○ 楽ゆる式

整体の眼でみた世界。こころとからだが、楽にゆるむコツまとめ。心体脳の能力を最大に。

●No143.【心】タマばあちゃんのピンク色の口紅









オシャレな、おばあちゃんがいる。

タマさん(仮)、71歳。



黒中心の上品なよそおい。

挙措がいつもすずやかで、

表情ゆたかによく笑う優しいひと。



ひときわ目立つのは、口紅。

ハッとするような、ピンク色。

でも、よく似合っている。



ただオシャレなおばあちゃんだと思っていたけど、

その理由を聞かせてもらったとき、

僕は、あいづちもうてなくなってしまいました・・・。





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■No.143 「命のエピソード4:タマばあちゃんのピンク色の口紅」

 〜実話を通して、健康を見つめ直す〜

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■ 今日のお話:

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 ● タマさんは、膝がよくない。曲がった状態が癖になって

   しまっていて、歩くのが辛い。友達の紹介ということで来院された。



 ● でもダンスが好きで、歌が好きで、笑うと、部屋ぜんたいが

   明るくなったような感じがする。

   施術する側のこちらが元気になるような、温かいお人柄。



 ● 「おかげ様で、ずいぶんと歩くのがラクになりました」と

   3回目の施術のとき、それはそれは嬉しそうに言ってくれた。

   なんだか田舎の祖母とも重なったりして、めちゃくちゃ嬉しかった。

   笑顔になると、ピンク色の唇が、より鮮明になる。



 ● 5回目の施術のとき、彼女はある昔話をしてくれた。

  「実は、15年間・・・ずっと苦しんできたことがあったの」と。



 ● くちびるが荒れてカサカサになる病気。いくつもの有名な

   病院にいっても全然よくならない。荒れるだけならまだしも、

   痛みもあってうまく笑えない、食事のときも不自由で楽しめない、

   化粧さえできなかった。



   それでも、有名な先生たちに言われる言葉はいつも決まっていた。

   「これはもう、うまく付き合っていくしかない病気だから・・・」。



 ● そんな15年間を変えたのは、ある一人の名医だった。

   評判の皮膚科の開業医で、タマさんのように「他でダメだった人たち」

   を何人も回復させてきた人だという。



 ● 友達から紹介されたとき、もうタマさんはあきらめ半分だった。

   15年間、塗り薬も飲み薬もあらゆる種類を試したと思えるぐらい

   やり続けてきた。それでもダメだった。



 ● だから、タマさんは最初、「ありがとう、頭に入れておくわね」と

   言っただけで、その話を流した。行かなかった。

   行く気になれなかった。

 

   この頃は、「また絶望する」

   ・・・というのが苦しくて苦しくて、もう嫌になっていたという。

   いろいろなことが面倒に感じるようになり、心のハリも

   失ってしまっていた。



 ● でも、その友達はあきらめなかった。熱心に、何度もタマさんを誘った。

   何年間もダンスを一緒にやってきた、タマさんの親友。



   彼女のいとこは広島のひとだったが、先生の評判を聞いて上京し、

   数年間もよく眠れないほどひどかった皮膚病をほぼ完治した。その話を

   繰り返しタマさんに伝え、「一回だけ、話だけ聞いてみよう」と

   タマさんを励まし続けた。



 ● ずっと腰が重かったタマさんだったが、半年ほどしたとき、

   親友の「差し出がましいとは思ったんだけど、ごめんね、予約を

   とっておいたから、一回だけ、一緒に行ってみよう?ね?ね?」

   という言葉をうけて、評判の先生をついに訪ねてみることにした。



 ● 結果・・・彼女の人生はここで大きく変わることになる。



   先生は素朴で穏やかないい人で、今までの苦労話をすべて

   丁寧にやさしく聞き取り、いくつかの検査を終えたあとに

   タマさんに告げた。

 

   「タマさん、今までの薬は、全部間違ってたみたいですね。

    ショックかも知れないけれど・・・逆に言えば、改善の

    余地が大きく残ってるということだから、ちゃんとした

    薬を試してみましょうね。大丈夫ですからね。」



 ● 「薬が全部ちがってたなんてことが、ありうるの・・・?

    だとしたら今までの時間や、かけてきたお金は

    なんだったの・・・」



   タマさんは、強いショックを受けた。



 ● でも、目の前の誠意あふれる先生の人柄にも言葉にも、

   疑いの余地は一切なかった。先生はタマさんが落ち込まないように

   細心の気遣いをしてくれたし、伝えるべきことはきちんと伝え、

   タマさんの疑問や不安を積極的に聞き出し、ひとつひとつ

   安心できるように説明してくれた。わかりやすく、丁寧に。



 ● タマさんは今まで使ってきた

   薬をすべて捨て、先生の処方した新しい薬を使い始めた。



 ● そのわずか三ヶ月後・・・。



   まるで別人のように、厚みとツヤを取り戻したくちびるに、

   タマさんは、こころから感動していた。

   「自分のくちびるじゃないみたいでねぇ・・・

    嬉しくって、嬉しくって・・・」



   その頃は、日に何度も何度も鏡を見た。

   何度見ても、嬉しくてしょうがなかった。

  

