人間て「くじ」が好きですよね。
くじの起源はローマで、なんと2000年も昔だとか。
脳科学でも、
100%の確率で1万円もらえる話よりも、
50%の確率で20,000円、または0円!という話の方が、
多くの人にとって魅力的なそうです。
まぁ、ギャンブル依存症って病気があるぐらいですからね。
賭け事の魅力は僕にはあまり分かりませんが、
常夏の島よりも、梅雨も含む四季がある日本に
生まれ育ってよかったとは、よく思うんです。
良いも悪いも含めての色彩。
ひと通りでない多様な面白みは、豊かさの別名なんでしょう。
そう考えたら、
「安心・安全・安定」を求める一方で、
「刺激・スリル・変化」を望む心も、
ぼくらには強く組み込まれているらしい。
波があって良いのかもしれませんね。
それでこそ、飽きなくて面白いのかも。
体調も仕事も運も。
大切な事は少しずつ「平均値」を上げていくこと。
「いつも絶好調!」を目指すのは、
無理だし歪みなんでしょうね。
一度しゃがんだ方が高く飛べるなんて事は、
当たり前にたくさんあることだし。
春には春の華やかさ、
夏には夏の力強さ、
秋には秋の充実感があって、
冬には冬だけの透明感があります。
体調が良いときには良いときなりの、
体調がしゃがんでいるときにはしゃがんでいる時なりの
過ごし方が、あっていいんでしょうね。
波自体を味わいとしてしまうというか。
波乗りジョニーというか。
実はぼく、
「飲み過ぎた翌日、お腹の調子が悪いときの、卵おかゆ」
がものすごく好きです。
「いやいや、飲み過ぎちゃいかんだろ!」
とも思わなくは無いんだけど、
そんなことも経ていけばいいんです、きっと。
そうやって「弱ってるとき」に
ちゃんと自分を過ごせるしぶとさって、
「調子がいいとき」の自分を、
はるかに強くやさしいものにしてくれる。
「波はあるよ、そりゃ」つってね、
良くないときの自分こそ大事にしてあげる。
そういう考え方も、
あっていいんでしょうね。