「食べものは足りなくても相当保つけど、
水がないと人ってけっこうすぐ死ぬよ?」
(サハラ砂漠の体験者)
■ 水が苦手って、どういうことか?
水が飲めない。
特に女性に多いのですが、それは放っておかないほうがいい。
対策はちゃんとありますからね。
まず、水が苦手な人には、パターンがあります。
代表的なのは、
□ 1)味がない、おいしくない
□ 2)トイレが近くなる
□ 3)すぐにお腹がいっぱいになる
□ 4)飲む習慣自体がない
□ 5)むくむのが嫌で飲みたくない
だいたいこんな感じです。
当てはまるもの、ありますか?
それぞれ、ちゃんと「どうしたらいいか」がありますので、
詳しくみていきましょう。
■ 苦手な理由ごとの具体策とは?
え~~~、我慢してでも水は飲まないといけないってこと?
そんなふうに感じる人も多いでしょう。
でもね、心苦しいけど、そうなんです。大前提としては、
「苦手な理由があろうと、飲まないといけない」です。
とはいえ、我慢じゃない方法は一緒に見つけましょう。
やっぱり工夫をしてでも、飲んだほうがいい。
なぜなら、間違いなく不足するから。
男性で1.5リットル、女性で1リットルは毎日水分を
とるように推奨されていますね。
この理由って、ご存じでしたか?
むちゃくちゃシンプルで、
「それぐらい出してるから」です。
汗とかおしっことかで。
だから、飲まないと「足りない」んです。
「飲んだ方がいい」とかってレベルでなく、
「飲まないと害になる」という重要度なのです。
だから、工夫しましょう。
苦手な理由ごとに、説明しますね。
□ 1)味がない、おいしくない
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これが一番簡単で……麦茶にしましょう。
ルイボスティーもハーブティーもいいです。
味が苦手じゃないやつを飲んで下さい。
ただし、カフェインが入っていると利尿作用で
水分的にはマイナスになってしまうので、
カフェイン入りはNGです。
(代表は 緑茶、コーヒー、紅茶、ウーロン茶など)
あと、今のような暑い時期は、
「白湯や常温じゃないとダメ」とは限りません。
少し飲みやすいぐらいがいいので、
冷蔵庫の水:常温の水を1:1ぐらいで割って、
飲みやすい冷たさで飲んでも全然構いません。
(お茶でも同じ話です)
□ 2)トイレが近くなる
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これに関しては、ちょっと手間だとは思いますが、
「そのほうがいい」ということを知っておきましょう。
出すべきだから、出てるんです。
水を、というよりは、他に出すべきものが
溜まっているか、「水分をまわさないといかん状態」に
なっているはずです。
体は、理由がないことはしません。
プラスに向かう理由が、必ずあります。
本当に困るとき(何かの本番中)は
無理しないでいいですが、そうじゃないときは
トイレが近くなるべきときなはず。
「なんか掃除してんだな」と思って、
こまめにトイレに行ってあげて下さい。
□ 3)すぐにお腹がいっぱいになる
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このパターンのほとんどの原因は、
「一気に飲み過ぎている」ことです。
水が好きじゃない人ほど、
「義務で飲む」ので(笑)、勢いをつけちゃうんです。
一気に飲むと、空気も一緒に飲むことになるので、
お腹は張りやすいし、変な満腹感がやってきます。
水は、チビチビ飲みましょう。
そのほうが無理なく吸収されやすく、
変な満腹感もありません。
そのうち慣れると、たくさん飲んでも平気になります。
(そういう方、たくさん見てきました)
□ 4)飲む習慣自体がない
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これが一番多いかな。
ペットボトルを買って近くに置いておくといい。
ストローをさしておくのもとても有効です。
これは↑の3の人にもいいですね。
視界に入ったらチビチビ飲む。
水分をこまめに習慣をつけると、体長の改善を
感じる人も多いです。
「オラ、腹が減って力が出ねえよ」より、
「おいどん、脱水症状で立てないでごわす……」のほうが
本当は深刻ですからね。
補充する価値や効果だって、
実は食べものより大きいんです、水分って。
□ 5)むくむのが嫌で飲みたくない
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これはよくある誤解で、
水分は不足でもむくみます。
なぜなら、体内の水分がドロドロするから。
巡りが遅くって、よどんでしまう。
そういう人は、むくみの質がちょっと固めなのが特長です。
飲んだことでむくむのは、
3リットルを超えるぐらいマジで飲み過ぎか、
もしくは「水分をうまくまわせていないか」です。
これはちょっと別問題なので、
「ちょっと飲んだだけでもすぐむくむ」人は、
別の対処法を伝えますね。
以上がひとまず、
「水が苦手な人の5大パターン」ごとの対処でした。
あとは、せっかく飲んだ水分から
上手にエネルギーをもらう方法をお伝えして、まとめましょう。
■ 水を「回せる体」でいるために
食べものを消化・吸収できないと、力が出ません。
水もこれ、同じことですね。
しかも、力が出ないどころか、
神経伝達がやばくなるから、「いきなり」倒れたりする。
だから深刻なんですよね。
むくみがひどい状態の人は、回せてないんです。
「あるべきじゃないところの水分」がむくみですから。
そしたら、どうしたらいいか?
腎臓・膀胱をケアすることです。
どっちも「水回り担当」のクラシアン的な人たちです。
生活の中でこれらを元気にするコツを
最後に紹介しますね。
● 冷やさない(特に首、足首)
● エアコンの直風をさける。防寒する。
● 水分は適量とる。塩分も適量とる
● 歩いたりして汗をかく
● ちゃんと寝る(6時間は欲しい)
● できるだけ湯船に入る
● 黒い、またはネバネバの食べものを食べる
・海藻類(わかめ、めかぶ、昆布)
・納豆
・オクラ
・山芋、とろろ
・黒豆
● 家庭の塩は天然の海塩を使う
こういったことです。
もちろん、全部やれなきゃいけないわけではありません。
1つ試すだけでも、
あなたの体の「水はけ」がよくなる。
いらん場所の水が減って(細くなり)、
必要な場所が潤うわけなので、お肌を始めとして、
美容にももちろん重要です。
今の時期、特に大事なことだから、
「なんだかだるい」人、「むくみがひどい」人はぜひ、
お試しくださいね。
ではでは、くれぐれも、お大事に!
最近、夏の冷えのほうがひどい人、けっこういますねー。