「テレビで見て、おなかもみ上げ、再開しました」
「久しぶりにやったら、お通じ、すごいよくなりました」
「体が温かくなりますね。前より効果を感じます」
そんなメッセージを、たくさん頂きました。
うれしいものです。
中には、しばらくやっていなかったことに、
申し訳なさそうな人もいました。
そんな、悪いことしてるわけじゃないんだから、
ぼくに申し訳なく思う必要なんて、ないですからね!(笑)
何より、ぼくもよく、わかるんです。
「なんとなく続かない」こともあるし、
「タイミングが来たら、えらく気に入る」こともある。
「気が向いたら」なんて言葉もあるように、
きっと、気が向くときというのがあるんです。
で、対象が本当にいいものだったら、
「氣が通じて」、効力がガンと上がる。
一度通じたら、後は一生ものになります。
最初からそうなれることもあります。
でも、そうじゃないものも多いからね。
大切なことは多分、
「最初っからうまくいかなくても、まあ、そんなもんだ」
って思うことなんです。
もの、こと、人。相手がどれでも、同じです。
第一印象があんまりよくなったけど、
後で実はすごくいい人だった、なんてこと、
いくらでもありますもんね。
ぼくは、
「3周目でうまくいけば、それがベスト」と思ってます。
この感覚は、多くの人に安心と上達を与えてくれるんじゃないかな。
最初はうまくなくていいんです。
適度な混乱が、何より脳の栄養になるから。
「あ、ご主人様は、新しい回路を使ってる……。
うまく動かせないけど、よほど大事なんだな」
って、あなたの脳が思ってくれる。
味方になるんです。
だから、
1周目はうまくなくていい。
うまくいかない自分をよく見ておく。
2週目は、やっとちょっと覚えてくる。
ここで、うまくいっている先輩をよく見る。
写真でも動画でも何でもいいから。
3週目、やっと慣れて馴染んでくる。
自分のイメージと実際の動きが近づいてきて、
やっと少しだけ感覚がつかめてくる。
それぐらいのペースでいいんです。
むしろ、そういうステップを踏んだほうが、
飽きずに上手になるし、
やさしさが育っていくんじゃないかなぁ。
実際、ぼくが整体がやれるのは、健康が下手だったからです(笑)
整体スクールで教えられるのは、整体が下手だったからです(涙)
何が理由で、どんなやり方だからうまくいかないか。
どんなふうにもがくか、逃げたくなるか(笑)、悲しくなるか。
でも何が上達の突破口になるか、その感覚のつかみ方、
適度な見守られ方、自分を見捨てないコツ……
たくさん、味わってきたからね。
だから、スクールで、
「他の先生に習ったときにはわからなかったのに、
永井先生の教え方だと、できるようになりました!」
って言われると、本当にうれしい。
下手だった自分の戦いが報われたような気持ちになります。
もしかしたら、言ってくれた本人より、
ぼくのほうが喜んでるんじゃないだろうか(笑)
うまく行かない時期を真剣に経た人だけが、
人に寄り添うやさしさを得るのでしょう。
天才には憧れます。でもよくも悪くも、彼らは突き抜けていく。
ついていけない人が出る。
愚鈍でもいいから、ジタバタもがいて、背中を押し上げる人でいたいです。
そのほうがきっと、一緒に楽になれる人が出るでしょう。
雨にも負けて、風にも負けるけど、
次の日はちゃんとカッパ着て行くような。
その次の日はカッパをまわりに配るような。
ソンナオトコデ、イインジャナイカ。
3周目までは、じっくり見てあげましょうね。
あいつのことも、あれのことも。
あなた自身のことも。
ではでは、くれぐれも、お大事に。
「気長」って、氣に耐久力があるってことだろうね。