楽ゆる式◎セルフケア整体

心と体が楽になるコツ。辛い症状・病気を自分で治したい人へのヒント。 ----- by 楽ゆる整体&スクール代表 永井峻

「邪気」って何? どうしたらいいの? ~目に見えない不調原因の防ぎ方~【保存版】

邪気,浄化


今回は、ご質問をもらいました。

「邪気って何なんでしょうか?

たしかに、特定の人と会ったあととか、
病院に行ってきた日などに、
すごく体や気分が重くなることがあります。

疲れるようなこともしてないのにガックリ来るのは
すごくイヤだし辛いので、意味とか対策とかを知りたいです」

とのこと。

うーん、たしかに。

しかも今、
全社会的にストレスが増えているので、
邪気を受けるような機会も多くなりました。
つまり、
邪気を持っている人(=通称「ジャッキー」(笑))が
町中をウロウロしている、ということね。

といっても、別に悪人という意味ではありません。
ごく普通の人たちだし、ぼくらが「そう」なってる
ときも、あるはずです。

邪気は心身にとってかなり強いストレスになるので、
健康のための基礎知識として、
ガッツリまとめておきましょう。

↓の流れで、説明しますね。
今回は保存版です!

【目次】(タッチするとその部分にジャンプします)

 



 

■1.邪気ってそもそも、何? ~「気詰まり」のひどいやつ~


たとえば……

「あの人が来ると、なんかピリつくよね?」
「あんなにグチを聞かさると、こっちまで気が重くなるわ……」
「なんとなく初対面から、いい感じがしない人って、いるよね」

こういう感覚って、ありません?

そういうのが、邪気です。簡単にいうとね。
だから、すごく身近にある。

簡単にいってしまえば、
邪気って「よくない気」のことで、
代表的なのは「負の感情のかたまり」です。

もちろん、目には見えませんから、
「うさん臭い」という人もいるでしょう。

ただ、そういう人でも、
さっさき例にあげたような
「ピリつき」とか「ドヨーンと氣が重い」とか
「ウマが合わない感じ」といった体験や体感は、あるんです。
「場の空気が悪い」って、要するに邪気だからね。

みんな感じてはいるし、害を受けることだってある。
敏感な人だったら余計にそう……ですね。

なんせ、
感情そのものだって形があるわけじゃないけど、
存在しているのも影響力を持つのも当然だもんね。

で、↑のどの(邪気を感じる)事例にも共通しているのは、
「負の感情によって、気詰まりがひどい」
ということ。

「無邪気の逆」
と言い換えると、スッキリわかりやすいかもね。


ストレスを受けて無邪気でいられなくなって、
気詰まりがひどい状態になると、
気がよどんで汚れて「邪気化」する……ということです。


■2.邪気の何がヤバいの? なんで?


気がよどんで汚れると、血も汚れてよどみます。
どっちもドロドロしてちゃんと流れなくなる。
それが「気が詰まる」≒「血が詰まる」ということ。

というのも、
そもそも気には、血流を促す機能があるんです(推動作用)。
たとえば、
恥ずかしくて「上気」すると顔が赤くなりますが、
あれは気によって血流が上(顔)に運ばれることによって、
血色が良くなって赤くなる、という現象です。

邪気によって気が詰まると、
その「血を運ぶ力」が落ちてしまうわけですね。
すると、血が行き届かなくなる場所が
「栄養不足」や「お掃除不足」になる。

つまり、
「食べものも飲みものも足りなくて、
空気も悪くて汚くて狭いところ」が、
体のあちこちにできてしまう。(言い方ひどいけどね 笑)
そしたら、色んな機能が落ちるのは、当たり前だよね。

そして、
特に邪気がたまりやすいのが、内臓なんです。

血流が落ちて内臓機能が低下すると、
免疫力は落ちるわ、
再生能力は落ちるわ、
ゴミは出せないわで、
かなり病気に弱くなってしまう。

それが「邪気」のヤバさです。


■3.邪気で性格が変わるってほんとう? ~「腹黒さ」の正体~



邪気が強くなってしまった人は、
本来のその人とは様子が違ったりします。

なぜか?

