楽ゆる式◎セルフケア整体

心と体が楽になるコツ。辛い症状・病気を自分で治したい人へのヒント。 ----- by 楽ゆる整体&スクール代表 永井峻

痛むのは「力があるから」だよ

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痛いのは、イヤだ。
みんな、そうです。

でも実は、
「痛み」を超えて悪化すると「無感覚」になる。
この事実を、知っておいてほしい。

 

今日また、
「放っておきすぎたことで、ひどく悪化しちゃった」
という女性に、会ったんです……


あのね、
「痛い」うちは、回復力がまだある。
「ご主人様、どうにかしないとですよ!」
脳がそうサインとして出すのが、痛みだから。

あまりに長く痛みが続くと、脳だって、あきらめる。
「ああ、いくら言っても、ダメなんだな」って。
感覚をマヒさせてしまう。
痛みさえ感じなくなる。

だから「鈍い」のは「痛い」のより、危ないんだよ。


これ……何かに似てない?

心。
心も、まったく同じ。

悲しいとか傷ついているうちはまだ、力がある。
ほんとうに疲れ果てて気力が失ったら、
マヒしてしまう。どうでもよくなる。

だから、大切なことは、3つ。


1つ目は、
「痛みがあるうちに、ちゃんと相手にしてあげる」
ということ。
「言われてるうちが華」ってやつだね。

治る力の証拠として、痛みを大事に考える。
無視しない。
それだけで、ずいぶん深刻な事態は防げるから。


2つ目は、
「痛くなかったものが、治る過程で痛むこともある」
と知っておくこと。

マヒまで行ってた症状は、良くなったからこそ
「痛みの感覚が正常化して、痛い」ことがある。

大事なプロセスだから、ここで治療をやめちゃ、もったいない。


3つ目は、
「鈍くなってると気づいたら、いち早くケアすること」
一番伝えたいのが、これです。

あなた自身のこともそう。
あなたの大切な人のこともそう。

「気にならなくなった」というのと、
「気にする余裕もなくなった」というのは、
似ているようで、全く違うからね。

後者を放っておくと、ブレーカーが落ちちゃう。
脳が「もう無理やりでもご主人様を止めるしかない!」
って判断するから。

仕事の事情、生活の事情、
もちろん、簡単じゃないのは、わかります。

でも、
自律神経失調、うつ、パニック……
一度ブレーカーが落ちるところまで行ったら、
仕事も生活も、
「3倍」とかのレベルで、大変になるからね。

逆に、健康でさえいたら、
仕事も生活も、何とでも取り戻せます。


今、何かに鈍くなってない?

事態はぜんぜん改善してないのに、
「どうでもよくなってきた……」っていうこと、ない?

むしろ以前より元気なら、いいんだよ。
それなら、執着を手放しただけかも知れない。
こっちは正確には「ま、いっか!」の心境だね。

ヤバいのは、
ため息が出るような感じで「どうでもいい」とか、
何も感じないような「どうでもいい」のほうね。
ドライな感じのやつ。
心が「シーン」としてるやつ。


そうなったら、とにかく自分を最優先に大事にして下さい。
信頼できる誰かに「今ちょっとやばい」って、
いち早く伝えて下さい。
ちゃんとした判断ができなくなる前にね。
(みんな、弱りすぎると、判断力も鈍るからね)


体も心も、災害の前では「避難が最優先」です。

だから、たまに自分に聞いてあげて下さいね。


「今、何かに鈍くなってない?」