「すごい辛いのに、病院では『異常なし』だって……」
「じゃあなんで、こんなに不調なの?」
「精神的なものでしょうって言われて、すごいショック」
そんな悩みを抱えてる人、すごく多いんです。
でもね、「異常はないけど、疲労があるよ」
だから、変な言い方だけど、安心して下さい(笑)。
「疲れ」はレントゲンに映りません。
これが決定的です。
レントゲンで見たら、骨には異常がない。
MRIで見たら、筋肉や関節にも「見てわかる異常」はない。
つまり、骨が折れたり、欠けたり、
筋肉が切れちゃったり、やばいデキモノなんかはない。
……検査でわかることって、
そこまで、なんです。
本当に正確に言うなら、
「異常はありません」じゃなくてね、
「骨や筋肉や関節に、見てわかるほどの異常はありません」ということ。
つまり「限られた部分」しか、
検査では見られない。
もちろん「見てわかるほどの異常がない」というのは、
いいことです。わかるほどになってたら、大変だからね。
でも、
「見てわかるほどじゃない異常はたくさんある」んです。
当たり前だよね。
だって、痛いし、辛いんだもん。
骨、筋肉、関節に問題がないからって、
「精神的な問題です」だなんて、
乱暴にもほどがあるよね。
人の体って、骨と筋肉と関節と精神の4つだけで
できとるんかい!って話でね。
そりゃあ、違うよね。
他にも、痛みの原因になる「すごく大事な要素」だけでも、
筋膜、血流、神経、経絡があります。
この4つは、はずせない。
というか、骨とか筋肉より「上司」なぐらいなので、
むしろ、痛みや不調の主な原因は、こっちのほうに多いんです。
そして、レントゲンやMRIには、映りません。
逆に、
「精神的な問題だとはっきり診断が出た」って人でさえ、
神経や血流の調整でよくなることもあるんだからね。
この点は、東洋医学の大きな魅力です。
「不調があるのに異常なし」なんてことは決してありません。
逆にいうと、
「必ず改善の余地が見つかる」ということ。
「病」=「異常」に焦点を絞れば、できることがない、
ということはありえます。
でも、
「全体」=「機能」に視野を広げれば、できることは
無限にあるわけです。
だって、
「もう手のほどこしようがない骨の分離」はありえるけど、
「改善のしようがない血流」ってないし、
「もう上げようのない免疫力」って、ありえないからね。
だから、
「病」じゃなくて「全体」を見るということ。
「不調」よりも強く「機能」を意識すること。
これは、忘れないで下さい。
「じゃあ、機能がいいかどうかって、
何を基準に考えたらいいの?」
それは、呼吸です。
止めてしまえば「すぐ死ぬ」ほど
致命的な機能です。
つまり、
「呼吸がしにくい」は、根本的な機能の不調ですし、
「呼吸がしやすい」は、逆。大きな改善です。
「呼吸が心地よい」なんて、最高なわけです。
そうそう、だから、
海とか森とか温泉とかでね、
「あ~~~~~、空気がおいしい!!ホッとする」
っていう意味って、本当に大きいんだよ。
命が蘇ってる。
覚えておいてね。
「原因不明の不調」があって、
「どうしたらいいかわからない!」ってなったら、
体だけじゃなくて、心まで迷子になるからね。
「呼吸をよくしよう」
って、考えてみて。
それはコンパスです。
どんなに複雑な迷路にはまろうと、
「北」がわかれば、迷子にはならないから。
行くべき方向はせめて、探せるからね。
「とにかく、呼吸をよくしてみよう」
そしたら、あらゆるプラスが、あるからね。
ではでは、くれぐれも、お大事に!
「迷子にされる被害」から、あなたが自由でいられますように。
■追伸:
呼吸をよくする方法の代表例は、こちらです。
1)『あなたの中の「天然エアコン」を強にする方法』
(ハラミリセット:「呼吸力」そのものの底上げ)
http://www.rakuyuru.jp/entry/2018/08/10/225844
2)「開花の呼吸法」
~今度こそ!楽で気持ちいい呼吸で、疲れから自由に~
http://www.rakuyuru.jp/entry/2018/09/25/171724