楽ゆる式◎セルフケア整体

心と体が楽になるコツ。辛い症状・病気を自分で治したい人へのヒント。 ----- by 楽ゆる整体&スクール代表 永井峻

5月病にも◎。メンタルは体で整えたらいい。

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「心の問題を、心の方法で何とかしようとするのって、
 ジャンケンでグーの相手に、こちもグーを出すような
 ものかもしれないよ? あいこでぶつかるだけっていうね」
           (無名の賢人)

 

■ 家から出たくないのほどの無気力を救ったもの


先日、あるお客さんが話してくれました。
極度のストレスに襲われて、人が怖くなった、と。

それまでやってたバイトはやめた。
家族ともできるだけ顔を合わせないように、部屋にこもってる。
一人でご飯を食べる。
駅は人がたくさんいて怖いから、外出ができない。
葉を磨くのも辛いぐらい、無気力。

うつなのか、対人恐怖症なのか。

カウンセリングを試した。
薬も出された。
心療内科も行った。
また別の薬を試した。

……でも、全然よくならない。

運動や食事の指導をされるんだけど、
「そんなこと、到底やる気が起きない」上に、
「やれると思えない」。


そんな彼が、できたこと。
インターネット。

Youtube で健康法を調べる日々。
そんな中、ぼくのチャンネルを見つけたんだそうです。

「これはどうも、他の健康法と違うぞ?」
って、そう思ったんだそうです。


■ 負担がないから続けられる


彼は楽ゆる整体の動画を、毎日見ていたそうです。
なぜって「他にやれることもないから」。

ダラダラと、気軽にやれるし体力も必要としない。
だから「寝たままやれるもの」だけから始めた。

セルフケアをしたら、寝る。
しばらくしたら起きて、セルフケアをして、寝る。

ある意味、「自宅入院」のような状況。

やがて、起き上がることが苦じゃなくなってきた。
そしたら、立ってやるセルフケアをやり始めた。

セルフケアを立ってやって、疲れたら、
座ってできることをやって、寝る。

その繰り返しです。


そんな日々が3ヶ月ほどたったとき。
「外出したくなった」
外の空気を吸いたいと思った。
川が見たいと思った。

意欲が戻ったんです。

そうやって、ゆっくりだけれど確実に、回復が進んでいったそうです。


ぼくはこの話を聞かせてもらって、嬉しかった。
なぜなら、「何もできないぐらい疲れた人」でも
できるセルフケアを作ることが、目標だったから。

ぼくにも、経験があるんです。

「健康法をする気力さえない」ということ。
これは、本当に情けなくて、辛いんです。

そういう健康法を提唱する先生たちは、
本当に辛い体験をしたことがないんじゃないか?
そういう筋の通らない怒りを覚えるぐらい、情けなかった。


だから、やる人に負担がかからないセルフケアを作りたいって、
ずっと思ってきてたんです。


■ 「なんとなく不安」「なんとなくイライラ」の正体とは?


外出ができるようになったら、あとは、
彼の回復は早かったそうです。

意欲が戻ってくるし、新しい刺激もあるから、
生活にもハリが出てくる。
無事、仕事も再開できました。

そんな彼が、ボソッと言いました。

「あんなに不安だったりイライラしてたのが、
 今は全然なくなって、不思議なぐらいです」


……そうですよね。

それがきっと、ストレスの大切な真実なんです。


「なんとなく」が頭につくようなストレスって、
元が体調不良ということがたくさんあるんです。

あいつが嫌いでイライラするとか、
あのことを考えると不安になるとか、
そういう対象がハッキリしたものは、具体的な「問題」です。

それは、問題を解決したらいい。

それとは別のやっかいさがあるのが、
「なんとなく」なんです。

不安もイライラも「なんとなく」でしかないから、
何をどう対処したらいいか、わからない。
問題を対処してもみても、消えなかったりする。

でも実は、攻略法って、あるんです。
彼の回復例から学べることこそが、その攻略法です。


■ 脳、血流、呼吸がメンタルを決定づける


神経症。
神経質。
頭に血が上る。
血が騒ぐ。
血迷う。
息つく暇も無い。


メンタルって、体調に左右されるんです。
特に、脳、血流、呼吸です。

これらがおかしければ、どんなに精神的にタフな人だとしても、
ストレスに負けます。物理的に、生理的に、やられてしまう。

逆に、これら3つが整ってくれば……

頭が冷える。
落ち着く。
一息つける。

といったように、メンタルも自然と整っていく。

ゆっくりだけれどこういう変化が、
彼をうつ症状から救ってくれたんだと思います。


それはときに、割と多くのケースで、
カウンセリングや薬よりも有効だったりします。

副作用もなければ、依存症のリスクもない。
自信が低下することもなく、
むしろ「自分で何とかできる」という自信がつくこともあります。


だからまずは、
メンタルそのものをどうこうしようとかしないこと。
性格を変えようなんてしないこと。

体を先に整えてみたらいいんです。

この時期、5月病の芽が見えないところでじわじわ育ってきます。
季節の替わり目は、骨格が動きますからね。
健康なところはスムースに動いて問題ないけれど、
健康じゃないところは動きが遅いから、ゆがむんです。

だから、今。
今のうちにケアするのが吉です

ぜひ心の問題こそ、まずは体のケアから始めてみて下さい。

特にオススメなのは、次の2つです。

●脳と血流にいいセルフケア代表:
『1分で全身の血流がよくなる!「ウェイブポンピング」』
 (背骨、腰痛、背中のハリ、肩こり)




●呼吸にいいセルフケア代表
「45秒:ハラミリセット」
(呼吸力、リラックス、内臓力、余裕など)




※今、お薬を服用している人は、急に薬を辞めるのはもちろん
 危険があります。薬を減らしていけるかは担当の先生と
 相談していきましょう。ただ、そのプロセスで、
 体のケアはきっと役に立つでしょう。



……というわけで、今回は
「メンタルを別の角度から整えるセルフケア」
というテーマで、お送りしました。

ではでは、くれぐれもお大事に!
悩みはそもそも思考の産物だから、思考じゃないもので対応したいんです。