楽ゆる式◎セルフケア整体

心と体が楽になるコツ。辛い症状・病気を自分で治したい人へのヒント。 ----- by 楽ゆる整体&スクール代表 永井峻

かくれた才能が見つかる5つの質問 ~あなたの強みはマゾ・スポットの中にある~

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「お前は、作業で言ったら、何が好きなんだ?」
       (異様に仕事が早い管理部門のプロ)

 

■ 才能は、掘ってたら出てくるもの



才能って手元でも空中でもなく、地中にある。
そんなイメージがいいと思うんです。

ぼく、昔は、
今の自分をよく見て、分析して、探せば、
才能って見つかるんだと思ってました。

でも、そうじゃなかった。

自分のことを振り返っても、周りのすごい人たちを
見ていても実感するんです。

やがて現れるのが、才能。
掘り出されるのが、本当の才能だと思うんです。


「遅咲き」

素晴らしい日本語です。
事実、「小さい頃は上手なほうじゃなかった」という
スポーツ選手は、たくさんいます。
サッカーの長友選手なんて、有名ですね。



■ 才能を見つけるのは、掘り続けた者




少し深いところにいかないと、なかなかいいもの(才能)は
埋まっていないから、「まず3年」と言われるんでしょうね。

「1万時間つぎこめば、
 誰だってその分野の100人中の1位になれる」
という仮説もあります。

ぼくはこれ、大賛成です。
元々もって生まれたものって、そんなに変わらないか、
超えられるんだと思います。

というか、超え方があるんだと思う。


だから、趣味でもいい、仕事でもいい。
真剣になれるものを、掘り続けてみる。

真剣じゃないと、深く行けないから。
深いところには、本物の才能がポロって埋まってたりする。
しかも目指した場所じゃないところから出てきたりする。

何より、掘ってるうちに基礎体力がつく。
筋力もスタミナも。

そしたら他を掘れるようになる。
もっと楽に、もっと早く、もっと深く。

そうすると、次の才能が見つかる。
そういうサイクルだと思うんです。

そういうサイクルを順調に回している人が、
面白い仕事をしている。
大きな成果を出している。


ただ、続けること自体が難しい。
もちろん、その壁があるんです。

だから実は、
本物の才能に辿り着く前に、
「才能を見つけるための才能」に出会えばいいんです。


何が活力源になって、人は継続ができるんでしょうか?



■ 掘り続ける人の活力源とは?



まず重要な事実として、
何でも継続できる人というのは、存在しません。

ぼく自身、周りからは
かなりマメで根気が強いと思われていますが、大誤解です。

続かないものが、いっぱいある。
というより、続かないですぐ終わったもののほうが遥かに多い。

バスケ、ぬか漬け、各種のバイト、
英語の通信教育、進研ゼミ(なつかし!)、
ディアゴスティーニ各種(日本の城シリーズとか)、
タロット占い、手相占い、占星術、顔占い、
キーボード、塩こうじ、読みかけの本(超大量)、
途中で見終わった映画、やめちゃったドラマ、
家庭菜園(特にネギ) etc、etc


ただ、珍しく続いているものだけ外に出しているので、
マメに見えるだけなんです。


それはきっと、
色んな分野の「継続できている人たち」も同じでしょう。
30に1つぐらいじゃないですかね、ちゃんと続くのは。

それでいいんだと思います。


じゃあ、続けられたものは、なぜ続いたのか?
何が活力源だったかというと、

「マゾッ気」

だと思うんです。
マジで(笑)


メンタルの強さとかじゃないんです。
体力でもない。
目標や志だって、最初はそこまでじゃないと思う。
怒りや恨みも、長続きするもじゃない。

そういうよく言われているような
活力源って……

▼そもそもパワーが弱いか
▼邪気が混ざってるから途中で歪んでしまうか
▼一過性のもので、長続きしない

みたいな理由で、枯れるんです。
つまり、本物じゃない。


本物は、

「マゾッ気」

だと思うんです。
ふたたび(笑)


これは、枯れないんです。


■ マゾになれたものは、継続そのものが気持ち良くて続く




「努力だなんて思わなかった」
「やりたいからやってただけなんです」

成功者と呼ばれる人たちが、よく口にするセリフです。

でも、周りから見たら、努力にしか見えない。
ものすごい労力と時間をず~~~っと注ぎ込んでますからね。

でも、実際にそうじゃないんです。

「やりたいからやっただけ」っていうのは、
本音なんです。

そんなこと聞くと、

「なんて謙虚で、すごい人なんだろう。
 あれだけの努力を努力とも思わないなんて、
 自分とは違う次元にいる人なんだろうな……」

ってなるんです、普通は。


でも、ホントは、そうじゃない。


マゾなんです。
マジで(笑)


