楽ゆる式◎セルフケア整体

心と体が楽になるコツ。辛い症状・病気を自分で治したい人へのヒント。 ----- by 楽ゆる整体&スクール代表 永井峻

知識にこだわると、人生が痩せ細ると感じました。

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知識のないことは、恥じゃないなぁ。

この前、知り合い2人(どっちも40代男性)が、株(お金)の話題で
「俺のほうが詳しい!」
「いや、俺のほうがもっと詳しい!」って戦いを始めちゃいまして……

 
うーん、ものすごく、どっちでもいい。

知識の優劣じゃなくて、
そんなことで勝ち負けにこだわったり、
知識の優劣を重視することのほうが、恥ずかしいなぁ。

そう思ったんです。

だって、勝ち負けが目的になっちゃって、

● 話題が盛り上がるでもなく、
● 相手から何かを学ぶでもなく、
● 他の仲間が楽しいわけはもちろんなく、
● 食べものを楽しむ余裕を失い、
● しまいには少し攻撃的になったりして、
● 他の話題になっても引きずったりして、
● チャンスがあれば株の話題を蒸し返す始末……(笑)

何しに来たの? つってね。
それ、結局、二人とも惨敗なんですよね。
変に勝ちにこだわったことで。


営業マンでも、経営者でも、整体師でも、
「知識はあるけど、それがジャマになって
 成長や成果がなかなか出て来ない人」は、
たくさんいました。

逆に、
「知識がない分、自分で考えて、知恵を出して、
 成長も成果もグングン伸びる人」も、
たくさんいました。


ぼく自身は怖がりだから、つい知識が欲しくなる。
その気持ちも、もちろんわかるんです。
でも知識はほぼイコール「先入観」になるから、
学びをジャマすることがある。
変にプライドが高くなる原因にもなる。
それを体で感じて来ました。

営業マンとして売上がガッと上がったのも、
知識を武器にするのをやめたときだったなー。


知るべきことを知ろうともしないとか、
まったく努力しないとかってなると問題だけど、
知ろうとはしてるし、知恵や行動のほうを出すなら、
むしろ、仕事も人柄も、ずっと魅力的かもしれないよね。


知識のないことは、そこまで恥じゃない。
無用なプライドや対抗意識のほうが、ずっと恥ずかしい。

自分で考えること、感じること。
それを信じられないことが、本当に危ないと思う。
そのせいで体験や知恵のないことは、すごくさみしい。

人生が痩せ細る。

そんな、知識とセットになっているリスクを、
ちゃんと知っておかないとね。
えらく「正しそうに見える」から、ケンカにもなりやすいしね。



「俺のほうが詳しい!」なんてやめて、


「そこ知らないから、教えて」

「個人的には、こう思うなぁ」

「へー、そういう考え方もあるんだね」

「うーん、今のところは興味ないな」

「知らなかったけど、興味はあるから、やってみよう」

「うん、鍋のあとの雑炊って、ほんとうにおいしいね」


って、子どものようにいられたら、いいなぁ。



そんなことを、強く思いました。

大人になって
何にもムキになれなくなるのは「枯れ」ててさみしい。

でも、ムキになるべきじゃないところで
ムキになるのって幼くて「青臭い」。

適度に香りを出しつつ、受け入れるやわらかさも
出てくるのが「熟れ」なのかなー。


なんだか大事なことなような氣がして、
つらつらと書き残してみました。