上達の7割は「慣れ」です。
●うまくなる人に共通するのは「長く多くやってる」
●うまくならない人に共通するのは「あんまりやってない」
他にも条件はあるけれど、これ↑以上の違いは生まないんじゃないか。
目的を持とう、
お手本に習おう、
コツがあるよ……いろいろ言うけれど。
達人が育つまでの時間の中で、圧倒的に長いのは
「ただ無心にやっているとき」なはず。
「意識してやってる時間」なんて、そう多くはできないし、
何より、本当の力は「潜在意識」に染みこむわけだからね。
だったら、決定打になるのは、
自分が「飽きずに長く多くやれる」ように
「仕向ける力」のほうかも。
それが「センス」や「意識」を凌駕する方法だと思うんです。
もしかしたら、
目的を持つのも、手本にならうのも、コツを知るのもすべて、
「飽きずに長く多くやる」ための動機付けかも知れない。
まったく同じ作業の繰り返しは、耐えられないから。
(そういう拷問があるぐらいです)
今までと考える順番が逆かも知れないけど、
「そろそろ飽きて来たから、新しいテーマでも探すか」
ってノリも、決して悪くない。
「慣れ」と「飽き」は、すごく違うようで、
たぶん、すぐ隣り合わせのもの。
マンネリ・衰退の世界にいる自分の肩をちょっとだけ押す。
一歩分。
それだけで、
洗練・円熟の世界にスイッと入ってしまえるかも知れない。
白状するけれど、
ぼくはそんなにマジメな人間じゃないから、
「飽きやすい自分が退屈しないために」やってきたようです。
勉強も、新しい事業も、独自のセラピーも。
「どう仕向けたら、自分はもっと楽しくなる?」
「どう仕向けたら、自分は量をこなせる?」
そのアイディアが1つでも2つでも見つかったら、
上達の中心軸ができるかもしれない。
そして何よりおいしいメリットとして、
「行き詰まり」や「伸び悩み」のごくシンプルな解消法が、
ここで見つかると思うんです。
●うまくいってないとき。
「私は、何にまだ慣れが足りないんだろう?」
→ その回数を増やす工夫が、上達への最短ルート候補。
●つまらないとき
「私は、何に慣れきってしまったんだろう?」
→ 何でもいいからそこに新しさを取り入れるのが
充実への最短ルート候補。
っていうのが、
魔法の質問になりうるんじゃないかな。
ではでは、くれぐれも、お大事に。
慣れきってないうちは、才能の有無なんてわからない。