楽ゆる式◎セルフケア整体

心と体が楽になるコツ。辛い症状・病気を自分で治したい人へのヒント。 ----- by 楽ゆる整体&スクール代表 永井峻

なぜ、痛いし辛いのに、病院では「異常なし」?

f:id:cookyourself111:20181220214836j:plain


「すごい辛いのに、病院では『異常なし』だって……」
「じゃあなんで、こんなに不調なの?」
「精神的なものでしょうって言われて、すごいショック」

そんな悩みを抱えてる人、すごく多いんです。

でもね、「異常はないけど、疲労があるよ」
だから、変な言い方だけど、安心して下さい(笑)。

 
「疲れ」はレントゲンに映りません。
これが決定的です。

レントゲンで見たら、骨には異常がない。
MRIで見たら、筋肉や関節にも「見てわかる異常」はない。

つまり、骨が折れたり、欠けたり、
筋肉が切れちゃったり、やばいデキモノなんかはない。

……検査でわかることって、
そこまで、なんです。

本当に正確に言うなら、
「異常はありません」じゃなくてね、
「骨や筋肉や関節に、見てわかるほどの異常はありません」ということ。

つまり「限られた部分」しか、
検査では見られない。

もちろん「見てわかるほどの異常がない」というのは、
いいことです。わかるほどになってたら、大変だからね。
でも、
「見てわかるほどじゃない異常はたくさんある」んです。

当たり前だよね。
だって、痛いし、辛いんだもん。

骨、筋肉、関節に問題がないからって、
「精神的な問題です」だなんて、
乱暴にもほどがあるよね。

人の体って、骨と筋肉と関節と精神の4つだけで
できとるんかい!って話でね。

そりゃあ、違うよね。

他にも、痛みの原因になる「すごく大事な要素」だけでも、
筋膜、血流、神経、経絡があります。
この4つは、はずせない。
というか、骨とか筋肉より「上司」なぐらいなので、
むしろ、痛みや不調の主な原因は、こっちのほうに多いんです。
そして、レントゲンやMRIには、映りません。

逆に、
「精神的な問題だとはっきり診断が出た」って人でさえ、
神経や血流の調整でよくなることもあるんだからね。


この点は、東洋医学の大きな魅力です。
「不調があるのに異常なし」なんてことは決してありません。
逆にいうと、
「必ず改善の余地が見つかる」ということ。

「病」=「異常」に焦点を絞れば、できることがない、
ということはありえます。
でも、
「全体」=「機能」に視野を広げれば、できることは
無限にあるわけです。

だって、
「もう手のほどこしようがない骨の分離」はありえるけど、
「改善のしようがない血流」ってないし、
「もう上げようのない免疫力」って、ありえないからね。

だから、
「病」じゃなくて「全体」を見るということ。
「不調」よりも強く「機能」を意識すること。
これは、忘れないで下さい。


「じゃあ、機能がいいかどうかって、
       何を基準に考えたらいいの?」


それは、呼吸です。


止めてしまえば「すぐ死ぬ」ほど
致命的な機能です。

つまり、
「呼吸がしにくい」は、根本的な機能の不調ですし、
「呼吸がしやすい」は、逆。大きな改善です。
「呼吸が心地よい」なんて、最高なわけです。

そうそう、だから、
海とか森とか温泉とかでね、
「あ~~~~~、空気がおいしい!!ホッとする」
っていう意味って、本当に大きいんだよ。
命が蘇ってる。


覚えておいてね。
「原因不明の不調」があって、
「どうしたらいいかわからない!」ってなったら、
体だけじゃなくて、心まで迷子になるからね。

「呼吸をよくしよう」
って、考えてみて。

それはコンパスです。
どんなに複雑な迷路にはまろうと、
「北」がわかれば、迷子にはならないから。
行くべき方向はせめて、探せるからね。


「とにかく、呼吸をよくしてみよう」

そしたら、あらゆるプラスが、あるからね。


ではでは、くれぐれも、お大事に!
「迷子にされる被害」から、あなたが自由でいられますように。


■追伸:
呼吸をよくする方法の代表例は、こちらです。

1)『あなたの中の「天然エアコン」を強にする方法』
(ハラミリセット:「呼吸力」そのものの底上げ)
 http://www.rakuyuru.jp/entry/2018/08/10/225844

2)「開花の呼吸法」
 ~今度こそ!楽で気持ちいい呼吸で、疲れから自由に~
 http://www.rakuyuru.jp/entry/2018/09/25/171724