クヨクヨ、ピリピリ、オドオド……
そういう「性格」なんじゃなくて『状態』なだけ。
それを勘違いして自分を責めるの、やめようね。
体に悪いし、間違ってるから。
３種のストレスが「負債」になって溜まってたら、
性格に問題があるかのように見えちゃうんだよね。
だから必要なのは「矯正」とか「鍛錬」とかじゃなくて『浄化』です。
たとえば「ひどくクヨクヨしてる人」がいても、もし
昨日ご家族が亡くなったって知ったら「そりゃそうか」って思うよね。
でも実は、喪失感や悲しみの『感情負債』を溜めちゃってる人は
すぐ「そう」なるんです。どんなに元々メンタルが丈夫だったとしても。
たとえば「やたらピリピリしてる人」がいても、もし
仕方ない事情で丸２日ほぼ眠れてないなら「そりゃそうか」だよね。
でも実は、『思考負債』を溜めて浅い睡眠を繰り返してる人は
すぐ「そう」なる。どんなに元々はおだやだったとしても。
たとえば「やたらオドオドしてる人」がいても、もし
昔襲われたことがある動物が今目の前にいるなら「そりゃそうか」だよね。
でも実は、苦手意識や恐怖感などの『感覚負債』を溜めちゃってる人は
すぐ「そう」なる。どんなに元々は堂々としてたとしても。
みんな同じ。
能力とか性格のせいで余裕がないというよりは、
すでに「バケツがいっぱい」なぐらい、
過去からのストレスが溜まっちゃってる。
感情か、思考か、感覚に。
「余裕がない人」じゃなくて、
「余裕がない状態の人」ってだけでね……
誰だって「そりゃそうか」って思うような分量のものを、
大抵の人は背負って生きてる。
（口に出すかどうかが、人によるだけで）
そんなすごい重りを抱えたまま、
「メンタルを強くしよう」って言われたって、
ちょっとスパルタ過ぎるよね。
もうずっと無理してきたんだから、
それ以上無理しちゃあかんよ。
（無理させる側もさせる側だしさ）
専門的なケアは別としても……
感情負債は、心が温まる時間や存在に浄化される。
思考負債は、ボーッとできる時間や存在に浄化される。
感覚負債は、ホッと落ち着く時間や存在に浄化される。
そしたら、鍛えたりなんかしなくても
メンタルが強くなる……というよりは、やわらかくなる。
「しなやかさ」を取り戻す。
それは「ゆがみを抱えたまま固めて強化する」より、
はるかにヘルシーで強いこと。
やわらかいなら「めぐり」が良いから、
「寝れば治る度合い」も、強くなっていく。
（それは体だろうと心だろうと、同じです）
心が温まる、ボーッとできる、ホッと落ち着く。
実は、宇宙一これを簡単にぜんぶ満たすのが
「温泉」と「ペット」と「（マジで）美味いもの」なんだよね。
そりゃあ人気がすごいよね。
あとは贅沢をいえば、
温泉みたいな人にたまに会えるといい。
プライベートでそんな人がいたら幸せ過ぎるけど、
「通ってる場所（お店とか）にいてくれる」だけでも、
人生の質が変わるぐらい、大きい。
鍛える前に、
誤解する前に、
責める前に、
ちゃんと癒すことを考えよう。
「性悪説」を唱える人の言い分もわかるけど、
ぼくは健康状態がよくなるのに比例して
魅力ややさしさがドッバドバに出てくる実例を見過ぎたよ（笑）
そんなに悪い人って、やっぱり滅多にいない。
性格の問題と状態の問題とは、
区別していこうね。
人に対しても、自分に対しても。