簡単にいうと、
内臓をはじめとして色んな機能が低下している
ということなんですが、
それだけでもまず「とにかく不快」なんですよね。

たとえば……

・何かがいつまでもスッキリしない違和感(消化力低下)
・何を得ても物足りないような不満感(吸収力低下)
・悪いとわかってるものを断ち切れない焦燥感(解毒力低下)
・出すべきものが出せてない停滞感(排泄・排毒力低下)
・自分には何も生み出せないような無力感(生殖力低下)
・「気分」の入れ替えができない鬱屈感(呼吸力低下)
・体に熱気や活気がない脱力感(循環力低下)

という感じね。

あたり前だけど、
違和感と不満感と焦燥感と停滞感と
無力感と鬱屈感と脱力感におそわれていたら、
「もともとのその人」の良いところが出るわけ……ないよね(笑)

まあ、
同時にすべてがやられるなんてことは
あんまりないけど、2~3個の内臓が
邪気にやられてるぐらいのケースは、よくあります。

で、
そんなふうに内臓の機能がおちて
ゴミがたまっているような状態を、
「腹にいちもつがある」とか、
「ハラ黒い」とかって、表現するわけです。

もし、もっと詳しくいうなら、
邪気は内臓のほかのところにも影響するんですけどね。
あんまり長いし、いいかげんイヤになってくるから、
これぐらいにしときましょう(笑)


ただ1つ、覚えておいて欲しいのは、
「イヤな感じの人」がすべて「イヤな人」とは
限らない……という事実です。
一時的に邪気にやらてれるだけ、かも知れないからね。

ちなみにぼくはそのあたりの様子から、
邪気の度合いを見つけることがあります。
他人だけでなく、自分のもね(笑)



■4.なんで邪気なんて生まれるの? わたしにも実はあるの?



くり返しになりますが、
「気詰まり」ってキーワードが、わかりやすいですね。
「気まずい」も、その前段階です。

そんなふうに、本当はみんな、
邪気のもとを自分のなかに感じているんです。
(この種類のセンサー、特に日本人は強いです。
「気遣い」の文化ですから。文字通りね)
 
で、この「滞った気」がたまっていくと、

●イライラ(外に向かう)
●クヨクヨ(内に向かう)

という2つの方向に分かれます(主に)

あなたは、どっちのタイプでしょう?

イライラタイプは、他責傾向になります。
「あの人、なんなんだよ!」ってね。
(ちなみにこういう人は、肝臓を傷めやすい)

クヨクヨタイプは、自責傾向。
「私って、なんでいつもこうなんだろう……」って。
(ちなみにこっちの人は、胃腸を傷めやすい)


いずれにしても、
ちょっとぐらいイライラしたりクヨクヨしたり
するのは自然なことです。大丈夫。

ただそれを「くり返し過ぎる」と、
負の感情(≒負のエネルギー)が増幅されて
邪気化していきます。

水と同じでね、流れてさえいれば
どこかで浄化されるんですけど、
滞ったりループしたりすると、自浄作用が負けて、
汚れていってしまうんだよね。

邪気ってそうやって、発生します。


■5.邪気が人から人にうつるって、ほんとう?


これね、イヤなことだけどね、あるんです。

ちょっと思い出してもらうだけでも、
イライラしてる人と接していると、
こっちまでイライラしてくること……あるでしょう?

「売り言葉に買い言葉」なんて、
まさにその原理が働いてしまうケースですよね。

ぼくらには共感する力が組み込まれているから、
良く悪くも、シンクロしてしまうんです。

お母さんの機嫌の良し悪しが
赤ちゃんの心理や発育にダイレクトに影響するのは有名ですが、
本当は大人同士でも同じことが起きてる。

跳ね返せるほどこっちがしっかりしていれば大丈夫なんですが、
そんな元気なときばっかりじゃあ、ないもんね。

ちなみに、
家族や同僚などのよく顔をあわせる人はもちろんですが、
電車でたまたま近くにいた人、
エレベーターで偶然乗り合わせた人からも、
「ひどいときには」もらったりします。