 ● 15年ぶりに口紅をひいたとき・・・

   次から次へと涙があふれて止まらなかったという・・・。



   もう唇のことはすっかり諦めていたつもりだったけれど、

   おなかが震えるほど涙が出てくる嬉しさに、

   取り戻したものの大きさを再確認した日だった。



 ● それ以降、彼女にとって口紅は、特別なものになった。

   久しぶりに新しい服が欲しくなり、その買い物をしているうちに、

   外出するのが楽しみにになった。心のハリが、戻ってきた。



 ● タマさんは唇だけじゃなく、表情全体が変わり、

   服装も替わり、生活も変わった。ひとつひとつが明るさを

   取り戻して、タマさんは本来の元気を取り戻していった。



 ● タマさんの回復を近くで見てきて、家族ももちろん喜んだが、

   先生をすすめてくれた親友も、自分のことのように喜んだ。

   涙を流して喜んでくれた。



 ● 「先生と親友が、私の人生を救ってくれました。あの二人は

    一生の恩人です」とタマさんは笑った。少し声をつまらせながら、

   嬉しそうに、とても誇らしそうに。



 ● その口元は、目が覚めるようなピンク色で、

   タマさんの華やかな笑顔に、とてもよく似合っていた。 





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【 ひとこと解説 または関連する雑談 】

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 タマさんのお話は、心にすごく強く残っています。



 自分の文章でははみ出てしまうもののほうが

 多いとは思いますが・・・



 感動とともに、いちセラピストとして学ぶことが

 あまりに多いものでした。



 悪意はなくても、医療従事者の言葉がどれほど

 患者さんを縛ってしまうリスクをもっているか、

 ということ。



 カラダが変わることで、いかに心や生活が、

 ひいては生き方が変わっていくか、ということ。



 症状の正体や原因を読み違えてしまうことの

 あまりの恐ろしさや、責任の重さ。



 干渉し過ぎることを避けていると、相手にとって

 本当に必要なプラスの提供ができないかもしれない・・・

 という、干渉と依存のバランスの問題。



 改めて、『治らないとされている病気』でも、

 改善の余地があるケースがたくさんあるかもしれない、

 という信念の重要性。人間のポテンシャル。





 ・・・そういうことを、改めて考えさせられます。





-------【心体脳に刻みたい!今日のポイント】------------

■「 『症状の本質のとらえ方』がそもそも違う人に診てもらう

   ことこそが、本当のセカンド・オピニオンの価値

   (似た考え方の人の意見では、効果が薄い) 」

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【お知らせ】



 ● 出版準備がじわじわと進んでいる、新しい健康法・・・

   『ゆさぶレッチ』ですが、読者さんに、パっと体験して

   もらえる資料が準備できました(^-^)



   もちろん無料で、1分もあれば、試せると思います。



   ※ ゆさぶレッチ自体は、10秒もあればやれるので、

    一度覚えてしまえば、とても便利です。どこでもやれます。

 

   まずご紹介するのは、『目のケア』です。

   疲れ目、ドライアイ、めまいにも改善効果が期待できます。

   (目から来ている頭痛にも効き目があります)



   よかったら、ぜひ、お試し下さい!

   そしてぜひ、「いい!」ボタンを、押したって下さい(笑)

   (感想をくれた方には、プレゼントも用意してます)



   ▼ ゆさぶレッチ体験ページはコチラ:

  ⇒ http://www.ht-b.jp/bh/yr/yusabu_retch.html





 ● 7/8(日)は、コミュニケーションのクラスをやります。

  (整体師さん/セラピストさん向けです)



  コミュニケーションクラスの第一回目は、

  『どういうセラピスト像をそもそも目指すといいか』

  というのがテーマです。

  

  一般的に好かれるポイントをおさえること。

  一般的に嫌われるポイントは絶対に避けること。

  そして、個人としてはどういう魅力を武器とするかを選ぶこと。

  

  このあたりを、丁寧に伝えていきたいな、と思ってます。

  (3つ目に関しては、素質分析をもとにお手伝いします)



  自分も勉強のため、相当な数の整体院・治療院などに行きますが、

  本当に基本的なミスで、患者さんの安心や回復のジャマを

  してしまっているもったいないケースが、多々あります(涙)



  興味がわくようだったらぜひ、案内ページをのぞいてみて下さい。

  

 『好かれるセラピストになるための10の絶対ルール』

 〜 テクニックよりも何よりも信頼感・リピート率を左右する自分力講座 〜

  ⇒ http://www.ht-b.jp/ict/commu1.html





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◎編集後記:

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 最近、顔をよく洗います。



 ・・・ってだけ書くと、

 「今まで洗ってなかったんかい!」

 と突っ込みたくなる、不潔感が漂いますけども、

 そうじゃないんです(笑)



 今までより・・・



 ● ホワッホワの気持ち良い泡立てができないか

 ● 汚れが奥の奥までとれないか

 ● もっとスッキリ、気持ちよさをあげられないか

 ● そのあとのヒゲソリがラクになるようにできないか

 ● ついでに顔面の血行をあげられないか

 ● ついでに目の疲れがとれないか

 ● 何かの間違いで、パッチリ二重にならんもんか



 ・・・みたいなことを考えながら、

 やってみているわけです。



 面白いことに、こういう『目的の追加』をすると、

 ゲーム的になってきて、いつもより楽しかったりします。



 そして、6つ目ぐらいまでは、

 以前より、良い効果が出るようになってきた感じがあります。



 上達、って他に変えがたい娯楽ですよね・・・

 僕がオタッキーだからかな(笑)



 

 初めて泳げたときとか、

 初めて自転車に乗れたときの嬉しさって、

 今でも忘れられないですけど、



 ああいうのを、大人になってからでも

 味わっていきたいな、と思います。