楽ゆる式◎セルフケア整体

心と体が楽になるコツ。辛い症状・病気を自分で治したい人へのヒント。 ----- by 楽ゆる整体&スクール代表 永井峻

実はそれも、選べることだよ

実はそれも、選べることだよ



「実はそれも、選べることだよ」

この言葉を、このところ、くり返している。

自分に対しても、そう。
誰かに対しても、そう。

 

嫌なこと、面倒なこと、氣が重いこと……
ついつい手を出してしまうこと、イラッとすること、
自分を責めること、人を責める気持ち。

ほんとうは、選べるんじゃないか。

● ハラの立つほうに解釈するか、他の可能性を残すか。
● 今すぐ評価するか? ひとまず保留で、様子を見るか。
● 相手の落ち度とみなすか、自分側もチェックしておくか。

● 相手の意図的なものと思うか、悪気がない可能性もあるのか。
● 悪い人なのか、悪い「状態」なだけか。
● 面倒だからやらないのか、より面倒になる前に今やるのか。

● 怒りを出す・出さない以前に、ハラ減ってない?(まずなんか食う?)
● 遠ざかるのと、近づくの、ほんとうはどっちがマシなのか?
● 難しいのか、難しくしちゃってるのか?

● やれないのか、やりたくないのか?
● 嫌な感情と、「自分のことが嫌になる」のと、どっちがマシか?
● 何かを叶えるための我慢は、我慢じゃない方法を取れないか?

● 言ってもどうせわからないのか、実はまだちゃんと伝えたことがないのか?
● 何をやってもダメなのか、自分の考える範囲が狭かっただけなのか?
● 本当に不幸なのか、比べる相手が間違っているだけなのか。

● 本当に好きじゃなくなったのか、思い入れを自分で止めてしまったのか。
● タンパク質が足りないだけじゃないのか?
● 睡眠が足りないだけじゃないのか?

……


どうしようもなく、心が疲れているとき。
絶望という言葉も浮かばないぐらい、
「もうダメか」と思うとき……

ぼくは、本当は選べることを、選ばないでいた。
「実は選べる」ということさえ、忘れていた。
考えないでいた。


「どうせ今は何をやっても無理だ」と、
いったん休むのは、大切。
それはそれで、必要だ。

でも、そのまま「穴」にい続けると、
「どうせ無理」がクセになってしまって、
穴の住人になってしまう。
間もなく、ますます苦しくなる。


「全体的に穴の中」という状態の人もいれば、
「家族問題については穴の中」、
「あの人問題については穴の中」など、
限定的に、体の一部を穴に突っ込んでいる人も、いる。
……変な言い方だけど(笑)


あえて、断言してみる。

「何一つ選べない」ということは、きっと、ない。

同じぐらいひどい環境や状況でも、
人それぞれ、反応が違うのだから。
生き方が違うのだから。


「実はそれも、選べることだよ」
と、誰かに言ってもらいたかった。

「実はこれも、選べることかもしれない」
と、自分に、言ってやりたかった。

それだけで、
あんなに長く穴の中にいないで
済んだかも知れない。

今いる穴から、
這い出すきっかけになるかも知れない。


「どんなときも選べることはある」という考えを、選ぼう。
厳しい決意ではある。それはわかる。
でも、こっちを選んだほうが、ぼくらにとっての人生は、
やさしくなるから。


今、どっちを選んでる?

今、無意識に、そっちを選んじゃってることに、気づいてる?

だったら今、
もっと自分の人生にやさしいほうを、選び直せない?

それは、ほんとう?

ほんとうのほんとうは、どうしたい?

そのために20%でいいから、
選び直せること、あったりしない?
(しばらく、探すの、忘れてなかった?)


おせっかいだけどね。
たまに、自分に言ってあげたほうが、いいんです。


「実はそれも、選べることだよ」


ではでは、くれぐれも、お大事に。
自分の選択ほど、自分の魂に響く表現は、たぶん、ない。