感染るなんて言い方もある通り、風邪とちょっと似てますね。
自分で「なる」こともあるし、人から「もらう」こともある。

ただ怖いのは、
邪気をもった人が数年前よりもずっと、
増えてるってことです。

イライラやクヨクヨの原因が増えている上に、
対処がみんな苦手になってる。

なぜかって、
「昔ながらの日本人の生活」をしてたら、
自動で浄化されるんだけど……
そんな人も、もう珍しいからね(笑)

とはいえ、
バリアや軸、受け流す力があれば大丈夫なので、
その方法をお伝えして、まとめとしましょう。


■6.誰にでもできる邪気の防ぎ方 & 浄化法



そんなわけで最後は、
「そもそも邪気をためないコツ」です。

負の感情を流せなくて
「詰まり」「たまり」「邪気化」する。
……ということは、
「ためずに」「小まめに流す」ことができればいい。


やったほうがいいことまず3つ。
おまけが最後の1つです。

1)手首かへそに手を当てて、静かなゆっくり呼吸3セット
2)バスソルト or 天然系の塩を入れて湯船に入る
3)負の感情を「確認」して口か手で出す
4)それでも解消できない場合には?


それぞれ、具体的に説明しますね。


1)手首かへそに手を当てて、静かなゆっくり呼吸3セット



これは、
目の前に「邪気のもと」っぽい人・もの・場所があるとき、
予防としても有効です。

手首もへそも「気が集まる場所」なので、
ここに触れて静かにゆっくり呼吸をすると、
浄化になります。バリアもできます。

あ、もちろん、これは気の訓練などを
していない人でも効果はあるので、ご安心を。
(している人はより強い効果が出ます)

小さい頃、おなかがいたかったら、
みんな手を当てるでしょう?
ある程度の気は、誰でも使えるんです。

※手首はどっちの手でもいいので、逆の手で
 クルっとつかみ持つように当てます。


2)バスソルト or 天然系の塩を入れて湯船に入る



これは、1週間に1回はやるといいかな。

日本ってほんとうに「氣の国」なので、
昔からよくわかってるんですよね。

お相撲でも、お清めの塩をまくでしょう?
海に入ると切り傷の治りがよくなったりね。
(あれ、消毒だけじゃありません)

量はそんなに多くなくても大丈夫です。
だいたいピンポン球ぐらいを目安にすると充分です。
ちなみに塩は天然の物がよくて、
「山由来のもの」よりも「海由来のもの」のほうが
平均的にいい塩であることが多いです。
(値段の高いものじゃなくても大丈夫です)

発汗作用とかもあって、いい効能たくさんです。
あ、ただし、塩が入った状態での
「追い炊き」はあまりオススメされていません。
(ぼくはやっちゃいますけども)


3)負の感情を「確認」して口か手で出す



これは1日の終わりに、毎日やるといいです。
ごく短時間でいいからね。

たとえばニキビって、ファンデーションで隠すと、
膿みたいになって悪化するでしょう?
心もね、同じなんです。

フタしちゃったままだと、膿んで、悪化する。
だから、毎日、フタをあけてやるんです。
窓を開けて「換気する」イメージね。

で、必ずしも「解決」しなくていいんです。
量的にも質的にも、
「毎日、全部解決!」なんて無理だしね。

自分の中にいる「潜在意識という子ども」に、
「うんうん、わかっているからね」って言ってあげる。

これ、超大事なんですけど、イメージできますか?

