「何の制限もないとしたら、何がしたい?」
って、よく使われる問いがある。……でも、
「何の制限もないとしたら、何をやめたい?」
という問いも、すごく大事だと思う。
後者のほうがきっと『自分の本音が見つかる効力』は強い。
もちろん、全部をやめなくてもいい。
「減らす」だけでもいい。
「少し変える」のもいい。
なんなら「本音を自覚する」だけでも違う。
そうやって生まれるのが、余裕。
余裕はスキマ。
そしたらやっと「やりたいこと」が、入る。
だから、何かを始めるには、その前に何かをやめるのが先決。
……なんだけど、
実は『スキマそのもの』にも、価値がある。
ぼくらが呼吸できるのも、
物を食べられるのも、
うんこをちゃんと作って出せるのも、
「適度なスキマが、肺とか胃とか腸とかにある」から。
逆に、
「食べ過ぎてスキマが足りない」ときは、
息がしにくいし
物はもう食べたくないし、
うんこも不調になる。
これには実感もあるはず。
スキマって
「作業スペース」でもあるし、
「消化吸収スペース」でもあるし、
「思考スペース」でもある。
足すより先に、まず引くこと。
大事なことこそ、この再確認から、始めよう。
そんなわけで、もう一度だけ……
【Q】何の制限もないとしたら、何をやめたい?
「そんなのとんでもない!」
って反射的に思いがちだけど、
そうとも限らないことって、実はすごく多い。
心って簡単に縛られるから。
やめるか、減らすか、少し変えるか、自覚だけするか……
少しでもいいから、重りを下ろそう。
たいていの重りって、
「必要より多めに」なってるから。
自分を信用できてない人は、特にね。
※ちなみに人体って、物理的な空洞(肺や消化管)で考えると
30〜60%は「スキマ」でできてる。
原子レベルで考えると99%以上が「スキマ」だったりするよ。
ではでは、今日もお大事に。
「人には絶対に迷惑をかけてはいけない」
という重りを、ぼくも今、はずしている最中です。
(迷惑はどうしたって、お互い様だからね)