楽ゆる式◎セルフケア整体

心と体が楽になるコツ。辛い症状・病気を自分で治したい人へのヒント。 ----- by 楽ゆる整体&スクール代表 永井峻

その言葉は、毒か薬か


「お客さん、からだ硬いっすねー」
って気軽に言ってくるセラピストって実は、黄色信号。
もし重めに言ってくるなら、ほぼ赤信号だと思うんです。

なぜって、その『前提』は、叶うから。
これ別に、スピリチュアルな話じゃないのよ。

たとえば60分、「硬いからだ扱い」をされる。
その人との会話にも、
施術の手つきにも、
刺激の強さや量にも、
「硬いからだだから、という意識」は、反映される。

刺激が強すぎたり多すぎたり、
力みがあったりそれが伝わったり……

「私のからだって、硬いんだな」と、
それこそ“あの手この手”で……思わされてしまう。

その意識や言葉や手つきからの影響で、
自律神経の状態が落ち、血流が落ち、筋質が下がる。
そうして「かたい体」が、ますます叶う。
(それでリピート回数 = お店の売上げ が増えたりもする 笑)

いいセラピストは、そんなことをしない。
リスクを理解しているから。
もちろん弱点も把握するけれど、強みも見つける。
「強みでどう弱点を補うか」のバランスを考える。
どちらの意味もちゃんと考えて、言葉を選んで、伝える。

要は、サービスが終わった後に、
「自分の体は悪いところだらけだ。放っておいちゃダメだ」
と思わされているのか、
「自分の体も捨てたもんじゃないな。改善していけそう」
と思えているか。

そのチェックだけでも、セラピストの質がわかる。
前者はあなたとあなたの体を「不仲」にしていく。不調和行き。
後者はあなたとあなたの体を「味方」にしていく。調和行き。

不調和の行きつく先は当然、不調です。

悪気がない場合も多いから、前者には気をつけてね。
後者の人を探したいし、自分自身も、後者でいたい。
(セラピーに限らず)