楽ゆる式◎セルフケア整体

心と体が楽になるコツ。辛い症状・病気を自分で治したい人へのヒント。 ----- by 楽ゆる整体&スクール代表 永井峻

もっと早く知りたかった究極の健康ルール ~健康法を「深く効かせる」には?~

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「長生きして好かれている年寄りは、人相がいい。
  よく見ると、赤子のような表情をしている」
           (東洋医学の賢人)

 

■ そもそも「健康」の理想形って?


健康の理想は「赤ちゃん」です。
若くて元氣で魅力的。

あんなにパワフルで、
あんなに好かれる時代、その後、ありません(笑)
(普通はね)

今、あんなにフルボリュームの大声で、
あんなに長い間、泣き続けられないでしょう?
息は切れる、声も枯れる。

赤ちゃんって、健康度、めちゃくちゃ高いんです。

わかりやすいのは水分。
赤ちゃんは、水分が一番多い時代です。
70%近くもある。
それが大人になると60%になり、老後は50%に近づきます。

老いは「乾き」と「固まり」。
若さは「潤い」と「やわらかさ」です。

だから赤ちゃんは、健康とエネルギーのお手本で、
肌がきれいだし、すごく愛されます。
何もしなくても、色んなものをもらえるぐらいですから。

理想を知っておけば、迷いと間違いがずいぶん減ります。

別に、理想通りにならなくてもOK。
コンパスがあるようなもので、
目的地に着くのがグンと楽に早くなります。


■ 回復力の「もと」は赤ちゃんみたいなもの


30歳になろうが、90歳になろうが、
ぼくらの中にはまだ「赤ちゃん的なもの」が残っています。
自律神経と潜在意識です。

回復力のもと。
ここが重要です。

どちらも「安心・安全が大好きな天才肌」です。

赤ちゃんに近いし、
「動物に近い」とも言えます。

回復に必要なことは、
すべて「赤ちゃんや動物もやること」です。

食べる、休む、寝る、体に任せる。

それを受けて、体は、
薬(血)を巡らせ、悪者を倒し、修理し、
ゴミを出し、痛み止めをし、落ち着かせる。

それは、ぼくらが
「赤ちゃんの頃から持っていた力」ですよね。

それが弱っていくから、
年をとると痛みもコリも疲れも悪化する。

ぼくらが病気に負けず、健康でいるために
何より大切なものは、
「赤ちゃん的な力」なんです。


■ 健康法の価値を1発で見抜く方法


赤ちゃんが嫌がりそうならNG。
赤ちゃんが喜びそうなものはGOOD。

ほとんど、こう言い切れてしまう。

なぜなら、
赤ちゃんが嫌がるようなことをすれば、
自律神経や潜在意識が嫌がるから、
回復力が落ちるのです。

逆ももちろん、同じ。

赤ちゃんが喜ぶようなことであれば、
回復力が上がる。

具体的に考えましょうか。


●ゴリゴリのマッサージは……
 →赤ちゃん、泣くでしょう。

●ダンベル持たせて筋トレばかりやらせると……
 →泣くよね

●ぐいぐいに引っ張ってストレッチすると……
 →そう、泣きます

●食事や睡眠をガマンさせると……
 →すごい泣くよね

●骨をボキボキ鳴らすようなことは……
 →ギャン泣くよね。もう非人道的だよね(笑)

……ということ。

あったりまえですよね。
そう、ホント、そうなんです。


ぼくの楽ゆるの健康法は「新しい」って言われます。
「なんで楽なのにこんなに効くの?」
「なんで努力しないのに結果が出るの?」って。

こういうことなんです。

赤ちゃんにいいように作ってる。
そしたら、
スーパーウルトラグレートデリシャスワンダフル天才な
回復力が、目を覚ます。

それだけなんです。
タネを明かしてしまえば。

ぼくたちの中、奥のほうにいる
超繊細な天才児を、大事にするか、しないか。
そのポテンシャルを、引き出せるか、出せないか。

それだけで、
優秀な健康法かそうじゃない健康法かが、
ほとんどわかってしまうんです。

シンプルでしょう?

きっとこのコンパスは、ずっと使えるはず。

■ 健康効果が「響きわたる」ためのコツ


最後に。
健康法を、より「効かせる」コツも同じです。

赤ちゃんが喜ぶようにやればいい。
ポイントは「緊張感」がないことです。
「力みをなくす」と言ってもいい。

言葉を伝えるときと同じですね。

大人側が感情的になったりして力んでいると、
「許さないぞ……」という怒り伝わり、恐れを呼びます。
言葉の意味が届くよりも、先に。

そうなるとその後の言葉は「入ってこない」。
どんなにいいことを言っていても、学ぶのは難しい。

逆に、欲しいのは、
「私はあなたの味方です」という前提です。
これが先に伝わったらいい。

だから、緊張感、力みはNGなんです。
緊張は「敵」がいるときのサインですからね。
「壁」を生んでしまうわけです。

わかりやすい見分け方を紹介しておきます。

急で、強くて、激しくて、押しつけてくるものは、
緊張で、敵です。

じんわりと、弱めで、やさしくて、寄りそってくるものは、
安心で、味方です。

だから、そうしたらいいんです。

じんわり、弱めに、やさしく、
寄りそうようにやればいい。

指圧もマッサージも鍼もストレッチも筋トレも。

逆にいえば、
「なんだかこの健康法、効かないなぁ」と思ったら、
これをまず疑ったほうがいい。

急に、強く、激しく、押しつけるように
やっちゃってないかな?ってね。
そんなやり方だったら「入っていかない」から、
健康法自体が世界一のものでも、効きません。


ぜひ、思い出して下さい。
じんわり、弱めに、やさしく、寄りそうように。


■ 「やさしさ」だけでいいの?と思ったら……


あ、もちろん、
たまにはいいですよ、緊張感も。
世間に出たら、敵もいますからね(笑)

でも、ベースに必要なのは安心です。
あきらかに。
安心が6割は超えていないといけない。

ここで大事な問いは、
 
「あなたの日々の生活は安心に満ちていますか?
 それとも、緊張に満ちていますか?」

です。

……そう。
安心に満ちている人って、なかなかいないんです。
緊張と力み、「がんばり」に満ちている。


だからせめて、健康法をやるときぐらい、
安心で満たさないと。
自分を。
自分の中の赤ちゃんを。

じゃないと、
「入っていかない」んです。
言葉も、健康法の刺激も。

だって「敵だらけ」だと感じてるんだから。
そりゃあ、開けないよね。
心も、体も。
ツボもそう。

開いていないと、入らない。
当たり前なんです。


だから、筋トレやランニングなど、
緊張感のある健康法をやってもいいけど、
そのあとには必ず、ゆるめて終わりたい。

緊張でなく、安心で終わること。
敵でなく、味方で終わること。


仕事でもプライベートでもそうですけど、
「別れ際」って大事でしょう?

別れ際のセリフが
「許さないからね!」だったのか、
「また連絡するね」だったのかで、えらい違いです。

特に、子ども相手だったら、
なおさらそうでしょう?

終わりは特に、やさしく。
終わりだけでも。


ということで、健康法は、楽ゆるにやりましょう。

何があっても、
あなたは、あなたの味方でいてください。

健康でいるためにも、
誰かの味方でいる心が壊れないためにも。
(これも、健康の秘訣です。詳しくはまた別の機会に)


というわけで今回は、
「自分なんて赤ちゃんの延長だって早く氣付きなさい」
というテーマでお送りしました。

ではでは、くれぐれも、お大事に!
魅力的な大人は、赤ちゃん性が表に出てるんですよね。自然に。