あたなもね、くれぐれも、
「ものわかりの良すぎる大人」になり切っちゃダメだよ。

意識高かったり、やさしかったり、
引き寄せの法則だからと思ったりしてね、
負の感情を「封じ込める」人が多いんです……

それはちょっと待って欲しい。
「汚れを認めないからキレイなんじゃなくて、
 むしろ汚れをちゃんと見つけてちゃんと出すから
 キレイなんだよ」って話ね。

感情が起こること自体は、自然なんだから。
そもそも「大自然」だって、汚れたりするわけで、
ただ、雨とかで「流す作用」があるだけでね。

汚れがあるのは、生きてる証拠みたいなもんで、
あったりまえです。
どんな偉い人だって、汗もかけばうんちもするわけでね。
負の感情だって、同じです。

そこを「ないもの」として否定したり、
フタをして隠してたら、おかしいことになるよね。
「感情の便秘」「感情の宿便」。

それこそ、
子どもがどんなに悲しんだり怒ったりしてても、
「いい子だから、我慢しなさい!」
って言って、黙らせるようなものです。

そんなの、健康にいいわけがない。
いい引き寄せが起きるわけがない。

だから、
「今日は、●●課長のあの言い方に、腹が立ったなぁ」
「今日は、あれがうまくいかなくて、悔しかったなぁ」
と、口に出すか、紙にでも書くんです。
そしたら「外に出る」から。
物理的かつ、エネルギー的に。
それが日記の、すごい効能です。
 
別に詳しく書く必要もないし、キレイじゃなくてもいい。
下手な文章でも全然問題ない。

でも、認めて外に出すことによって、
あなたの中にいる子どもは、安心するんです。

「ああ、ぼくは、ネグレクト(無視)されてないんだ」
「悲しんだりしてもいいんだ」
「お母さんは、ちゃんとわかってくれているんだ」

……ね?
想像したら、わかるでしょう?

↑みたいに「安心感」がある子どもと、
我慢しなさい!ってとにかく黙らせられる子どもと、
どっちのほうが幸せか。
歪まないか。
明日を頑張れるか。
人を信じたり愛したりできるか。


だから、出してあげて下さい。
あなたの中のもっとも純粋なる心に、
ちゃんと息をさせてあげましょう。

※ひとつだけ、注意点は「攻撃的なこと(≒呪い)」は
 文章にしないことです。
 「部長に腹が立った」と自分の気持ちを書くのは問題はありませんが、
 「あいつは悪いやつだ」とか「不幸が起きればいいのに」
 といった呪い要素まで書いてしまうと、邪気が増えます。


4)それでも解消できない場合には?



浄化ができる人または場所、浄化ができるグッズから、
力を借りてください。

ただし、信頼できることと、
あなたと気が合うことがけっこう大事です。
(他人に良いからといって、自分にも良いとは限らない)

自分でレイキなどの氣功を使えること、
こういうときに便利なんですけどね。
ちなみに、自分で気を練るやり方ではリスクがあるので、
自然や神様などから「力を借りる系」の氣功が良いです。

実はこのことがあるから、
ぼくもレイキのクラスをやっていたり、
員制の健康ラボでも浄化の音源やリモート浄化の
機会を提供したり……してるわけです。
そうそう、浄化グッズなんてもともと、リクエストが
元で生まれましたしね。

あ、あと、すごく大事なこととして、
「お気に入りの神社」に詣でることも、大きな助けになります。
1つでいいから、近所で確保しておくといいです。
ぼくも月詣でといって、月に1回は神社にいきます。
これは強くオススメします。
(単純に気持ちがいいですしね)




……はい。

というわけで、
3だけやけに熱く、長くなりましたが(笑)、
これだけ知っておけば、
普通の邪気への対処としては、まずまずです。

ちょっとした浄化を試してみることで、
不思議と体調がグンとよくなるのを実感する人も、
けっこういます。

特に、
「何をやってもなかなかよくならない、なぜだ!」
みたいな不調がある人は、ぜひ試してみて下さいね。


今回はちょっと不思議系のお話でしたが、
「不思議なもの」って強い力をもっています。
ちゃんと理解してうまく付き合えば、
すごく便利な味方になるものです。

実は邪気だって、扱い方を間違えなければ
「正気」というプラスの氣に変わりますからね。
(今回紹介したのは、そういうやり方ばかりです)

せっかくぼくも整体師=氣の仕事人なので、
ちょっとずつ、こういうお話も、
書いていきたいと思ってます。


ではでは、今日もお大事に。
「氣が晴れる」って言い方がありますけど、
あれも多分、浄化のことなんでしょうね。