○ 楽ゆる式

整体の眼でみた世界。こころとからだが、楽にゆるむコツまとめ。心体脳の能力を最大に。

すべての「クヨクヨ」はやがて肥やしになる

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「本気で悩んだことがねえやつなんて、つまんねえよ」
           (名もなき賢人)

 

■ 「なんでそんなに本出せるんですか?」


次の新刊が3冊目になります。
だからでしょうか、たびたび聞かれるんです。

色んな運やご縁のおかげなんですけど、
「本にするようなネタや熱意がなぜ出てくるのか?」
という意味で答えるなら……

「ワイが昔からずっとクヨクヨする人間やからやで」

というのが、真相です。


7歳からずっと腰が痛かった。
100種類以上の健康法を試したけど、治らなかった。
怖い先生にもいっぱい会った。
20万するような敷き布団でも、効かなかった。
サッカーの引退試合、途中退場するしかなかった。
営業先で、顔が突然痙攣しだした。
食べものの味がわからなくなった。
眠れなくなった。

……あ、ごめんなさい。
どんどん重くなりますね(笑)

そう、ず~~っとクヨクヨしてきたんです。

で、そのたび思ってました。

なんでだろう?
どうしたらいいんだろう? 
どうすれば少しでもマシになるんだろう?

って。


ぼくが整体師になったのも、
こうやってセルフケアの本をつくれるのも、
あの過去のクヨクヨがあったからなんです。



■ ぼくの「クヨクヨ」がすべて肥やしになった


自分がクヨクヨしてたからわかること。
たくさんあるんです。

本人が苦しんだからこそ、リアルな欲求が見えてくる。

たとえば……

整体ってけっこう高い → 自分でケアできたらいいのに
怖い先生が多い → 責めずに教えてくえたらいいのに
痛いこともけっこうある → 痛くないやり方ってないのかな?
時間のかかるセルフケアはきつい → 短時間でやれないのけ?
雨の日できないことは続けにくい → 自宅でやれたらいいよね

という風に。

「ぼくが心身ともに弱ってた患者」として
本気で感じていたクヨクヨ、不満、望みがあったんです。


だからそれを叶えるものをつくりたいと思えば、
「似た穴の中で苦しんでいる人が、穴から出る助け」に
なるんだと思うんです。

穴の中の暗さとか、寒さとか、心細さとかね、
そういうのわかってる人じゃないと、
穴から出る方法ってリアルなものにならないんですよね。

それこそ、
「生まれてからずっとモテ続けてきた人」が
「モテる本」を書いたって、ぜんぜん面白くないんです。

「そりゃあんただから、そのやり方で行けたんでしょ?」
ってなっちゃう。


そうじゃなくて、
「モテなくて散々クヨクヨしてた人が、モテるようになった方法」
だったら、知りたい人は多いんです。
リアルに響くから。

同じクヨクヨを抱えたことがある人との間で「共感」が生まれるから
本当に「届く内容」「届く言葉」が生まれるんだと思ってるんです。



■ 自分の「負のオーラ」を活かすヒント


リアルにクヨクヨしたことは、肥やしになる。
ただ、それを肥やしとして活かすには、
ポイントがあるんだと思います。


0)クヨクヨはしてもいいと知ること
1)クヨクヨを認めてよく見つめること
2)クヨクヨとの付き合い方を考えること
3)時間がかかってでも克服すること


3まで行く必要はありません。
ただ3まで行けば、本になるネタになりうるという感じです。

1がちゃんとできているだけで、人とつながれると
思います。これだけも、意味はとても大きいですよね。

2ができてくると、少しずつ自由になります。
その話を聞いた相手が、喜ぶようになってきます。

克服まではできないとしても
「そうか、そう考えたら楽になります」って
言われる付き合い方がわかってくれば、負担が軽くなるからです。

腰痛がなくなってはいないけど、
軽くする方法は知っている、というのに似てますね。
腰痛がなくなるのは3、軽くはできるのが2ですね。
「いやー、ぼくも腰痛持ちでさ」と言えるのが1です。


「傷つきやすさは才能である」

過去、ぼくを大いに支えてくれた、心理学の格言です。
セラピストになってみて、この言葉の意味を
噛みしめるようになりました。


「永井先生は自分が体を壊したことがあるから、
 こうやって話をわかってくれるんですね。
 そうじゃない先生のほうが、私が会った中では
 多かったです。わかってもらえないな、という
 さみしさがずっとありました。しょうがないんだけど」

そんなことを話してくれた患者さんもいました。


腰痛にちゃんと悩んできて、よかった。
自律神経失調症にちゃんと悩んできて、よかった。

そう思えることが、年々増えてきます。

今ぼくやあなたが抱えているクヨクヨも、
やがてそうやって、肥やしになるかも知れません。
場合によってはもっと育って、メシの種にもなるかもしれない。


「何にでもちゃんと向き合おう」なんて
息苦しいことは言いません。
(そんなことしゃダメよ。息が切れるから)

ただ、
「このクヨクヨから楽になりたい」と強く望むものについては、
見つめたり、考えたり、調べたり、聞いたりしてみて、
いくつかの角度から、攻略を試みるのは、いいと思うんです。

そして、少しでも軽くなったものがあるなら、
さらにうまくいって克服に近い状態になったものがあるなら、
大切に覚えておくといいですよね。


そうやって織り成してきたものは、
いつか誰かの傷をかばうかもしれない。

少なくとも、誰かとつながる糸には
なってくれるでしょう。


……中島みゆき風に、まとめてみました。




……というわけで今回は、
「本のネタはすべて、クヨクヨから生まれた」
というテーマで、お送りしました。

ではでは、くれぐれもお大事に!
突破口って、まず1つあればいいとも思ってるんです。


編集後記に続く……


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■ 編集後記



いまふと思ったんですけど、
ほとんどの悩みって、消えはしないんでしょうね。

こんなこと断言しちゃいけないかもですけど(笑)

解決し切らないから、
本がずっと売れるんでしょうし、
解決し切らないから、
成り立っている商売もあるでしょうしね。


でも、多分、それでいいんだろうな。

問題そのものに加えて、
「解決しなきゃ」という焦りまでが悩みになっちゃったら、
2倍大変ですしね(笑)

真剣にとりくむものはあっていいけど、
なんとなくずっと付き合っていく悩みがあっても、
それはそれでとても自然なことなんでしょうね。


実際、最良の悩み解消って、

「解決できた!」ということよりも、
「無理に解決しなくても大丈夫だ」と知ることかもしれません。

問題視しなくなったり、
敵対視しなくなったり。


そういえば東洋医学には、
「忘れたころに、病気は治る」
なんて、面白い格言があるんです。

解決するというよりは、
それから自由になっていたら、
存在感が小さくなっていって、
存在自体も小さくなっていく。

そうか……そういうことなんだろうなぁ。