ハラ黒いのと、表黒いの、どっちがいい?
たぶん、人は一色だけではできてない。
昼と夜が、どちらも必要なように。
そう考えると……
(主に)表が黒くて、ハラの中は白い人、
(主に)表が白くて、ハラの中は黒い人。
どっちかしか、いないことになるね。
どっちと、深く付き合いたいですか?
そう……
たぶん、こういう理由で、表が白過ぎると、怖いんだよね(笑)
何かを隠されているみたいで。
(本人が自覚できていないケースもあるけれど)
黒を表に出せる、ということは、
ハラの中の白さの証拠でもある。
だから仲良くなるための手段として、
「ハラを割って話す」なんて表現があるんでしょう。
そうなると、
「愚痴ひとつ言わない」のも、考えものかも知れないし、
「きれいな言葉しか使わない」のって、
本当に健全なのか、ちょっと疑わしいんです。
マツコ、有吉を筆頭に、
毒舌だけど信頼感や人気を集める人が増えてきました。
きっと考えるべきポイントは、
黒さを出すかどうか、じゃなくて、
黒さをどう出すか?
なんだろうと思うんです。
ドロドロのまま出すことも、面白く出すことも……
素材は同じ黒なりに、調理法はいろいろとあるわけで。
悩んだり、怒ったり、悲しんだり、疲れたり。
どれも、生きる一部。
きっと、出しちゃいけないどころか、
「自分なりの工夫をしつつ、出すべきもの」です。
おしっことかうんこと一緒でね。
出さないと、いいものも、ちゃんと入らなくもなるしね。
やっぱり、便秘してると消化・吸収が滞るのと、似てる。
人と気持ちのいい関係をつくる。
自分の中を健全にたもつ。
学ぶ力や感性を豊かにしておく。
どの目的のためにも、
「出す習慣」を、探しておいてほしいと思うんです。
最初は、一人で書く日記でもいいから。
それはきっと、
魅力に満ちた個性があらわれる、
はずせないプロセスなんじゃないか。
出せる色が増えるわけだから。
そりゃあ、描ける絵は広がるもんね
最近、白ではないところ、出せてますか?
誰にだったら、出せますか?
誰の黒いところだったら、好ましい?
あなたのどんな黒なら、どんな出し方なら、許せる?
多分ですけどね。
あなたの黒を知っても大丈夫な人や、
実はすでにバレてる上で付き合ってくれてる人が、
一生もんなんでしょうなぁ……
ぼくもこれ、日々、悩んでます。