「やるときはやる、やらないときは、やらない」
（敬愛する大学教授）
■ こりや痛みは「力み」から生まれる
……これ、意外でしょうか？
肩こりも腰痛も、元は「力み」なんです。
力が入っていて、抜けない状態。
「無意識の緊張」と言ってもいい。
たとえば、あなたが、
肩こりが辛い人だったら、横になってみて下さい。
横になっても、肩はかたい。
腕を使ってなくても、肩がかたい。
腰痛の人も、同じです。
横になったって、腰はかたい。
筋肉を使う必要がまったくないはずなのに、かたい。
これって「力み」なんです。
力んでしまって、伸び縮みしなくなっている。
だからポンプ作用がお休みしていて、血が巡らない。
血が巡らないから乾いてゴミがたまって、だるい、こる、痛い。
そうなってるんです。
だから、肩こりや腰痛をなくしてしまうにはどうしたら？
って聞かれたら、
「力み」をなくせばいいよ、ってことなんです。
元をたどれば。
なんとなく、イメージできますか？
■ 「上善如水」
最上のものは、水のようなものである。
その意味の言葉です。おいしいお酒の名前でもあります（笑）
水は、壊れないですよね。
やわらかいから。
必要な場所で、必要な形に自分を調整できるから。
酔っぱらいがひどいケガしにくいの、有名ですよね（笑）
あれも実は、やわらかいからなんです。
フニャフニャしてるでしょう？
同じ人間だけど、お酒でリラックスしてるんです。
つまり「力み」がない。
だから、やわらかいんです。
水に近い。
お酒飲んでると、肩こりや腰痛が楽な感じがしたこと、ありませんか？
あれ実は、「力み」が減るから、というのが大きいんです。
もっとわかりやすいのは、赤ちゃんですね。
赤ちゃんって、プニプニしてるでしょう？
肌のハリツヤもよくて、うるおいたっぷりです。
そして、肩こり、腰痛、ありません。
筋肉なんてあんまりないのに。
そういうことなんです。
力みがないということは、うるおうということ。
うるおうということは、やわらかいということ。
やわらかいということは、痛みやこりから自由だということ。
だから「力み」をなくせたら、
赤ちゃん側の健康度、魅力に近づくわけなんです。
ぼくら大人だって、６０％ぐらいは水分ですからね。
でも、習ったこと、ないですよね。
「力み」ってどうやって抜いたらいいのでしょうか？
■ ただの脱力ではない「芯残し」が「浮き耳」である
ポイントは「芯がある」ということ。
「しなやかさ」です。
ただグニャグニャしていても、強さが出ません。
ほどよく力が抜けていて、弾力がある状態。
それが理想です。
今回も、やり方をわかりやすく動画にしました。
「浮き耳」といいます。
いかにも日本の秘技っぽい名前でしょう？（笑）
文字にしてしまえば、
１）息を吸いながら両肩をあえて上げて力を入れつつ上に伸びる
２）息をホッと一気に吐きながら、肩「だけ」をストンと落とす
（このとき、背骨がある中心は落とさない。だらけない）
３）耳を１cmぐらいだけ天井方向に引かれているように首を軽く伸ばす
というやり方です。
これだけで、体は強くなる。
驚くほどです。
こういう便利なワザが、たくさんあります。
生活がスーッと楽になるような。
「浮き耳」はぼくの新刊、
『1日3分! 「首ポンピング」で健康になる』でも
紹介しています。
今回の本では、他にもこういう魔法めいたワザを５つ、
お伝えしています。
たとえば、「30秒究極安心法」というものとか。
ハマる人は、大好きになってくれてます。
メンタルを落ち着けるのに非常に便利なので、ぜひ本ものぞいてみて下さい。
というわけで、動画です。
ビジュアルだと、コツがつかみやすいと思います。
そしてぜひ、ご家族やお友達と試して見て下さい。
ウケるぐらいパワーが違って、面白いですから（笑）
『●一瞬で全身が強くなる！
「浮き耳」～ スーパーサイ○人になれる姿勢術 ～』
……というわけで、今回は
「理想的なリラックスには芯がある」
というテーマで、お送りしました。
ではでは、くれぐれもお大事に！
メッシも羽生結弦くんも熊川哲也さんも、常に浮き耳です。
注目して見てみると面白いですよー
