楽ゆる式◎セルフケア整体

心と体が楽になるコツ。辛い症状・病気を自分で治したい人へのヒント。 ----- by 楽ゆる整体&スクール代表 永井峻

新しい成功法則 -ねばり-

「ねばり」
これは、新しい成功法則かもしれない。

 
個人的なことだけれど、
「叶った夢」が、ぼくにはいくつかあります。

一生「伸び続ける」仕事がしたかった。
自分の技術で独立したかった。
好きなときに気兼ねなくお寿司を食べられるようになりたかった。
本を出したかった。

どの夢を振り返っても、ピタリと共通して……
「ずっと燃えてたわけじゃないな」
と、思うんです。

「念頭に置いてた」だけ。
(逆に「燃えてた夢」は、燃え尽きたのかも)


一番わかりやすいのは、出版のこと。

中学生のとき、
「自分の本を出してみたい」とはじめて考えた。
それから実際に出版できたのは、17年後。
32歳のとき。

出版に動き始めてから、3年、かかりました。
その間、「うちで出します。原稿書いて下さい」って
言ってくれた会社に2年間、放置されたこともありました。
業界で「塩漬け」というそうです。……ひどっ!(笑)

「もううちでは無理です」って言ってくれたらいいのに、
「まだ時期じゃない」なんて言われて、
足止めをされました。

ぼくは「ばあちゃんが生きてるうちに」と思っていたから、
締め切り(らしきもの)がある夢は、これだけだったな。
 
結局、8割できていた原稿を捨てて、
その担当者とは別れて、
別の出版社さんで、出版デビューとなります。

振り返ってみて、
「必ず叶う」とも、
「絶対に叶える」とも、
「情熱では誰にも負けない」とも、思ったことがない。
 
ただ、「念頭にはあった」。
17年間、ずっと。
 
だから、2年間「塩漬け」にされても、
パッサパサに水分を抜かれても、やめなかった。
不義理に、腹は立てましたけどね。
変な言い方ですけど、17年分の2年でしかなかったのかな。
 
昨日のブログ、
「90%あきらめていても大丈夫。神様は見捨てない」
http://www.rakuyuru.jp/entry/2018/01/06/114843
がとても好評で、考えていたんです。

最終的に、一番大切なのは、
「ねばり」なんじゃないか。
才能より努力より情熱より、「ねばり」なんじゃないか。

2つの両極に、
「あきらめ切ってしまう」と、
「高い意識と情熱を持ち続ける」という態度があるとして……

実はその間に、
凡人にとっての理想があるんじゃないか。

「少しだけ高い平熱で、ねばり続ける」

……なんて映えない文字面でしょう(笑)

でもぼくが夢を叶えてきた手段は、
すべてこれです。

正直、あきらめてしまった夢もたくさんある。
情熱をキープなんてできなかった。

でも、その間に「留まっていた夢」は、
いくつか、叶った。

立ち止まったわけじゃないけど、
全力疾走ではないし、
マラソンというほどストイックでもない。

一番近いのは、ウォーキングです。

景色を見て、給水して、寄り道もして。
でもだから、ねばることができた。
一心不乱では、なかったから。

ウォーキングでも17年あれば、
けっこうなところまで行けるんです。
「ウサギ」より「カメ」ってことかな。

行き先を念頭において、少し高めの平熱で、
たんたんと足を出しまた次の足を出す。
ずっと先よりは、すぐ先にある電柱を見て、
「あそこまでは行こう」と思い、次の電柱を探す……

もしかしたら、そんな風にして、
夢というのものは、近づいてくるのかも知れません。
 

だから、もう少し、ねばろうか。

実は今まで、何に、ねばってきてた?