楽ゆる式◎セルフケア整体

心と体が楽になるコツ。辛い症状・病気を自分で治したい人へのヒント。 ----- by 楽ゆる整体&スクール代表 永井峻

やさしさには3種類ある。本当に信じられる人の見分け方とは?

f:id:cookyourself111:20161212161951j:plain

「やさしい人が、やさしいことを言うとは限らんよ」
           (達人じいさん)

 

■ 3つの深さの優しさとは?




1)あり方が優しい(Beのやさしさ。存在レベル。誠実)
2)やり方が優しい(Doのやさしさ。行動レベル。貢献)
3)言い方が優しい(Sayのやさしさ。言葉レベル。慰め)

やさしさにはこの3種類があって、それぞれ別ものだと思うんです。
そしてこの1→3は、深い順。
つまり、1が一番深い。3が一番浅いと考えています。

たとえば、
子どもが転んでしまったシーンを想像してみて下さい。

わかりやすく、浅いほうから言えば……

3)「大丈夫? 痛い? かわいそうにね、よしよし」
というのが、「言い方が優しい」ということ。

2)サッと近づいていって、ケガしてないか確かめたり、
ケガがあれば手当てする、肩を貸して歩くのを助ける。
というのが、「やり方が優しい」ということ。

1)本人がケガを確認したり、体の状態をチェックして、
ゆっくり立ち上がったりするのを見守っている。
助けたい気持ちはある。
でも、ひどさの度合いを「見極めて」、本人の力を信じて待つ。
もちろん助けが必要となれば、最大限の行動を行う覚悟をもって待つ。
というのが、「あり方が優しい」ということ。

そういう違いです。

一番やさしいのは?
本当のやさしさは?

ぼくは、1(あり方のやさしさ)だと思うんです。


■ たった今欲しいものと、本人を本当に助けるものと



「今、わかりやすく優しくされたい」
それも、とても自然な感情です。

ぼくもそう感じることはあります。
「優しい言葉」が必要なときは、誰にでもあります。

ただ、それだけでは解決しないことが本当に多い。

なぜなら、
優しい言葉を人からもらうことが多いと、
「自分で自分を支える力」が育ちにくいから。

優しい行動を人からしてもらうことが多いと、
「自分で自分の問題を解決する力」が育ちにくいから。

ある意味、
やさしい言葉は、言葉の力の成長を奪うことがあり、
やさしい行動が、行動の力の成長を奪うことがあるということ。

だから、「待ってあげられるかどうか」
本人の力を信じて、「できるだけ手を貸さない」。

失敗する、自分を支える、考える、何とかする、振り返る、何かを直す。
そういう生きるために必須となる力が「育つチャンス」を、
できる限り奪わない。
(緊急事態のとき以外は)

そんなに優しいことは、なかなかないと思うんです。
今の感情を救うのか? 先々のその子の命を救うのか?
大げさに言ったら、それぐらいの差が出てくるものなんです。


■ 3つを兼ね備えるのは可能か?



結論から言えば、けっこう難しい。

なぜなら、今↑で説明したとおり、
「やさしくある」ためには、「やさしい行動をとる」ことや、
「やさしい言葉を投げかける」のを我慢すべきときがあるからです。

行動も言葉もやさしい人はいます。
そして大抵、わかりやすく好かれています。

ただ難しいのは、その姿勢が周りの人を育てるか、
自立させるか、という問題です。

言葉だけ(表面的に)やさしい人もいます。
これはきっとご想像のとおり、一番よくない選択です。
信用もされませんし、相手の心に響くこともありません。

ただ、誤解をさけておきたいのは、
誠意や真心が籠もった言葉は、2の「やさしい行動」に入ります。
なぜならその裏で、「相手を本気で思いやる」という「行動」に
基づいたものだからです。
(それがなくてペラペラ言葉だけやさしいのが、言葉の優しさ)

もちろんもしその眼差し(視野)が、相手の先々までを
見据えたものであれば、1の「やさしいあり方」でもあるでしょう。


3つを兼ね備えることは難しいことも多い。
ただ、言葉だけのやさしさに陥らないように、
できるだけ見守るやさしさを選べるように、注意すること。

優先させるのは、可能な限り、「あり方のやさしさ」。
自分の姿勢としてはきっと、それがベストだと思うんです。


■ 信用できる人の見分け方




今回、一番伝えたかったのは、これです。

「言葉だけやさしい人を、信用してはいけない」
「あり方(または眼差し)がやさしい人は信用できることが多い」
という判断基準です。

そういう目で、お医者さんや整体師、教育者などなど、
特に自分や大事なひとの健康(=命)に関わる人については、
慎重に付き合いを選びましょう。

1)あり方が優しい。(Beのやさしさ)
2)やり方が優しい。(Doのやさしさ)
3)言い方が優しい。(Sayのやさしさ)

1の人をできるだけ選ぶということです。

たとえば、お医者さん。
少しキツく「今は腰が壊れてるから安静にしてないとダメです」などと
言われても、「そうしたら、治った後の予後がいいから」という
理由であれば、3(NG)ではありません。1に近いはず。

逆の例として、薬をほいほい出してくれる人は、
一見2のように見えますが、本当は2(やさしい行動)でもないし、
決して1ではありません。(本人の家族には同じこと、しないでしょ?という)
薬の害を考えていない人です。


マッサージも同じです。
気持ち良さに任せてどんどん強いマッサージをしてくれる人が
やさしいかといえば、そんなことはありません。

無口で気持ちいいことは全然してくれなくても、
体質がよくなるような、生活の質があがるような
調整をしてくれる不器用な達人はたくさんいます。

……と、考えてみると、
「今だけでなく、未来のことまで考えてくれているか」
というのが、見分け方のポイントになりそうですね。

そういう1に近い人を選んでいけば、
命を任せるのにふさわしい人を見つけやすくなるでしょう。


■ オマケ:そんな人のアドバイスは無視していい



もう一つ。

1)あり方が優しい。(Beのやさしさ)
2)やり方が優しい。(Doのやさしさ)
3)言い方が優しい。(Sayのやさしさ)

こういう3人がいたとしたら、
「アドバイスをきちんと受け止めるべき人ランキング」も
この通りです。

もっと言えば、1がない人のアドバイスは、
真に受ける必要はないと言ってもいい。

「そう思う人もいるのね」だけで充分です。

そうやって、
「真剣に意見を聞くべき相手」を選ぶというのも、
自分の軸を守っていくためにとても大切なポイントです。
余計なストレスを減らす役にも立ちますしね。


……というわけで、
今回はちょっと言葉にしにくいテーマに挑戦してみました。

ではでは、くれぐれもお大事に!
憧れるすごい人たちは、ほとんど1な人ばかりです。