楽ゆる式◎セルフケア整体

心と体が楽になるコツ。辛い症状・病気を自分で治したい人へのヒント。 ----- by 楽ゆる整体&スクール代表 永井峻

自信を殺す話し方、生かす話し方 ~安定した自信が身につく方法2~

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どうしたら、自然で強い自信が、得られるか。
具体的な方法、2つ目です。

自分が納得した事実だけを根拠にすること。
話すとき、決めるとき、動くときに。

「信用を、確実なものから借りる」
と言ってもいい。

これが今回のポイントです。

 


 
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※このコラムは、↓ の続きです。

▼「自信が持てない」悩みの、1つの突破口。
http://www.rakuyuru.jp/entry/2018/03/03/220053

▼「必ず守れる約束」を、自分としなさい
  ~安定した自信が身につく方法1~
http://www.rakuyuru.jp/entry/2018/03/05/104319

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■自信を殺す根拠、活かす根拠


たとえば……

「今回は大丈夫だと、思います」
「ぼくが感じたところによると……」
「そうは見えませんでした」
「自分的にはこうなるはずなので……」
「私の考えでいくと……」

予想、感情、印象、予定、思考。

これらは、根拠として、すごく弱い。
不確かで、変わりやすく、クセがでやすい。

それは、
理解されにくい、納得されにくうい、
再現しにくい、結果が出にくい。
ということ。

それでは、
「始める前」から、心のエネルギーは出ませんし、
「終わった後」も、結果や評価がついて来ない。
「今後」に使える経験値、自信も、身につきません。

「足場」=「根拠」を間違ったからです。

そりゃあ、
しっかり立てないのも、
うまく走れないのも、
きちんと止まれない(着地できない)のも、
当たり前ですよね。

自信は、減るいっぽうです。

それじゃあ、もったいない。

予想、感情、印象、予定、思考じゃなくて、
「納得した事実」を根拠にすればいい。

そうすれば、
しっかり立てて、
きちんと走れて、
ピタッ!と着地できるんです。

足場がしっかりしているから。

■足場の強弱は、「話し方」ですぐわかってしまう


一番わかりやすいのは、話すとき。
あなたは、どんな根拠を、よく使いますか?

予想、感情、印象、予定、思考
という「あまり有効じゃない根拠」の中でも、
一番多く使われるのは、
「感情」と「思考」です。

どちらも「個人的なもの」でしかない。
だから、弱いんです。
相手にとっても、自分にとっても。

しかもね、ここが重要なんだけど、
受け入れられないとき、
評価されないとき、
まして否定されるとき、
「ひどく傷つく」んです。
なぜって、根拠が「個人的なもの」だから。
自分と一体だからね。

結果も出にくく、評価されにくく、ダメージも大きいって、
それ、めちゃくちゃ損ですよね(笑)

ぼくも営業マンとして売れなかった時期は、
この世界にいました。
そりゃあ仕事がうまく回るわけがない。
自信なんて、身につくわけがない。


そうじゃなくて、
事実という「客観的なもの」を足場にする。
その根拠自体に、自分とは独立した、強さがある。
こっちが「頼ってもOK」な、柱みたいなものです。

それはそもそも、
受け入れられやすく、
評価されやすく、
もし否定されても、
「傷つく理由さえない」んです。
だって「自分とは関係ない」から。

というか、
「事実を否定するって、不自然ですよ?」
という余裕に満ちていられるんです。

ここは、ものすごく大きな違いです。


どっちで生きた方が、生きやすい?
って確認したくなるレベルの影響力がある。


だから、
話すとき、決めるとき、動くときに、
事実をメインの根拠にしましょう。

あなたの話は、
何%が、事実でできていますか?

■ たとえば、どういう感じ?



たとえば、

「ぼくは体が軽くなった感じがするし、
 やっててもいい感じだったし、
 疲れてても全然楽にやれるぐらいだから、
 このダイエットの本、絶対にオススメだよ!!」

って言う人がいる。

いっぽうで、

「わたし自身は2週間で3キロやせたし、
 ちゃんとやった人の平均で、マイナス2.5キロだって。
 私にこれを教えてくれた人は60代の女の人だけど、
 苦もなく楽しそうにやれてたから、負担も軽いし。
 この前やせたいって言ってたし、これ、読んでみる?」

って言う人がいる。


どっちが、いい?

どっちの人のほうが、信用できる?
どっちの人のほうが、大事なことを頼めそう?
どっちの人のほうが、成長が早そう?
どっちの人のほうが、メンタルが安定してそう?
どっちの人のほうが、やさしい?


……はい。
多くの人は、どれも後者と答えます。

これが、
予想、感情、印象、予定、思考で話す人(前者)と、
事実で話す人(後者)の違いです。

■具体的に、何から始めたらいいか


「事実の根拠を足そう」
と、してみる。

特に、話すときと、考えるとき。
(書くことがある人なら、書くとき)

たとえば、
「昨日買ったアイスが超おいしくてさ……」
って話をしつつ、
「事実の根拠を足そう」って思ってみる。

で、別に大したことじゃなくてもいいから、

「実際、他のアイスより減ってて、
 売れてるみたいだった」とか、

「普通のミルクじゃなくて、練乳つかってるみたい」とか、

「もう私、今年に入ってから10本以上
 食べちゃってる」とか、

事実をトッピングしてみるんです。
あと乗せでも、いいから。
そういうトライをしてみるだけでいい。

それをコツコツ、気づいたときだけでもやっていると、
自然に「事実を足場にするクセ」がついてきます。

ちなみに面白い人の話って、
「事実が成分として多い」から、
話の面白さが上がるという嬉しいおみやげも。
(参考:「面白い話の1番大切な条件」)
 http://www.rakuyuru.jp/entry/2018/02/11/131438



そうなると少しずつ……

受け入れられやすく、
評価されやすく、
面白い!と言われやすく、
もし否定されても、
「傷つく理由さえない」。

という世界に入っていきます。

そりゃあ自信もわいてくるよね、
というお話。



だからぜひ、試してみて下さいね。
「事実のチョイ足し」。


――このシリーズは、

あと1回だけ、続きます。