楽ゆる式◎セルフケア整体

心と体が楽になるコツ。辛い症状・病気を自分で治したい人へのヒント。 ----- by 楽ゆる整体&スクール代表 永井峻

【楽.233】驚くほど気持ちイイ!腰痛のセルフケア2@お尻(動画あり)

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「症状がちっとも改善しないなら、やり方と言うよりは、
  ポイント自体がズレてることが多いよね」
        (変わり種のロジカル整体師)

 

■ 現代人は、明らかに「座りすぎ」


もし神様がいるなら、こう感じているでしょう。


「いやいや、俺が人間を設計したとき、
  こんなに座ってばっかりになるって思ってなかったし」

・・・神様ともあろう人が、
こんな言い訳がましいかどうかは別として(笑)

実際、人の体は、
「計算外の使われ方」をしています。

なにせ、「筋肉のポンプ」を使わないと、
生きるために絶対に必要な血液やリンパを回せないんですから。

座ってパソコンしている姿なんてもう「動物のおもかげ」が
ほとんどないですけど、僕らの本質はやっぱり、動物なんです。

動いこそ、死なずに、生きていける。


■ 1日中、僕らを支えてくれている「お尻」



「計算外に座りすぎ」な現代の生活。
そこで一番犠牲になっているのが、「お尻」なんです。

ず~~~~~~~~~~ぅ~~~っと、
「つぶされている」から。

僕らだって、1日8時間、下手をすると12時間とか
圧迫され続けたら、嫌ですよね? 
当たり前過ぎますけどね(笑)

▼ 重さがそもそも負担になる・・・だけでなく、
▼ ポンプが止められるので血流やリンパをまわせない
▼ ゴミがどんどん溜まっていく
▼ その上、多くの人が運動不足なので、毎日積み重なる

という具合に、お尻へのダメージはたまっていきます。

男性も女性も、
「最近、なんだかお尻が大きくなってきたな・・・」
と思ったら、かなり疲れがたまっています。

「ヤバい、それどころか垂れてきてる」
という人は、要注意です。

腰痛の原因になるのはもちろん、全身の血行にまで
心配な影響が出てしまいます。

(全身の血流を左右する『中殿筋』という筋肉が、
 お尻にあるため)


■ お尻がなぜ腰痛の原因になる?



これが大事なポイントで、
お尻が硬くなると、「骨盤が固まる」んです。

骨盤が動けないということは、骨盤のすぐお隣さんである
腰椎(=腰の骨)も動きにくいということ。

また、骨盤まわりの血流がつまってしまうので、
疲れやゴミがどんどんたまってしまいます。
これが「重だるさ」の元になる。

また、お尻が固まるということは、
「骨盤のうしろが縮む」ということなので、
骨盤が後ろに引っ張られて傾く(後傾)するんです。

これが「腰のバネ(=疲れ予防力)」を止めてしまい、
ますます腰は仕事のしにくい状態に。

そうなると、「腰がいまいち伸びない、動かない」から、
ちょっとした動きで筋肉が捻挫したり、切れたりするわけです。
(=ギックリ腰)

だから、「腰ばかりもんでも」良くならないんですね。


■ 重だるい腰痛、座骨神経痛を改善する方法



はい。ここまでできっと、
「意外なお尻の重要性」が伝わってきたのではないでしょうか。

そういえば、スケートの元オリンピック代表の清水選手も
「腰痛の原因はお尻にある!」ってさかんに主張してましたね。

というわけで今回も、セルフケアのやり方は、
動画でご説明します。

前後の解説やテストもなかなか面白いところですが、
実行法については、4:15ぐらいからお伝えしています。
(忙しい人は、そこからチェックするといいと思います)


●気持ちいい腰痛ケア(2)「お尻のゆさぶレッチ」
(腰痛、座骨神経痛、骨盤、生理痛、梨状筋、血流、仙骨、むくみに◎)




お尻のケアは割と盲点になりやすいので、
「予想以上に気持ちいいし、効きますね!」って人が多いです。

ぜひお試しください。


ちなみにこれと関連しているのが、
少し前に紹介した・・・

●気持ちいい腰痛ケア(1)「膝下ぶらんこ」
(腰痛、骨盤、生理痛、インナーマッスル、背骨、体幹に◎)


これですね。

あともう1つアップする予定ですが、
これら3種の神技(じんぎ)で、ほとんどの腰痛は
ケアできてしまいます。


■ こんなにあるの!? お尻ケアのメリット



さて、最後に、メリットをまとめておきましょう。

お尻のケアで改善が期待できるのは・・・

▼ 腰痛
▼ 座骨神経痛(お尻にある梨状筋がポイント)
▼ 骨盤のゆがみや痛み(仙骨痛)
▼ 脚のだるさ、むくみ、冷え
▼ 全身の血流
▼ お尻の硬さ、サイズ、たるみ
▼ 生殖器系の問題(男女ともに)
▼ 背中のハリ(背筋とのつながりが深いため)
▼ 歩行の安定、運動時の安定
▼ やる気、集中力

・・・といったところが代表です。

学生時代をふくめて、
「ず~~~っと僕らを縁の下で支え続けてくれた」お尻。

感謝の念をこめつつ、ケアしてあげましょう。
見返りはとっても大きいですけえ。


ではでは、くれぐれも、お大事に!
原因って、現場にないことが本当に多いですね。