楽ゆる式◎セルフケア整体

心と体が楽にゆるむコツまとめ。辛い症状や病気を自分で治したい人のヒント。

後悔しない人生論 ~ 最終的には「行きあたりバッチリ」でいい ~

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「自分がこんな風になるなんて、思ってもみなかったよ」
              (すごい経営者)

 

■ 「あれでよかったんだな」と思えたら、もうベスト


思い通りの人生を生きた。
……なんて人、たぶんいないんだと思うんです。

というのも、つい先週、
大学生の若者たちと話す場がありまして。

就職について、
キャリアについて、
仕事観についてなど、質問に答える中で、
改めて感じました。

けっこうな数の面白い大人に会ってきたけど、
ほとんどの人が、
「予想と違った場所に来てた」って話だったなぁって。
 
で、それは予想と違っていても、
どこか「その人らしい」軌跡を辿っている。

あくまでも「結果的」に。
振り返ってみれば。
そのつもりはなかったのに。

真剣に選んで来たんだから、
それでいいんだろうな。
それがいいんだろうな。

正解なんて幻想でしかないだろうし、
その都度、「個人的な最適解」を選んで来たはず。
だから、面白い大人になったんだろう。

そう思ったんです。


ぼくは大学生の頃、
たくさんの社長さんにインタビューしたことがありました。

色んなタイプの面白い大人たちでしたが、
「なぜ、社長になったのか?」
という質問への答えが、特に面白かった。

「社長になろうなんて思ってなかった」

という人が、すごく多かったんです。


「カッコいい理由はいくらでもつけられるけど、
 まあ、言ってしまえば、成り行きだよ、ガハハ!」

なんて人もいて、
すごく気持ちが楽になったのを覚えてる。


素晴らしい未来って、
綿密な計画どおりに生きた結果、
手に入るものだと思っていたから。

そう誤解していたから。

計画を立てることも、真剣に生きることも
もちろん悪いことじゃない。
でも、素晴らしい未来って、
「予想外のところから訪れるもの」なのかも知れない。

なんせ、半分を超える「魅力的な大人」が、
口を揃えるように言っていたわけです。

「なるようになるんだから、とにかく行動しろ」
って。


……今は、その意味がよくわかるんです。



■ 「何を選ぶか」よりもずっと大切なこと


「俺なんて中卒だよ? ケンカして高校辞めたんだ」

「昔は本当に愚痴ばっかりの、売れない営業マンだった」

「どこの会社も続かないから、自分で会社やるしかなかった」

「お客さんの希望に応えようと思ったら、独立するしかなかった」


彼ら、彼女らの話は、
すごくリアルで面白かった。

「とりあえずやってみる」という連続なんです。


一見、不真面目に見えなくもない。
計画性がない印象もある。

でも、「そのときの自分なりに真剣」なんです。
直感があって。
怒りがあって。
葛藤を振り切れなくて。
ゆずれないものがあって。
自分の頭で考えて、やってみて、変えてみて。


「慎重な選択」には見えない。
けれど、「選択した後が真剣」ではあるんです。

「選択を自分のものにしている」
と言ったらいいのかな。


「あいつはあのワザを、すっかり自分のものしたな」
って言い方、あるじゃないですか。

あの感覚です。


多分それは、
「何を選ぶか」よりも、ずっと大事なこと。

「選んだ後、その選択を自分のものにできるか」


それを――無意識にせよ――やっている人のところに、
素晴らしい未来って、やってきているように
見えるんです。



■ 「結果オーライ化」というワザ


ギュッとわかりやすくすれば、こうなりますね。

「結果オーライ化力」

経営者って、みんな共通して、これが強い氣がする。

選択と集中!
決断力!
ビジョン!

……とかすごそうなこと言うから、
難しく見えるだけで(笑)

たぶん、
「100点のものを選ぼうとしてない」し、
「多少スタートを間違えても、結果で帳尻を合わせたらいい」
って思ってるんです。

その「結果で帳尻合わせりゃいいんだ」という覚悟が、
「結果オーライ化力」の本質です。


で、多分この感覚は、
別に経営者になんてならなくても、
すごく役に立つものなんです。


誰でも選択をしながら生きているし、
クヨクヨ悩みながら生きるものだし、
ときには後悔もするから。
自分の人生を経営してるのは、共通ですしね。


意味づけは経年変化する。
価値なんてもっと、変化していく。

ぼくは、そう思ってるんです。
いまやっていることの価値や意味って、
たった今はわからない。

5年、10年たって、やっとわかったりする。
そして「結果オーライ化」をしようとしてたら、
価値や意味って、どんどん良くなっていったりする。


「いやー正直、きつかったっすけどね。
 あれがあったから、今があるんすよ、多分」

って話になっていく。


そして、そういう生き方をしていたら、
何もかもうまくいくような人生を生きた人よりも、
ずっと面白くてはるかに優しい人ができあがる。
他人の痛みや葛藤がわかるから。


