楽ゆる式◎セルフケア整体

心と体が楽になるコツ。辛い症状・病気を自分で治したい人へのヒント。 ----- by 楽ゆる整体&スクール代表 永井峻

最高の素材は、今、手元にある。

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「新しいものは、今まで作ってきた土台に乗るだけなんだよ」
          (どでかい優しさの経営者)
         

 



何かが、いまの自分には足りないんじゃないか……?

――そんなことを思っちゃうとき、
ありませんか?

今までにない、
新しいものを見つけなければ。
身につけなければ……


でも、ほとんどの場合、
「本当に新しい何かが足りないとき」よりも、
「初心を忘れたとき」にこそ、
そうなるんです。

というのも、根本的に迷っちゃうときって、
地図が悪いっていうより、コンパスの問題なんですよね。
行くべき方向さえわかってたら、
迷子って呼ばないもんね。

初心ってまさに、
行くべき方向です。

調子こいちゃったり、
調子をくずしちゃったり……

いずれにしても、「本調子」からはずれて
初心(本来の方向)を見失ったときに、
「何かが、いまの自分には足りないんじゃないか……?」
なんて迷うわけです。


だから、勘違いしやすいんだけど、
こういうときに、
なんかすごい本を買い込んだり、
セミナーに急に通い出したり、
インド行ったり、
しなくていいんです。

しても別にいいけど(笑)

初心を忘れてるだけだから。



……そう。
初心って、忘れますよねー。

「忘るるべからず!」とか強調しなきゃいけないぐらい、
みんな忘れるんです。

それはもう、しゃあない。

だから、
「初心って、誰でもすぐ忘れるんですよね、あはは!」
つって、忘れちゃう前提でいるのが、きっと有効。

見直せばいい。
見直しを「設定」しておけばいい。


ぼくは何度も何度も、
迷って、ギャーギャーわめいて、
変なもんに手を出して、
「なんだ結局、ふりだしに戻るのが一番早かったのか」
って経験してます。

恥ずかしいぐらい。

仕事でも、整体でも、
……そうそう、味噌探しでも(笑)

「もっといいのがあるんちゃうか?」つって
九州のとか長野のやつとかちょっと高いのとか
散々試した挙げ句、
「実家で食べてた雪ちゃん味噌が一番うめえ」
ってなったりして。


それをくり返すのも経験だから、
ダメじゃあないんでしょうけどね。

ただ、
迷ったときに「道しるべ」があると、
ずいぶん楽なんです。


今のぼくは、知ってます。
「迷ったら、一回振り出しに戻ればいいんだ」
って。

だから「迷うのが平気」になる。

そうすると、冒険できるんです。
切り札があるから。


初心。

最初に抱いた気持ち。
はじまりの動機。
その根っこの延長上に、見ていた方向。

手元に最初からあったもの。
見つかってたかどうかは、別としてね。


そこに必ず、最高の素材があります。
一番使えるものって、最初からあるものです。

数学の問題も、国語の問題も、人生の問題も、
ヒントは必ず、「最初に示される」もので充分。

そういう「つくり」になっている。


問題が起きたはずのときに、
あなたの手元に、すでにあるもの。

インドよりも、
どちらかというと、
実家にあるもの(笑)

それが最高で、最強です。

なんせ「種」は最初に撒かれるので。
最初の大地に、あるはずで、
それを耕すのが、いい。


その大地さえよいものだったら、
新しい種も、すいすい芽を出します。
でも、大地が弱っていたら、
何を植えたって、ダメ。
どっかから「めっちゃきれいな花の種」を
仕入れてきたって、ダメ。



足元掘ろうよ種あるよ。
足元掘ろうよ畑がすべて。

 

魔法の質問でまとめるなら……

 

「そもそもこれ、なんでやってんだっけ?」

 

かな。


というわけで今回は、
「手元、足元、それ、大元」
というテーマでお送りしました。

ではでは、くれぐれも、お大事に!
本当に好きなものは、年に2回ぐらい味わい直すといいよね。