「先生わたし、1週間で、開脚、かなりできましたよ!」
という声がある一方で――
「どうしてでしょう、やわらかくなりません……」
そんな人もいます。
まったく同じストレッチをやっているのに。
2人の差は、月とスッポンです。
……昔から思ってるんですけど、
月とスッポンどっちがいいか、は人によりますよね(笑)
それはともかく「効果の差がエグい」わけですね。
どうしてか、わかりますか?
結論だけいうなら「回復力に差があるから」です。
大きいのは、回復スイッチといわれる自律神経のちがいです。
「体が素直かどうか」
というと、わかりやすくなるでしょう。
これも心と似ています。
後輩たちを何人か、思い浮かべてみてください。
アドバイスを素直に聞ける人と、そうじゃない人。
すごい差があるでしょう?
「やわらかさ」というのはつながっていて、
脳や心が柔軟だと、余裕があるってことになるんです。
余裕ってつまり余白だから、
「吸収するスキマ」がある。
そういう人は、ストレッチでも何でも、効きやすい。
逆に「やわらかさ」を失っている脳や心だと、
余裕やスキマがないから、効きにくい。
そういう仕組みなんです。
あ、そうそう、
イメージしてもらったらいいのは、
吸水が悪くなったタオル。
古くなって線維がつぶれたら「吸わなくなる」よね。
心や体も同じなんです。
吸水が悪いということは、血液をいい感じで保てない。
ポンプも下手。だから血流が悪い。
ゴミがたまる。
で、硬くなる。
「いい刺激」が外から来ても「反射みたいに抵抗しちゃう」。
そうすると脱力ができないから、
マッサージとかで
「力、抜いてくださいねー」って言われちゃう。
そういう人に施術効果が出てにくいのは、想像しやすいでしょう?
これも心で考えると、わかりやすい。
自信がない人やコンプレックスが強い人ほど、
「いいアドバイス」をもらっていても、
つい反射的に抵抗しますもんね。
「いや!そうじゃないんです!」つって
パッと言い訳が出たり、否定したりね。
かぶせ気味になるぐらい。
当然、アドバイス(という刺激)も入っていかない。効かない。
余裕がなくて、他人を受け入れるスキマがないんだね。
じゃあ、どうしたらいいのか。
「ノリのいい素直な体」や「素直な脳」はつくれるのか?
はい、作れます。
自律神経をゆるめたらいい。
そしたら、
心身には余裕ができて、素直になります。
自律神経は「アクセル」と「ブレーキ」にたとえられますけど、
そこれそ「行く」も「止まる」も上手だったら、
運転、楽でしょう?
アクセルがおかしいとか、ブレーキが効かないんだったら、
怖くってカチコチになるよね(笑)
そういうことなんです。
具体策で、まとめましょう。
ストレッチでも健康法でも、
はじめる前に、
●耳くるくる
●ウェイブポンピング
●開花の呼吸法
のどれかをやってみてください。
ストレッチが一番わかりやすいけど、
「効き目がグンと上がる」から。
3つ並べてみて気づいたけど、どれも人気動画でした(笑)
自律神経が弱ってる人、それだけ多いってことなんでしょうね。
手軽さでは「耳くるくる」が1番優秀かな。
座ったまま、パパッとできますから。
気に入ったやつをいつも使ってもいいし、
もちろん、3つやれるなら、それも面白いです。
「聞く体勢」をつくってからアドバイスするイメージ。
「つけ置き」してからお皿洗いするイメージですね。
ちょっとした手間で、
効き目が2倍とかになるはずだから、おいしいよね。
それぞれリンクを↓にはっておきます。
ぜひ、試してみてください。
ず~~っと心にたとえながら説明した通り、
もちろんこれ、メンタルにもいいですからね。
●超簡単!あごがゆるむ耳くるくる。
顎関節、全身疲労、神経や睡眠の悩みに。
ではでは、くれぐれも、お大事に。
「年齢のせいで効かない」というのは、デマ。安心してね。
(80代でもすげえ効く例、たくさんありました)