「人間なんて治るようにできてるんだよ?
逆に、治らないものは、日々の中によっぽど原因があるんだよ」
(セルフケアの達人)
■ 猫背がきつい人の、共通点(原因)
手の平がいつも後ろを向いている。
それが、猫背がきつい人の共通点です。
猫背って、実は腕から始まることが1番多いんです。
これ、意外じゃないでしょうか?
試しに今、普通に立ってみて下さい。
手の平、後ろに向きませんか?
仰向けに寝たときのことも、思い出してみましょう。
手の平、後ろ(地面側)を向いてませんか?
手の甲が上になる、と言ってもいいですね。
それが、猫背の原因なんです。
▼ 腕が内側にねじれている。
⇒ それに引っ張られた肩が、内側に入る。
⇒ 肩が内側に入るから、背中が丸くなる
⇒ 猫背のできあがり!(涙)
というわけです。
なぜ、手の平がうしろに向くようになっちゃうのか?
1番は、パソコンです。
パソコンをしているときって、手の平が下を向いてますよね。
逆に、手の平が上のままキーボードうつ人、いないですよね(笑)
パソコンの手のまま腕を下に下ろしたら、
手の平、後ろ向きでしょう?
その形がクセになってるわけです。
もう1つ。
実は、無意識に胸(ハート)を守っている可能性も高い。
胸を縮めておくことで、まわりからの攻撃に備える姿勢なんです。
ストレスを多く受けている人は、こっちかもしれません。
ただ、いずれにしても、
「猫背が主に腕から始まる」という認識が大切です。
そこから出発すると、
猫背の改善がずっとやりやすくなるからです。
では、何から始めたらいいでしょう?
■ 猫背を改善する方法。「手の向き」!
手の平を前に向ける。
それだけなんです(笑)
そして、一番いいのは、歩くときです。
いい状態で、いい具合に揺れるから。
猫背が治る方向で、肩や腕、背中まわりの筋肉がゆるみます。
もちろん「ながら」でできるので、楽ちんですよね。
あと、バッグが軽くなります。
これ、やってみるとわかります。
今の人の多くは、バッグを持つときも、
手の甲を前にしちゃうんです。
これも猫背グセだし、腕のねじれグセです。
そうじゃなくて、手の甲は後ろ!
手の平が前に向く向きで、バッグを持ってみて下さい。
カラダの内側のライン、つまりインナーマッスルが
使われるので、腕が疲れないんです。
買い物のときも、同じですよ。
牛乳とかお米とか買うと、ぐっと重たくなりますよね。
そういうときも、手の平を前に向けて持ちましょう。
腕が疲れないということは、肩も疲れないということ。
肩は腕の根っこですからね。
そのへんのコツを、目で見てわかりやすいように
動画にしました。
リアルな動きを見ておくと、実行するときの質も上がります。
ぜひチェックしてみて下さい。
『●猫背がよくなる歩き方』
■ 猫背がよくなるオマケ。寝るときも
仰向けで寝る人は、特に寝るときも大切です。
手の平は前、つまり天井を向く形にして、寝ましょう。
呼吸のしやすさもずいぶん違いますし、
寝ているだけなのに、じわじわと猫背がよくなっていく寝方です。
「いやーでも、寝相悪いし、
朝起きたら全然違う形になっちゃってますよ?」
なんてこともよく言われますが、大丈夫です。
「寝始め」が大事なんです。
なんでもスタート時点の影響って、すごいんです。
短距離走でもスタートがすごく大切、
食べるときも、何から食べ始めるかがすごく大切。
そう、寝るときも、「どう寝始めるか」が
めっちゃくちゃく大切なんです。
だから、ぜひこれも試してみて下さいね。
最初の5分でも、別にいいんですから。
あ、ちなみに、
そもそも腕のねじれを予防したい!
パソコン、仕事で使うんですもん!
という人には、↓がオススメです。
『●肩こり予防! 「手首がえし」』
(肩甲骨、鎖骨、猫背、リンパ、パソコン疲れ)
……というわけで今回は、
「猫背をよくする一番かんたんな方法」
というテーマで、お送りしました。
ではでは、くれぐれもお大事に!
メンタルがオープンになりやすいのも、大きいです。