これは悪口でもからかいでもなく、
「その分野に関して、マゾになれている」
ということなんです。

ぼくだってそう。

「努力なんてしない」って言うと、生徒さんに怒られるんです。
先生で努力してないんだったら、私らはどうしたらいいんだ、って。

たしかに、
読んでる本も、書いている文章量も、
施術の数も、スクールの開催数も、膨大な量に見えるかもしれない。

でも、努力だとは思わない。

メンタルも弱いし、
目標や志が最初から高いわけでもないし、
体力が強いほうでも全然ない。

ただぼくは、

▼ 人間についての「わかりやすい」研究にはマゾになれる
▼ 「面白い」文章を読むという行為についてはマゾになれる
▼ 自分で考えて文章を書くという行為についてはマゾになれる
▼ 難しいものをわかりやすく噛み砕くことについてはマゾになれる
▼ エクセルを使う作業にはマゾになれる(笑)


……という5つのマゾ・スポットがあるだけなんです。

それで、メシ食ってるんです(笑)


そこについてはマゾなので、
努力だと思わずに、地道なこともきついことも
長時間労働でも、「やりたくてやっちゃう」わけなんです。


マゾは思考でも感情でもなく
体質みたいなものだから、終わりがありません。
だから、活力源として、枯れないんです。
思考は流れるし、感情は変わっていきますからね。


そして、
ぼくがこうやって「マゾ・スポット」と呼ぶものは、
誰にだってあるものなんです。

掘り進むと見えてくる大切な才能は、
まずこの「マゾ・スポット」なんです。


では、あなたのマゾ・スポットは、
いったいどこにあるんでしょうか?

どうやって、探したらいいんでしょうか?



■ 才能が見つかる5つの質問




マゾ・スポットが見つかりやすい場所は、
5つあります。

1)分野
2)作業
3)相手
4)ツール
5)環境・状況・設定

これ、イメージできますか?

具体例として、
ぼくの場合は……

1)分野 → 人間のこと(心理学も整体もここ)
2)作業 → 面白いものを読む、自分の頭で考える
3)相手 → 何人かですが、愛する仕事仲間・師匠がいます
4)ツール → エクセル(笑)、ジェットストリームのボールペン
5)環境・状況・設定 → オレンジ照明、水の音、タイムアタック

といったことが、代表です。

こうやって見てくると、
あなたの場合の材料も、浮かんで来ませんか?


まとめとして、魔法の質問を5つ、お渡ししましょう。

1)あなたは、何について取り組んでいるときは、マゾになりやすい?

2)あなたは、どんな種類の作業中だったら、マゾになりやすい?

3)あなたは、誰から教わるなら、誰との仕事なら、マゾになりやすい?

4)あなたは、何を使っているときは、マゾになりやすい?

5)あなたは、どんな状況下では、マゾになりやすい?


これらを知っておくと、
「枯れないモチベーション」が手に入ります。


たとえばぼくが、
整体の本の原稿をエクセルで書いていて、相手は腕も人柄もよい
編集者さんで、水の音でも聞きながらオレンジ照明の中で作業している。

……というときは、めっちゃくちゃマゾなわけです(笑)
いくらでも力が湧いてくる。
そのとき「だけ」は、メンタルまで強くなる。


自分の1~5を知っておけば、
そういう仕事の仕方ができるんです。

疲れは軽いし、仕事は早いし、成果もよくて、学びが多い。


モチベーションって、ある・なしでなく、
設定するものなんです。
そして、枯れないモチベーションがあれば、
人はいくらでも「掘り続ける」ことができる。

そしたら、堀っていった先か、または
掘っていった横穴から、ポロリ。
本物の才能が見つかります。


ぜひ、ちょっとだけ時間をとって、
この5つの質問の答えを、書き出してみましょう。

または、この記事をブックマークでもしておきましょう(笑)


きっと、面白いヒントが見つかりますからね。


……というわけで今回は、
「才能とは、マゾっ気のことである」
というテーマで、お送りしました。

ではでは、くれぐれもお大事に!
すごい人にはすごいマゾな部分があると思ってます。