楽ゆる式◎セルフケア整体

心と体が楽になるコツ。辛い症状・病気を自分で治したい人へのヒント。 ----- by 楽ゆる整体&スクール代表 永井峻

長所を伸ばすか、短所を直すか……本当のベストは?

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「いいところを伸ばしましょう!」
「長所で短所は補えます!」
「世界に1つだけの花なんですから!」

みたいなことを、よく聞くようになりました。
「ホメるのが大事理論」とセットのようにも感じます。

でも、健康のことを考えても、
「そうやって育てられてきた子たち」を見ていても、
これが正しいとは、ぼく、思わないんです。
 
本当のベストって、どれでしょうか?
 

 
長所伸展。
短所是正。

ぼくは、どっちも並行することが必要で、
かつ、「致命的な短所」については、
ほかの何を置いても、最優先だと思うんです。

なぜかってね……
 
「世界に1つだけの花」があるとして、
そりゃあ、肥料をあげたりお花の手入れをするのは
大事です。(こっちが長所伸展ね)

でも、ものすごい勢いで葉っぱを食べちゃう虫が
ウニウニついてたら、まず虫、どけないと、
お花全体が枯れちゃいますよね?(こっちが短所是正)

お花が枯れたら、
「美しい部分を伸ばしましょう、ラララ♪」
なんて、言ってられないんどす。

だからこういう「短所が重い」場合は、
あきらかに「短所是正」が先なんです。


「魔法のようにやせるダイエットジム」の帰りに、
「背脂こってりラーメンとケーキ」を食べてたら、
「まずラーメンとケーキやめんかい!」でしょう?

「5000円のセミナーでものすごい儲け話を知った!」帰りに、
「パチンコで1万円すったし、そもそも借金がある」んだったら、
「まずパチンコと借金へらさんかい!」でしょう?

「ものすごく高い技術の整体テクニックを学びたい!」けれど、
「施術服もサロンも汚れていて口臭がかなりきつい」場合、
「まずはお前さん、キレイな体になっとくれ!」でしょう?


長所伸展は、大事です。
それを否定するつもりは毛頭、ありません。

でも、
「短所是正のほうが、圧倒的に、先!」
というケースが、かなり多いぜ!
って話なんです。

きっと成長段階にもよることなので、
「基礎ができた後」は、
長所を伸ばすことに力点を置いたらいいんだと思います。


・・・そう、そして、
健康でももちろん、この法則は共通。

「超いいサプリを見つけた!」のはいいけれど、
「睡眠時間が4時間ぐらい」とか、
「毎日ワインをかなり飲む」というマイナスを放置したままでは、
ものすごいプラスも活きてこないんです。


体ってチームとしてつながっているから、
悪くいうなら「低いほうに合わせる」んです。

だから、
小指のケガだけなのに調子が出なくて試合を休む
サッカー選手がいたりするんです。
全身のパフォーマンスが「平均的に落ちる」からね。
(そういうときは、別のケガのリスクも大きい)

ぼくは、
筋トレで健康になった人をあまり見たことがありません。
その理由は、もう、おわかりですね。

「根深い不調」(致命的な短所)を放置して、
「負荷をかけて鍛えようとする」(長所伸展)のって、
ちょっと「まだそんな状態じゃないよ!」って話なんです。


まとめると、
大切にしたいキーワードは、
「ボトムアップ」

「弱点の不安と重し」をぬぐいとってこそ、
そこをかばって歪むことなく、
本来の長所がのびのびと発揮される。


あんまり、直視したいもんじゃないんですけどね、
自分の弱点って……痛いところですから。


でも、
立派な家を建てたかったら、地面の穴を先に埋めよう、
みたいな話でね。

そう考えたら、
治療で「ツボ」を押すって作業が、
まるで
「穴を埋める行為」そのものみたいで、面白いです。
ツボの正式名は「経穴」……穴ですからね。

「北斗の拳」がわかる人にはイメージしやすいですけど、
ツボって急所(弱点)でもあるわけで。

そこが始まりであり、終わりでもあるんでしょうなぁ。


あべし!


ということで、
自分の弱点を直視して、
「ボトムアップ」から、始めましょう。


「え、あたいの弱点って、何?」
と思った方は、こちら↓ がお役に立つでしょう。


●1番はじめに知ってほしい3+1の健康の基礎要素【楽ゆる式】