楽ゆる式◎セルフケア整体

心と体が楽にゆるむコツまとめ。辛い症状や病気を自分で治したい人のヒント。

「本当に手術すべきか」を判断する方法とポイント~ヘルニア、座骨神経痛、変形性関節症、脊柱間狭窄症など~

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「手術のおかげで、痛みがすっかり無くなりました!」
「手術したけど、すぐにまた悪化したんです……」

ぼくは仕事柄、どっちの話も、よく聞きます。
どっちのほうが多いか?
正直、割合でいうと、後者です。
よくなったが3、そうでもないが7ぐらいかな。

じゃあ、「その差を分けた違い」って、何だったのか?

よく「手術すべきでしょうか?」ってご質問を頂きます。
大事なので、これ、知っておいて下さい。

 

 

■なぜ、手術で痛みが消えないことがあるのか?


これがまず、一番大きな疑問じゃないでしょうか。

ぼく自身、小学生の頃に
「永井くんの腰痛はヘルニアだから、おそらく手術しないと治らない」
ということをお医者さんに言われました。

でも、同じくヘルニアで悩んでいた父から、
「手術をしたのに、痛いままの人もかなりおるぞ」
と聞かされて、本当に驚きました。
ギャンブルかよ!って。

でもね、そうなんです。残念ながら。

なぜって、手術のターゲットが実は「痛み」ではなく、
「骨か関節」だからです。
「痛みを治す手術」ではなく、
「骨や関節を治す手術」なんです。

だから、腰痛でも膝痛でもなんでも同じですが、
「骨や関節」じゃないところに原因がある場合は、
手術をしても、痛みが消えません。

当たり前ですよね。
「海に行っても山菜はとれない」ってぐらい自然な話。

だから「原因の想定」がズレたらいかん!のです。

■手術が有効なケース、そうでないケース



つまり、痛みの原因が、
「骨や関節」な場合は、手術が有効なケースになりえます。

ただし、ここで2つ、疑問が出て来ます。

【Q】骨や関節じゃない原因って? その確率って?
【Q】骨や関節が問題だったら、ホントに手術しかないの?

はい。
まず、骨や関節じゃない原因って何かというと、
「血詰まり」と「筋肉のこわばり」です。
で、確率的には、よほど重大で長く続いた症状を除けば、
こっち(血流と筋肉)が8割近い。
ぼくの臨床での実感です。

なんなら、この2つが原因で
骨や関節の問題が起きるぐらい。

たとえば筋肉がこわばるときって、
「縮んだままで硬い」か「伸びたままで硬い」の
2パターンがありますが、どっちにしても、
「骨が変な場所に固定される」わけです。
骨って全部、自分では動けなくて、筋肉で動くからね。

そしたら骨の位置、ズレるでしょう?
で、関節って、骨と骨の「つなぎ目」です。
だから、骨の位置がズレたら、関節だってズレて、
動きが悪くなるの、当然なんです。
変な方向に引っ張られてるわけだから。

なおかつ、血流が悪い、と来たら、
「油を差してないロボット」みたいなイメージで、
動きが、「ギ・・・ギギ・・・ギッ」ってなる。

だから、体の仕組み的には、
骨・関節よりも、筋肉や血流のほうが「支配的」、
つまり、上司なんです。

そうなると、2つ目の疑問、
【Q】骨や関節が問題だったら、ホントに手術しかないの?
にも、答えが出ますよね。

骨や関節の問題だとしても、
血流や筋肉のケアでよくなることのほうがずっと多いです。

だから、まず、そっちから手をつけようよ。

……って話ですね。


じゃあ、手術が有効なケースって何?

