楽ゆる式◎セルフケア整体

心と体が楽になるコツ。辛い症状・病気を自分で治したい人へのヒント。 ----- by 楽ゆる整体&スクール代表 永井峻

「わかる」と「ほぐれる」の法則

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「あぁ~~、なんだ、そんなことだったの!」
「やっと感覚がつかめてきたよ」

……わかると、ほぐれる。
漢字だと、「解る」と「解れる」。
もとが同じなんでしょうね。とてもよく似ている。

これは、心にも体にも当てはまる法則です。

 
今まで見えてなかった意味がわかると、
ありがたみが染みてきて、
過去の痛みが癒えることがあります。

これは心が「わかる」と「ほぐれる」話。

だから、ほんとうの意味に……というよりは、
「今まで考えもしなかった意味」に耳を澄ませると、
すごくいいことがある。

その「わかる」は、多くの場合、
同じ現場にいた別の人の声をしっかり聴き直すことで、
与えられるものです。

……特に、ケンカ相手ですね、重いけど(笑)

「俺も感情的になって怒っちゃったけど、
 あのとき、何があったの? どう思ってたの?」
みたいな話。

ぼくは奥さんとのケンカを、
ものすごい数、こうやって、振り返ってきました。
だから今、仲良くやれてるんでしょう。

ほんと~~~~に、誤解って、多いですからね。
ケンカの原因は、どっちが正しいとか相性うんぬん
なんかよりずっと、「誤解のせい」だと思います。
カウンセリグしてても、ね。


大変ではあるけれど、こういう取り組みの「報酬」は、
とても大きいです。
「心の重り」が減る。
心を狭くしちゃうのって、その「重り」です。
当たり前だよね、ジャマなものが部屋の中に多くあるわけだから。
重りが減ったら、心は確実に、広くなります。

自分が以前よりイライラしやすいとか、
いつもより余裕がないってときは、
「ほぐれるべきもの」「わかるべきもの」を
未消化でためてきてしまっているんでしょう。

だから、ぼくは自分に言い聞かせます。

「わかろう」とすれば「ほぐれる」んだから、
最初からできるだけ、そうしておこう。


カラダも同じです。

体操とかをただ漫然とするんじゃなくて、
「どこまで揺れてるんだろう」
「これはどの部分が気持ちいいやつだろう?」
「終わってみて、どこが軽くなるんだろう?」
という感覚の変化に、注目する。
自分から意識して「とりに行く」感じです。

すごい美味しいものを食べるときは、
ちゃんと味わおうとするでしょう?
あの感覚です。

まったく同じ健康法をしていても、
「とりに行く」人には、効果がすごく大きい。

なぜなら、脳が注目するからです。
神経がそっちに向くということだから、
多く受け取れるわけです。

これが、体のほうの、
「わかる」と「ほぐれる」法則。

実は、
「わかろうとする」だけでも「ほぐれる」
というのも、心と同じです。


オープンハートでいよう。
心を広くもとう。
余裕を大切に。
心を開こう。

……そのために「わかろう」としよう。
実はこんなに具体的な手段があったんだな、と思うんです。


不思議なようで、よくできてるよね。
人への情け、自分の体への情けで、
あなたはほぐれるように、できている。


自分から「わかろう」とする。
もし仮に、本気でケンカに勝ちたくなっちゃったとしたって、
ちゃんと理解したほうが有利なんだしね(笑)
どっちにしても、後くされがいい。


整体師もね、ほぐすのがうまい人って、
100%、読み取るのが上手な人なんです。

「わかる」と「ほぐれる」。

世の中、ほんとうは、
「わかろうとしたもん勝ち」なのかも。

ちょっと色んなことに使えそうな、ヒントじゃないかな?


ではでは、くれぐれも、お大事に。
ゼロになる体が、耳をすませる。