「腸も、甘いのが好き」
だということが、最新の研究でわかったそうな。
で、それなのに「人工甘味料」には、ゼンゼン反応しないんだって。
なるほど、面白い……
あの「甘いは甘いけど、なんか嬉しくない感じ」の正体って、
【腸の不満】なのかもね。
そうそう、
コロナのことがあってね、
"自粛"が当たり前のキーワードになってから、
よく考えるんです。
"本物"と"ニセモノ"を
選り分けていきたいなって。
こんなことを言うと、
「本物かどうかなんて、個人の見方によるでしょ!」
ってツッコミがありそうだね。
――そう、その通りでね。
だからこそ、
"個人的に本物かどうか"ということが、すごく大切。
だって、
「自分で考えて、選びとる力」が
より問われるんだもの。
たとえば……
「誰が何と言おうと、あたいは、これが好き」
「反対されるかも知れないけど、これはやらない」
「何となくでやってきたことだけど、どうも
自分にとって大事みたい」
「何となく続けてきたことだけど、どうも
やめても問題ないみたい」
「こんなときだからこそ、前からやりたかったアレ、
始めてみようかな。……想像したら、ワクワクする」
「こんなときだから考え直してみたら、
今目指してるアレ、ちょっとズレてるのかも」
みたいなことね。
なぜかというと、
2つ、ポイントがあると思ってます。
●生活はますます「バーチャル」になっていく
(エンタメはもちろん、仕事も、他の娯楽もオンライン化する)
●「ニセモノ」の量が増えていく
ということ。
1つ目は、もうみんな、感じてると思います。
リモート・ワークもそうだし、
ズームでの会話なんかもそうだね。
アナログでやってたことが、
デジタルでもできるじゃん!ってね。
「ぼくのなつやすみ」の大ヒットもそうだけど、
いよいよ「外で遊ぶこと」でさえ、
バーチャルで楽しむのが当たり前になってきた。
良い・悪いじゃなくて「ただの事実」としてね。
で、問題は、2つ目です。
これだけ生活の中にバーチャルが入ってくると、
「ニセモノ」が増えるんです。
わかりやすいのは「デマ」だね。
マスクの買い占め、
トイレットペーパーの買い占めなんてことも
あったけど、
多くの情報が「証拠不十分」なまま、出回っちゃう。
たぶん、ニセモノの割合自体は、増えてないんだけどね。
たとえば、
本物1:ニセモノ9ぐらいの割合だとしてね。
情報量が10だったら、
10に1つの本物を探すのは難しくなかった。
9個のニセモノにぶつかった後には、
1つぐらい、本物が見つけられた。
でも今、
インターネットとかのおかげ(?)で、
情報量が10万ぐらいになってるから、
1つの本物を探すまでに、
10や20のニセモノを経るぐらいじゃあ、
全然足りなかったりする。
本物を探すのが、どんどん難しくなってる。
そうなると、大事な判断を、間違っちゃうよね。
それこそコロナについてだって、
慎重過ぎる人もいれば、
無警戒過ぎる人もいる。
だからこそ、
個人としての「判断軸」を磨いていきたい。
そうじゃないと、
「気が付いたら、自分が全く望まない生き方になってた……」
っていう悲劇に、なりかねないから。
ほんとうの「甘み」じゃなくて、
にせものの「甘味料」を追っかけちゃたから、
ハラの底では満足してない……みたいなね。
そうならないためには、
どうしたらいいか?
その方法が、冒頭でお話した、
"本物"と"ニセモノ"を、
まずは個人のレベルで、選り分けていくことです。
いらないものを捨てるクセをつける。
本当に必要なものをより大事にするクセをつける。
その「区別」を1つ1つやっていく。
その直感を含む「選別力」が、
情報洪水の時代の中で「船の錨(いかり)」のように、
あなたを沈没や遭難から、防いでくれる。
……そう思うんです。
ぼくは、
「ちゃんと考えて、ベストじゃない選択をして、
そのために苦労をした」
というのは、いいと思うんです。
でもね、
「まともに考えられない状態になっちゃって、
全くその人らしくないミスをして、変な苦労をする」
のって、どうしても、もったいないと思うんです。
(今コロナで、そうなってる人、少なくないように見えるしね)
超長期的にみたら、それも学びなのかな……
と言えなくはないんだろうけど。
でも、
経験値というものにも「質」があると思うんです。
「より、その人らしさが活き活きと育っていくミス」と
「その人らしさが死んでいってしまうミス」というのが、
あるんじゃないかってね。
だから、
「本物を選ぶトレーニング」を普段からしておきたい。
いらないものを整理して、
ひとにぎりの心の余裕をキープしていきたい。
(ちなみに、
体をやわらかくするのも、その役に立つよ)
そんなわけで、こんなときだからこそ、
考えてみたら、どうだろう。
どんな風でいられる自分が、好き?
どんな自分だったら充実して、楽しくて、
自分を信用できて "生き心地"がいいだろう?
「その自分」にふさわしくないものを、
今から、捨てられない?
(物、習慣、目標など)
「その自分」にふさわしいものを、
どうやって、手にしていこうか?
(物、習慣、目標など)
この質問は、
今すぐ生活がシンプルでより好ましく強いものになる、
というもの。
……だし、それに加えて、
今後ますます混乱する「情報洪水時代」に向けて、
「選別力」を上げていくトレーニングにもなるはず。
もう気づいた人もいるかもだけど、
この同じ質問が、
「コロナ前」と「コロナ後」では、
違う答えに導いてくれるんじゃないかな。
ではでは、くれぐれも、お大事に。
「人生の人工甘味料」に、騙されないように。