楽ゆる式◎セルフケア整体

心と体が楽になるコツ。辛い症状・病気を自分で治したい人へのヒント。 ----- by 楽ゆる整体&スクール代表 永井峻

樹木が枝葉を伸ばすように、見知れ。



スーパーが好きです。

細かな工夫がつまったダイソーとか、
色んな暮らしかたを想像できるイケアとか、
脳のスキマを刺激してくるヴィレッジヴァンガードとかも
すごく面白いけれど……

ぼくはスーパーが、もっと楽しい。

 



肉、野菜、豆腐、卵……

たくさんのものがあって、でかい。

どんな加工もできる、
エネルギーに満ちた、地球の産物にあふれてる。
本当はどこよりも、クリエイティブだと思う。


(ちなみに同じ「スーパーマーケット」が元でも、
 日本では「スーパー」と略して呼ぶし、
 韓国では「マート」という。

 ……なんか言いたくなっただけ!)


新しい町では、必ずスーパーに行く。

笹塚とか江古田とかではもちろんのこと、
タイでもイタリアでもバリでも、
スーパーに行く。

楽しい。
「その土地のパワー」が、
スーパーや市場には、ギュッと詰まってる。


でも……

昔は、そんなことはなかった。
スーパーは嫌いな場所だった。

おかんやばあちゃんの用事に「付きそう」だけで、
ぼくはただただ、待っていた。
アポロチョコをもらうための「我慢」でしかなかった。


変わったのは、
自分で料理をするようになってからだ。

小学校2年生のとき、
チャーハンのつくり方を知った。
(タカアキくんが教えてくれた)

自分で食べものをつくれることがあまりに嬉しくて、
週5回ぐらい作っていた時期もある。
ふきんをフライパンにのせて、
「あおり」の練習をしていた夜も、なつかしい。


それからというもの、
スーパーにあるすべてのものが、
「チャーハンをより美味しくする候補」に変わった。

肉、野菜、卵……
もっと合うものは、どれだろう?

やがて、
塩、こしょう、しょうゆ、料理酒。

さらには、
油、スパイス、お米そのもの。

しまいには、
包丁、おたま、鉄鍋。

すべて、ぼくに関係あるものになった。


好きが一定量を超えると、広がるらしい。


チャーハンへの興味が
オムライスへと発展し、
ガーリック・ライスを呼んで来て、
焼きそばにスピンオフし、
スパゲッティをフィーチャリングした。

スーパーはますます、その魅力を増していく。
大きな変化なんて、していないのに。


ぼくのスーパー愛は、
「チャーハン以前」は、マイナス50ぐらいだった。
でも「チャーハン以後」に、80ぐらいまで成長し、
今や1278ぐらいになっている。


「好き」とか「楽しい」って、
そんなものかも知れない。


好きだから関わるというよりは、
関わっているうちに、好きになる。
この順番で発生する確率のほうが、本当は高いんじゃないか?


まず「関係してみる」ということ。
その関係を、ジリジリと広げていく。


骨盤に詳しくなったら、
道行く人の骨盤に興味がわいてくる。
人間観察が、楽しくなった。

「あまりにいい匂いだから、名前を知りたい」
とキンモクセイに興味を持ったところから、
ぼくの「お花好き」は始まった。
(お花をお花として好きになるというスタートじゃなかった)

「セルフケアを説明するが、誤解される!」
という葛藤から、言葉への興味が深まった。
そしたら町中にある看板や広告を面白がるようになった。


白黒の世界に、ひとつひとつ、色がさすように。
この世界やスーパーは、
注目すればした分だけ、
その隠された魅力を小出しにしてくれる。


自分から関係しないと、わからないことばかり。


ちょうど、中島みゆきが言ってたね。


見知らぬ人の笑顔も 見知らぬ人の暮らしも
失われても泣かないだろう 見知らぬ人のことならば
ままにならない日々の怒りを 物に当たる幼な児のように
物も人も同じに扱ってしまう 見知らぬ人のことならば

ならば見知れ
見知らぬ人の命を
思い知るまで見知れ
顔のない街の中で
顔のない国の中で
顔のない世界の中で

(「顔のない街の中で」より)


……引用、ながっ!(笑)


いやーでも、ほんとに、
なんて正確なことを言うんだろうね、みゆき先生。

この曲が収録されてるアルバムのタイトルなんて、
「I love you, 答えてくれ」
ですからね。
最高!



……あれ?

何の話だっけ。



あ、そうかそうか、
「中島みゆきって本当に凄いよね」
って話だ。


そんなわけでね、
樹木が枝葉を伸ばして太陽を得るように、
ぼくも伸ばせる手は自分で伸ばそうってね、

そう思ったんです。


ではでは、くれぐれも、お大事に。
「人見知り」って、字面だけ見ると、
むしろ、ちゃんと見知ろうとしてる感じがするね。