果を分けるんだから、
『耐えやすい苦』を選んで、苦や自分と遊びながら生きましょうね。
苦とわかってれば、意外と楽しめたりするし。あとで振り返ったら
その軌跡はきっと、後悔のない、オンリーワンな作品になっとるでしょう、結果的に。
というたった6行が、今回の要諦でした(笑)
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■ まとめ と 提案
〜 あなたの実力・魅力アップのための、具体策 〜
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●正しい選択なんて、ない。
●選択の結果に影響を与えるのは、『何を選ぶか』よりも、
1)どういう動機で選ぶか
2)どういう目的で選ぶか
3)選んだあとにどれだけ思い切りその道を歩めるか
といったこと。(理由やその基準などは本分に詳細アリ)
●人生は、苦のほうが多くてアタリマエ。
その覚悟で最初からいられたら、ストレスも減るし、
上手な付き合い方が見えてくる。
_____▼ 今日のフルパワー発揮ポイント▼_____
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│● 苦を遊び相手にしてしまえたら、素敵です。
│
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≫お知らせ & 厳選おすすめ健康UP情報
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●良い治療家さんを、ぜひ紹介してください(笑)
意外に聞こえると思いますが、ごくまじめなお願いです。
ブログの読者さんの中には、北海道〜広島、遠くは韓国からも
トータルリチューニングに来てくださる方がいらっしゃいます。
それはものすごく嬉しいことなのですが、よほど東京に
用事でもない限り、なかなかメンテナンスとか、時間がかかる
ケアには難しいところがあります(泣)
実際、そういうニーズのある読者さんから、
「永井さんのところは遠すぎるので、自分が住んでいる近くで、良いところを
ご存じありませんか?」という相談を、かなり受けるんです。
だから、ぜひ、教えてください。(名前と、できればURLを<(_ _;)>押忍)
整体系でも、他の代替医療関係でも構いません。せっかく信頼もしてくれて、
カラダを改善する機運もおとずれている読者さんからの相談です。
紹介できるところがぜひ欲しいです。
遠方が前提になるので自分がお会いするのは難しいですが、ホームページを
拝見するなりメールで連絡をとるなりしてみたいと思っています。
(東京23区外で考えています)
※将来的には、東洋医学に限らず、いろんな形で、本気の癒やしを
やっている信頼できる仲間ネットワークを作りたいと思っています。
そしたら、自分がケアできない症状の患者さんにも、紹介という形で
役に立てますから。
お手数ですが、読者さんでココロあたりがあれば、
ぜひ、ご一報くださいませ。よろしくお願いいたします。
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編集後記:
■ よしおさんが来院しました
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よく来院される患者さんの紹介ということで、
小島よしおさんが来られました。
とてもピュアなジェントルマンでした。
芸能関係の方って、自分がお会いした範囲では、
人格者だと初対面でがっつーんと感じるような方が
本当に多いです。
逆に、そうでないと、生き残れないのかもしれませんね。
そういえば、制作サイドをずっとやってきたひとが
言ってました。
「視聴者の人気うんぬんの前に、
関係者に好かれないやつはすぐ消えちまうんだ」
って。
僕の仲間でカメラマンをやっているイケメンがいるんですが、
「明石家さんまさんに初めて会ったときは、
俺たちみたいな下っ端にもすげえ丁寧に挨拶してくれて・・・
やっぱり全然他と違うなって、感動したんよね」
と言ってました。
いい話ですねぇ。
競争が激しければ激しいほど、
まったく同じ構造が、どの業界にもありそうですねぇ。