という答えについては、
「器質的問題」と呼ばれるものです。
「ちょっと状態が悪い」というレベルじゃなくて、
「物理的に壊れてる」という場合です。

関節が「変形」しているとか、
骨が「折れて」いるとかね。
自然回復が難しいほど傷んでしまったものについては、
外力で修理するしかしょうがないケースがあります。

そしたら、きっと、思いますよね。

「あたいの場合は、どっちなの?」ってね。
そこで、次です。

■あなたにとって、手術が有効かどうかを見分ける方法


あなたの症状が、
「手術しかない」のか「まだそうじゃない」のか。
それをどう見分けたらいいのか。

「筋肉と血流のケア」をしっかりやってみる。

それが一番いいと思います。
それで改善が見られるなら、そっちでいきましょう。
手術しないに越したこと、ないんだから。
後戻りできない道ですからね。

もし「手術しかない」ほどの故障がある場合、
調子に大きな波があったり、
整体やストレッチでけっこう楽になったりするのって、
本来、ちょっとおかしいんですよ。

だって深刻に「故障」してるんだったら、
そんなに状態の波、ないはずでしょう?
壊れてるんだもん。

壊れたラジオだったら、調子もヘチマもないでしょう?(笑)
不調なだけのラジオなら、調子はありますよね。
叩いたら音がよくなったりね。

わかりやすくいうなら、
「痛みや症状に波があるうちは、
 手術以外の手段が有効な余地が残ってるぜ」
って思っていいと思います。

実際、「手術しかない」って言われていても、
改善しちゃうケース、いくらでもあるぐらいですからね。
うちだけでも、ね。


だから、手術以外のことをまず試そうよ、
って話なんですが、ひとつ、注意点があります。

■セカンドオピニオンの必要性は、代替医療にこそ、ある。


玉石混淆。

整体、鍼、お灸、漢方、マッサージ、ヨガ……
どれもそうです。
本当に、ピン・キリ。

いい先生は、むちゃくちゃいい。
でも、
ダメな先生は、あきれるほど、ダメ(笑)

不遜な言い方になっちゃってごめんなさい。
でもどうしようもなく事実だし、
ぼく自身も体験してきたことだから、しょうがないよね。

大事なことは、一か所で判断してはいけないということ。

「なんか効かなかったな、私には整体、合わないかも」とか、
「鍼ってこんなに痛いんだ(涙)……私にはムリ!」とか、
「漢方って全然効かないなぁ、やっぱり普通の薬がいい」とか、
1回で決めちゃいかんのです。

「たまたまハズレだっただけ」かもしれないからね。

「いい整体」
「いい鍼」
「いい漢方」
を3つずつは試さないと、判断できないと思ったほうがいいい。

そのために、できれば
「いい結果がちゃんと出た人」の紹介・クチコミ・評判などを
もとに、ほんとうに良さそうなところに、行きましょう。

ぼくは昔、「鍼」がむちゃくちゃ嫌いでした。
初めての鍼が、すごい痛かったからです。
で「鍼はぼく、ムリ」って思っちゃった。

でもそれは、勘違いでした。
その5年後ぐらいに、腰痛をかなり軽くしてくれる鍼に
出会うんです。
行く前は、ひどく尻込みしましたけどね(笑)
当時のサッカー・マブダチが「一回は絶対試したほうがいい」って
背中を押しきってくれたんです。

代替医療でも、セカンドオピニオン、
できれば、サードオピニオンぐらいまで、
ぜひとってください。
まともな先生にね。


……それでも、ダメだったら。
次に考えないといけないのは、これですね。

■「手術の上手い・下手」は、残酷なほど、ある。


「人工関節なのに、すごい動きがいいですね!」

つい先日、驚いたんです。

なぜかって、
手術を経た人の関節は、固まって動きが悪いことが
どうしても多いからです。
痛みが消えるかどうかとは、また別でね。

彼女は、評判のすごくいい先生を探し尽くして、
やってもらったんだそうです。

そう、手術には、上手い・下手があります。

ぼくのスクールの生徒さんの中には、
リハビリの専門家(理学療法士)が何人もいらっしゃいます。
彼らは整形外科医のもとで、
術後のリハビリを担当します。
だからね、知ってるんですよ。

「あの先生の手術は、術後の経過が全然違う……」
という実例を。無数に。

実際に、全く同じ症状の、
同じ手法の手術でも、
結果や経過がまったく違うんだそうです。
怖い話ですよね。

でも、よく考えたら、自然なことで……
手だけを使う整体でさえ人によって雲泥の差なんだから、
メスで深みまで切り込む手術で現れるスキルの差は、
比べようもないほど大きいはず。

「手術しかない」となってからは余計に、
どのお医者さんにお願いするかは、
何重もの吟味が必要だということです。

■何よりまず、自分でできることを試す価値と希望


結論は、シンプルですね。
「まずはリスクと費用の低い範囲で、やれるだけのことを試す」

その目的でも、セルフケア整体は有能です。
「楽ゆる + 症状名や部位名」
みたいに、YouTubeで検索してみて下さい。

それで「少しでも」「一時的にでも」改善を感じられたら、
できることが、まだまだあると思っていい。

もっといいもの、
もっと合うものが、いくらでも眠っているはずです。
何より、あなたに回復する力と準備が
しっかりある証拠です。

腕の良い専門家の力を借りれば、
その希望はさらに大きく育てていけるでしょう。

手術は、本当に最後の手段です。
まだ見ぬ素晴らしい治療法があるかもしれない。
知ってるつもりの治療法にも、
秘められた可能性が残っているかもしれない。

今回紹介した判断基準を、心のどこかにしまっておいてください。

これからを大きく左右する決断の際に、
あなたにとってより良いほうを選ぶ助けになりますように。

ではでは、くれぐれも、お大事に。
終盤までは、選択肢が多く残るような、選択を。