楽ゆる式◎セルフケア整体

心と体が楽になるコツ。辛い症状・病気を自分で治したい人へのヒント。 ----- by 楽ゆる整体&スクール代表 永井峻

「攻撃的な人」のストレスから自分を守る対処法3ステップ

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「子犬が遠くで吠えてたら、ストレスになる?
  ・・・ならないでしょ? でも、そういうことなんだよ」
          (クレバー過ぎてたまに怖いカウンセラー)

 
攻撃的な人には、「共通した特徴」と「本音」があります。
これにふまえた対処法を知っておけば、
あなたのストレスが予防&解消されるお役に立つでしょう。

古くなる内容ではありません。
ぜひ、頭に入れておいて下さい。

 

 

■ 攻撃的に怒る人は、「助けて!」と叫んでいる


これは、心理学の格言です。

怒る人、けっこういますよね。
大声をあげるってだけでなく、ネチネチ言う人も。
(笑いになってればいいんですけど、そうじゃないやつ)

嫌なものです。
「ストレスの大部分を占める」と言われる人間関係の中でも、
かなり重大なストレス源でしょう。

ただ――

ああやって外に出てくる怒りにはすべて、
「(・・・というわけで、助けて下さい)」
という本音が、隠れているんです。本当は。

なぜ、そんなことが断言できるか。

考えてみたら、割と自然な話なんです。

■ 攻撃的に怒る人は、どんな状況にあるか?


▼ 怒りを表明することに抵抗がないなら、甘えがある
▼ 抵抗はあっても出てしまうなら、感情に負けている
▼ 解決策や見通しがあるなら、怒る必要がない
  (つまりそれがない状態にいる)
▼ 「いやいや、あいつがひど過ぎるから!」と言うとしたら、
 期待が高すぎたか、伝え方か・・・つまりは実力不足
▼ そういう多くの「思い通りじゃない」ことへのイライラが
  外に「漏れ出てしまっている」のが怒り

要するに、「トータルで幼い」ということ。
反抗期の中学生みたいなもんです。

だから、ガミガミ言ってるとしても・・・

「何とかしてよ!」とか、
「もっと大事にしてよ!」とか(ナメんなよ!も同じこと)、
「悪いことになりそうで怖いよ!不安だよ!」

って、訴えてるんです。
一生懸命に。目を血走らせて。

そう考えたら、あなたの周りの「よく怒る人」にも、
当てはまってきませんか?

実は、むちゃくちゃ下手でかつ、ゆがんだ表現で、
「助けて!助けて!」と叫んでいるんです。

■ 「攻撃的な人」は、病みが深い


だから、「いつも攻撃的だな・・・」という人がいたら、
実は、「すごく弱っている人」です。

体が弱っていることもあるし、
神経やメンタルが弱っていることもあります。

どっちにしても、自信や自尊心が低下している。

だから、「弱い子犬の怖がり状態」なんです。
それですぐ「キャンキャン」となる(泣く)。

そういう(状態の)人は、
知識でもなく、スキルでもなく、健康の問題です。

だから、指導を受けても勉強をしても効果は出にくく、
もはや「ケアが必要」なゾーンにいるわけです。

それで、「もう少し言葉に氣を付けようよ」などと
言われたって、ほとんどの場合、ムダなわけですね(涙)

下手をすると逆ギレされてしまうこともあります。

それは――

「助けて欲しいって困ってんのに、
 こっちを治そうとするなんて!!
 こっちは被害者なのに!!!」

という心理だったりするわけです。


■ 「言葉だけ攻撃的な人」もいる



ただ、誤解しちゃいけないケースとして、
悪気も何もない、「言葉が悪いだけ」な人もいます。

こういうタイプの人は、
カラっとしているので、ツッコんだときの反応が、
「健康的」です。スパンとか、ガハハって感じで。

怒っているように見えたり、
ネガティブなことを言っているように見えても、
「なんだか元気」で、ジメジメしたところがありません。

サービス精神のつもりでブラック・ジョークを
言っているだけのことが多く、病んでいるわけでもなく、
いわゆる「毒舌」な人です。江戸っ子風というか。

なので、このタイプは、自分も強く言われて平気だったりします。
「もっとハラを割ろうよ」というのが合言葉。
女性でも、です(笑)

そして割と高い確率で、
本当に困ったときに味方になってくれたり、
「中身は優しい」ことも多い。
(言葉は優しくないけど、行動が優しい)

この点は、区別を間違えないように、
氣を付けましょう。


■ 攻撃的な人への対処法3ステップ



というわけで、
「健全度が落ちている攻撃的な人」に、
どう対処したら良いか?

