楽ゆる式◎セルフケア整体

心と体が楽になるコツ。辛い症状・病気を自分で治したい人へのヒント。 ----- by 楽ゆる整体&スクール代表 永井峻

「わかってもらえない」の向こう側へ

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ぼくが「整体をやりたい」と言ったとき、
止める人がいた。
『そんな仕事、収入がガタ落ちするよ?』

 


ぼくが「独立するつもり」と言ったとき、
反対する人がいた。
『なんかあっても、お金は貸せんからね!』
(そんな相談をする素振りさえ見せてないのに)

ぼくが「本を出したい」と言ったとき、
笑う人がいた。
『そんなの、できるわけないやろ』

ぼくが「ボキボキせずに骨格を治したい」
と言ったとき、怒る人がいた。
『そんなこと、ありえんわ!』

ぼくが「整体は通信教育が向いている」と
言ったら、あきれる人がいた。
『そんな高いお金、ネット上で払うわけないじゃん』


……でも。


ぼくは整体師になったし、
独立もしたし、
本も出版したし、
ボキボキせずに骨格を治すようになったし、
通信で学べる整体スクールをつくった。


どれも今、
ぼくにとってすごく大事な仕事になっている。
喜んでくれる人も、少なからず、いる。


最初は、
「そんなに反対されるなら、やばいのか?」
って、ちょっと不安に思った。

でも途中から、違ってきた。


不安なのはぼくじゃなくて、
「その人」だった。


「わかってもらえないこと」にも色々あって……

価値がないとは限らないし、
理解されていないとも限らない。
他人の意思を無理だと決めつけていい人なんて存在しないし、
多数(派)の賛同が不要なことも、よくある。


むしろ、
ぼくが本当に大事だと思うことは最初、
「わかってもらえない」ところから、始まった。


そんなもの、なのかも。

「わかってもらえない」は、
悩むことじゃないのかも知れない。


まるでその証拠みたいに、
転職や独立や出版や新規事業がうまくいったあとで、
「わかるよ」「わかってたよ」
と言い出す人が、必ず現れた(笑)
ぼくがしている説明は、うまくいく前と、何も変わらないのに。


怖いのは「タネ」のときだと思う。

たとえば……
叶えたい願いはある。
でも、まだ芽が出てないどころか、
タネが本物かどうかも、わからない。

そういうときに、
止められたり反対されたり笑われたり怒られたり
あきれられたりすると……怖くなる。

もちろん、
「それぐらいで止まらない気持ちこそが、本物の条件だ」
という言う人も、いるでしょう。

でも、
「それぐらい」というほど、軽い打撃じゃないときもある。
心ない「それぐらい」のことで、本物のタネが
潰されることだって、いくらでもある。
そして、才能の多くは「繊細さ」を抱えてもいる。


だから、
「わかってもらえない」の正体なんてあやふやだと、
ぜひ、知っておきたい。

「わかってもらう」ことを優先させ過ぎて
自分を殺すクセがついてしまうと、
ほんとうに個性が餓死することもあるんだから。

価値のある批判ってほんとうは
「わかろうとした人」にしか、できないのだと思う。
だからきっと、
「わかってもらう努力をすべき相手」って、限られている。

それは、場合によっては、
たったひとりから始まるかも知れない。


そんなことも踏まえて……


タネをまく人でいたい。
タネをまく人を応援する人でいたい。
誰かのタネを一緒に温める人でいたい。
それを忘れないでいたい。


小さな意思が、心ない干渉から守られますように。


ではでは、今日もお大事に。
「責任が持てる範囲でしか口出ししない」という良識って、
今の日本ではもう薄れてるんだろうなぁ。