まあ、何もかもうまくいくような人生なんて、
そもそも幻想なんでしょうけどね(笑)



■ 「行きあたる」ことは何も悪いことじゃない


まとめです。

ぼくが大学生のみんなに伝えた一番のメッセージも、
これでした。

「行きあたれ」

自分で考えて、自分で試して、行きあたる。
その数だけが、経験だから。

100点の選択を望むとキリがないし、ゆがんでしまう。


行きあたる場所には、個性が出る。
自分だから行きあたる場所がある。

そこには、そのとき、その壁への取り組みを通してしか
身につかない筋肉がある。

だから、そこで身についた心の筋肉は、個性的なものになる。
そうやって生きているうちに、
自然と人間がオリジナルな色を帯びていく。

変に意識なんてしなくても。
キャラがどうとか、独自のスキルがどうとかって浅さじゃなくて、
「その人色」が濃くなる。

味付けが美味しいんじゃなくて、
肉そのもの、野菜そのものがおいしい。
……みたいな人になっていく。


「行き当たりばったり」なんて言うと
悪いことのように言われるけれど、
「行き当たりバッチリ」にしてしまえばいい。
後からの結果オーライでいいから。

過去も経験も、そのときを過ぎたら終わりじゃない。
料理人の腕次第で、食えるものにしていける。
賞味期限って、本当はすごくすごく長い。
一回飲み込んだと思っても、また消化し直したらいい。
今すぐじゃなくても。
時間がかかってもいいから。


ぼくは
「自律神経失調症でキャリアが一回壊れたけど、
 それはそれで良かったんだろうな」って。
5年かかったけど、そう思うようになりました。

「臆病な性格でよかったんだろうな」と思うのには、
25年ぐらいかかったし(笑)


個性は多分、選択そのものに出るんじゃない。
選択した後の「もがき」の結果、
自然とにじみ出てくるものなんでしょう。

そこに、
世間的にどうだろうと社会的にどうだろうと関係なく、
個人の「魂」的な、100点満点がある。


そう思ってみたら、選びやすくなったり、
生きやすくなったりしないかな、って。


そう思いました。


かわいい自分に旅をさせよう。
旅の途上で何があっても、
長期的に「結果オーライ化」していこう。

人生は甘くはない。そう思うことも多い。
それでも、よく噛んでるうちに甘みが出てくることもある。

過去は変えられないと言う人は多い。
でも、そうとも限らない。
過去は素材でしかないかもしれないし、
料理次第で、味を変えていけるかも知れない。
時間とともに、食べやすくもなるかもしれない。
漬けもの的に。


●●だったからこそ、わかったこと。
●●だったからこそ、できたこと。
●●だったからこそ、覚えたこと。


それを掘り返していくにつれて、
過去があとから「浮かばれる」こともある。

逆にそういう目で、
「今」を見てみてるのもいいと思うんです。

「やがて何の素材になるんだろう」
「何の素材にしていけるだろう」って。


美味しいものに、アクやクセがあるのは、
よくある話ですもんね。



というわけで今回は、
「過去は変えられなくても、料理法と食べ方は変えられる」
というテーマでお送りしました。

ではでは、くれぐれも、お大事に!
5年後、この文章を読んだら恥ずかしいんだろうなぁ……


編集後記につづく……


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■ 編集後記


「取り越し苦労は、傲慢だ」

インタビューしてたとき、
ある社長さんに言われました。

自分の心配をある程度正しいと思っているから、
本気で不安になるんだ、と。


ガーン……ってね。


ショックでした。


でも、これ、
考えれば考えるほど、本当にそうなんです。

未来のことも、
何かの価値も、
仕事に意味があるかどうかも、
「今のぼくなんかが決められるほど浅いことじゃない」

たぶんそれは、
ぼく自身の可能性についても、
ぼく自身の価値についても、
同じことが言える。
「今のぼくなんかが決められるほど浅いことじゃない」


そんなもん、わからんよ。
神様じゃあるまいし。


まあ要するに、ずっと
「今のぼくなんかが決められるほど浅いことじゃない」
わけだから、

「ぼくなんかに(意味を)決められることなんて存在しない」
ということですね。

だから、
考えを止めずに見守っていけばいいし、
見直していけばいいし、
書き換えていけばいいんだろうなぁ。