まとめていきます。


1)相手の「存在感」を自分の中で落とす


まずは、これです。

前半で紹介した通り、「自分の感情をマネジメントできない」
幼い人なわけです。「もう中学生」じゃなくて、
「まだ中学生」なわけです(笑)

だから、ハラは立つと思いますが、
自分の中で、その人の重要度を下げてしまいましょう。

「子どもが言ってることだからさ・・・」
ということです。

たとえば、
「どうしてそんなに仕事ができないんだ!」
というのは、意訳すると・・・

「オイラのほうが上手にできるもん、バブー!」
と言ってるわけです。

「少しはしっかりしろ!」
というのは、意訳すると・・・

「オイラはしっかりなんてできないんだから、
 ママのほうがしっかりしてよ、バブー!!」
と言ってるわけです。

要は、くり返しますが、
「子どもが言ってることだからさ・・・」
です。

特に、「人格攻撃」をしてくるような場合は、
中学生どころか、小学生ぐらいのレベルなので、
「真に受けるのもバカバカしい」ぐらいです。

バカにした態度はくれぐれもNGですが、
他人のことをとやかく言う権利も能力も、
全然もっていない相手なわけです。
(本当はそんな権利、誰にもないんですけどね)

「正当に軽く見て」、適度に受け流しましょう。


2)できるだけ距離を取る


これができるなら、ベストです。
大人になってから幼児性が修正されるケースは
残念ながら、レアです。

原因が根深いからです。

自律神経が整うことで劇的に
「別人ちゃうの?」というぐらい性格が
変わる(変わったと見える)人もいます。

ただ、多くの場合、
親などの親しい人との深い問題があったりして、
(本人も苦しいんですけどね)改善は難しい。
よほどの人に出会わないと。

だから、
「関わる機会」を減らすことが最優先です。

それでも会わないわけにはいかない相手もいるでしょうし、
「すでに言われてきた言葉」が残ってたりもするはずなので、
↑の1で紹介した、「存在感を落としておく」のは
割と大切なステップです。


3)言葉を調整する(リフレーミング)


サンプルを↑で書きましたが、
「ひどいことを言われたその場」または「直後」に、
自分の中で言葉を調整する方法です。

「バブー」を語尾につけるのは、ほとんどギャグになりますが、
それぐらいでちょうどいいことも多いんです。

「責めすぎる」とか「怒る」(叱るでなく)なんて
こと自体が、「そもそも不必要な上乗せ」なので、
それをハズすには、ちょっとやり過ぎぐらいでちょうどいい。

あと、その相手の
「中学生の頃の顔を想像する」というのも割と有効です。
これもウケてしまうことがあるので、
本人の目の前でやるのは、少しだけ危険です(笑)

怒る人は幼いので、顔もどこか
「中学生のごんたくれ要素」が残っていて、
中学時代を想像しやすいんです。
(やってみると、すぐわかります)

その中学生が、
「バブーバブー」言っている文句は省いて、
「要するに、~~~ということだな」と自分の中で、
言葉を調整します。(いらん部分を捨てる)

この作業をしておくと、
「トゲを早めに抜いておく」ような効果があり、
深いダメージを避ける効果があります。


■ 自分も他人も責めないでいることを選ぶ



というわけで、1、2、3のステップ。
紹介してきましたが、どんな印象でしょうか。

根本解決ではありませんが(相手は相手のままなので)
ポイントは、「責め続けて疲れちゃうパターン」を
とにかく減らすことです。

これが一番、心に悪いから。

ひどいことを言われた場合、早めに調整しておかないと、
「自分を責めちゃうモード」になっちゃうんです。
このスイッチは、入らないほうがいい。

あと実は、逆に、
「相手を責め続けちゃうモード」になっても、
すごく体に悪いんです。

他人を責めるのも、自分を責めるのも、
脳にとって、神経にとって、心にとって、
同じぐらい重たいストレスなんです。

だから、「相手は幼いんだから」と思うことで、
重く受け止めない ⇒ 自分を責めない ことにもなるし、
重く受け止めない ⇒ 相手を責めない ことにもつながる。


そしてこれは、色んな応用が可能です。

みんなほんとは、
「まだ青臭さの残る、中学生みたいなもん」です。
そういうところが、ちゃんと残ってます。

自分もそうです。
だから、ミスして当たり前なんです。
上手にできないことがあって、当たり前です。

よくもわるくも、「お互い様」です。

ちなみに、大事にしたい相手にだって、
「めちゃくちゃすごい人」と思って憧れメインで接するよりも、
「この人のどこに幼さは残ってるのかな」と思って接するほうが、
実はうまくいくことがたくさんあります。


余計なストレスを減らすために。
大切なものを、間違わずに大切にするために。

ぜひ、覚えておきましょう。

僕らのほとんどは、
「ただの中学生の延長」です(笑)

いい意味で、
そもそもが重くない存在なんです。

そう思えたら、ずいぶん楽なんですよねぇ。


ではでは、くれぐれも、お大事に!
自分の「中学生モード」にも、すぐ氣付けるといいですよね。


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