楽ゆる式◎セルフケア整体

心と体が楽になるコツ。辛い症状・病気を自分で治したい人へのヒント。 ----- by 楽ゆる整体&スクール代表 永井峻

時間を敵にまわす人、味方につける人

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時間を敵にまわしている人。
時間を味方につけている人。

最近、たくさんの
「時間を敵にまわしてしまった人」にお会いました。

「何をしてもすぐ疲れます」
「ぜんぜん痩せないし、すぐ太る(涙)」
「何をやってもうまくいかない感じがする」といった声に
ふれて、つよい危機感を覚えたんです。

止めたい。
そっち側に、行かないでほしい。

だから、
「時間を味方につける方法」を、真剣に考えてみます。



時間を敵にまわす人、味方につける人。

人生で、仕事で、健康で……
両者の差は、圧倒的です。

1ヶ月でも差がつく。
1年、10年と、その差はみるみる広がります。

時間を敵にまわしてしまった人は、
忙しいのに、収入は増えず、元気や若さは減り、余裕がありません。

時間を味方につけた人は、
時間の自由がきき、収入は増え、元気や若さに満ち、余裕にあふれています。

何が、その差を決めてしまうのでしょうか?


――結論を先に言います。

「1ミリでもプラスで今日を終えたかどうか」

これだけだと思うんです。


たとえばね、
ダイエットで考えてみて下さい。

「昔よりずいぶん太っちゃった……」
という人は多いですよね。
多いどころか、もはや、30代の7割はそうでしょう。
40代以上の8割以上はそうでしょう。

平気で「若い頃より7キロぐらい太ったわ(涙)」
となるのが、人類です。
悲しいけれども。

ただ、
「一夜にして7キロ太った」
ということは、決してなかったはずです。

そりゃあね、
あったりまえなんですよ。
何言っとんねん、と思ったでしょう?

でもね、ここが大事なんです。
ここしか、大事じゃないんです。

ぼくらは、0.1mgずつ、太っていったんです。
それが「山のように積み重なった」のです。
間違いなく、全員が全員、そうです。

「摂取カロリーが消費カロリーを少しでも超えた日」が
圧倒的に多かったから、体重は増えていったんです。
(ここではわかりやすいように、カロリーで考えます)


きちんと見ていくと、
ぼくにも、わかってきました。

リアルな話、
36才の今のぼくは、
"2100キロカロリー"以下の摂取にしたら、
少しずつでも、確実に体重は減る。

という【分かれ目ライン】がある。

"2100キロカロリー"を超えたら、
逆に、少しずつでも、確実に体重は、増えます。

大切なのは、この
【分かれ目ライン】を知ることなんです。

この価値、イメージできるでしょうか?


ひどい我慢する必要って、実は、全然ないんです。

"2100キロカロリー" しか摂っちゃ行けない、
というよりは、
"2100キロカロリー" 以内であれば、
自由に食べたらいい、ということ。

明確なライン(基準)があるというのは、すごく楽なんです。


「ここ一面に、地雷があります。
 どこに埋まっているかわからないので、
 気をつけて下さい」

って言われたら、イヤでしょう?
当たり前だよね(笑)

でも、

「ここ一面に、地雷があります。
 ただし、足元に引いてある2本のラインの内側を
 歩く分には、100%安全です。
 今までの観光客のみなさんにもそうしてもらっていて、
 事故は一切、起きていません。
 ラインだけ、気をつけて下さい」

って言われたら、ほとんど問題、ないでしょう?


【分かれ目ライン】がわかるということは、
そういうことです。


危険はある。
でも正体不明ではない。
分かれ目ラインの別名は、
「安全ライン」です。
そこから先に、行かなければいいんだから。

ダイエットでは、
「分かれ目ラインの内側で暮らせばいい」んです。
食べたいものは食べるけど、
昼に好き放題やったら、その満足を充分味わって、
夜はちょっと控える。
で、「分かれ目ライン以内」で1日を過ごす。

たまにムチャをすることはある。
でも、2日間合計で、
「分かれ目ライン以内」に戻す。

それに慣れたら、
勝手に、体重は減っていきました。

無理はしません。
食べものも、炭水化物も「ガッツリ減らす」わけじゃない。
ただ、
今まで"2150キロカロリー"ぐらい摂ってた日々を、
平均"2050キロカロリー"ぐらい摂る日々に
変えただけ。

その差は、たったの100キロカロリーなんです。
この面白さ……わかりますか?

100キロカロリーって、どれぐらいか?

チーズバーガー4分の1個ぐらいです。
1日、たったこれだけの違いなんですよ。

それを控えるだけで、
「太り続ける毎日」か、
「痩せ続ける毎日」かが、決まってしまう。
残酷なほどの差をつくる。

そう、
「決定的な差をつくる微差」なんです。

「チーズバーガーを一切食うな!」ではないんです。
「チーズバーガーを食べてもいいから、4分の1個だけ残せ」
という話なんです。

それ、我慢ってほどの我慢じゃなくないですか?

それがわかったから、
ぼくのダイエットは、とても楽なうえに、
成果が確実なものになりました。


これが、ぼくの見つけた、
「時間を味方につける方法」の、本質。

【下りのエスカレーター】を降りて、
【上りのエスカレーター】に乗る方法です。


まとめてみますね。


大切なのは、
▼「1ミリでもプラスで今日を終えたかどうか」です。
▼それを知るには「ゼロ」を知ること。
▼マイナスかプラスかは、ゼロがわかって始めて、測れるから。
▼ゼロはつまり、【分かれ目ライン】です。
▼体重管理で言うなら、「これ以上とったら太るカロリー」です。
▼それさえわかったら、もう簡単。
▼莫大な努力じゃなくていい。
▼"分かれ目ラインを少しだけ超える最小限の努力" をしたらいい。
▼最小限の努力なら、続けられる。
▼続けた分だけ、プラスの日々が積み重なる。
▼時間がたてばたつほど、いい場所に運ばれる。

……ということです。


【分かれ目ライン】さえ知れば、
人生の地雷も、
仕事の地雷も、
健康の地雷も、涼しい顔で、スイーッと避けていける。

こんなに成果が確実な、生きるコツ、
あんまりないんじゃないかなぁ。


このことをまず、お伝えしたったんです。

すごくよくなる人と、
すごく悪くなる人には、
実は小さな差しかないんだよ。

……って。

ぜひ、このこと、しみじみと、噛みしめてみて下さい。

ということで今回はまず、
根本の考え方をまとめてみました。

次回は、
「健康の分かれ目ラインってどこ?」
というあたり、もう一歩具体的なヒントを、
探ってみようと思います。


お役に立ちますように!