「温めすぎると害にになる」
これ、ご存じでしたか?
□ だるくなったり、
□ 逆にむくみが悪化したり、
□ 冷えがきつくなることも。
最近だけでも、そんな女性が3人も。
そんなマイナスになる理由と、何より、
「ほどよく効く温め方」をぜひ、知っておいて下さい。
【汗かいちゃうようなら、温め過ぎ】
これが一番わかりやすいサインです。
今日はこれだけ、覚えて帰って下さい。
なぜ、温め過ぎちゃダメか?
たとえば、
お風呂に長く入りすぎたら、のぼせるでしょう?
わかりやすいですね。
温度調節をしている自律神経が、
混乱して疲れちゃうんです。
「調節がいるんだか、いらないんだかわからん!」し、
「いつまでも熱すぎて、
なんじゃご主人、砂漠にでもおるんか!?」つってね。
これは、
ホッカイロとか湯たんぽとかでも、同じこと。
局部がのぼせたようになるんです。
そしたら、どうなるか?
「こんなにずっと熱いとヤバいから、冷やさな!」
つって、冷やしちゃうわけです。
しかも「内側から」ね。
怖いでしょう?
中から冷えるってことは、
外から冷えるよりダメージ、大きいからね。
それが始まるサインが、
「汗が出てきたとき」なんです。
冷却作用のスタートだからね。
反射の一種です。
あっついヤカンとかに手を触れちゃったら、
「……ほわたぁ!!」って、
手をビクッとひいて、耳たぶとかさわるでしょう?
その「ヤバいぜこりゃ!」という状態に、
体がやんわりと、しかも長い時間、
そうなってると思って下さい。
……負担ですよね。
そう、
「温めてるのに、むしろ体が冷たくなる」のは、
こういう秘密があったんです。
だから、ほどよいのは、
「汗をかかない程度に温める」ということ。
ホカホカして気持ちがいいけど、
湿ってはこないという。
ぜひ、そのあたりに調節して下さい。
湯たんぽでもホッカイロでも「距離をあける」といい。
皮膚との間にはさむ服の数を増やす、とか。
そじゃないと、せっかくプラスのことやってるはずなのに、
マイナスになっちゃうからね。
ちなみにこの「反射」は、
あらゆるところに顔を出す、大事な法則です。
「リバウンド」と思ってもいいかな。
強くほぐし過ぎたら、驚いて、硬く「戻ろうとする」し、
強く伸ばしすぎたら、驚いて、縮んで「戻ろうとする」。
だから、ぼくの整体やセルフケアは、
たいていソフトなんです。
または、「反動を受け止めて中和する仕組み」に
なっています。
そうじゃないと、効かないんだよね。
すぐ後は効いた感じがしても、リバウンドが来るから、
1時間とか1日とかたったら、
逆効果になったりしてね。
ぜひ、覚えておいて下さい。
余計な反動がない、地味に染みこむような刺激こそ、
あとからあとから効いてきるものです。
ばあちゃんのひとことみたいにね。