楽ゆる式◎セルフケア整体

心と体が楽になるコツ。辛い症状・病気を自分で治したい人へのヒント。 ----- by 楽ゆる整体&スクール代表 永井峻

「比較」の無意味に気づけば、3倍の充実感がやってくる

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「100人いたら100人が、違うレースを走ってるんだよ」 
               (素質マスター)
         



2018年。
やりたいこと、やめたいことを書き出した中に、
「比較をやめたい」という文字がありました。

なぜなら、
意味も効能もない、不幸のもとだからです。

たとえば、神様にでもなってみたつもりで、
ぼくたちをずーっと上空から見たときに、
ぼくらはそれぞれ、点でしかありません。

比較なんて、できない。

そもそも、みんな、
目的地も、コースも、旅程も、別々です。
比較は意味がない……どころか、しようもないんです。
(あ、「しょうもない」の語源って、これですね、きっと)

だから、
ぼくらの価値は「他人との比較」では、決まらない。

価値は、
「走ってる本人の充実感」でいいんだと思うんです。
それで「決めて」しまう。

昨日の夕方、
ぱっと見てわかるぐらい全力で走っている子どもを
見かけました。楽しそうに、寒さも忘れて。
あの充実感は、ほんものだと思うんです。

その子より速く走れる人が何人いようと、
その子を追い越していく車が何台いたって、
「そんなの関係ねえ」です。


はじめて自転車に乗れたときとか、
はじめて泳げたときのうれしさ。
逆上がりでもいい。

思い出せますか?

同じクラスでも、
「もっと早くできるようになってたよ!」なんて
自慢する子が、きっといたでしょう。

でも、
「そんなの関係ねえ」ですよね。

うれしいものは、うれしい。
あなたができるようになったのは、あなただけの体験です。

そこに「比較」が入るスキマなんてない。
充実感であふれているから。


もっと上手な人やすごい人がいようと、
全然関係ない。
それは、「世間的」な話。
それを氣にするのは「よそ見」なんです、きっと。

健康についても、比較は心を病ませます。
「なんで自分だけ」って思うときもあるけど、
意味なんてないんです。辛さも痛みも、それぞれだから。
隠してる人のほうが多いしね。


結局、
行きたい場所に行ける人、
生きたい場所を生きる人は、
自分のコースに集中してる。

イチローも、中田英寿も、安室奈美恵も。

ぼくは「失敗したくない」から多くの人をマネて来たけど、
結局、今も自分に残って機能してくれているのは、
「自分に似合って、手づかみで自分の血肉になったもの」だけだった。

自分のカラダで確かめたものより価値を持つものはない。

だから、比較をやめよう。
せめて、あんまり意味ないと、改めて確認しておこう。

自分がごく個人的に大切なことを、
世界中の何よりも大切にしたらいい。

比較にさらされることも、
競争を強いられることも、あるけれど、それはそれ。
1位をそこに譲っちゃいけない。

あなたの体験 、
あなたの実感、
あなたの好み、
あなたのコースどり、
あなたの脱線、
あなたのリカバリー、
あなたの表現。

結果のよしあしのもっともっと手前に、
「比較しようがない」ことのほうに、
疑いようもない価値がある。

そう踏まえておけたら、
生きやすさにも充実感にも、助けになるんじゃないか。

個人的に、そんなことを思った、年始でした。


……というわけで今回は、
「比較は迷子と不幸のもと。健康については特にそうだよ」
というテーマでお送りしました。

ではでは、くれぐれもお大事に!
今年も、よろしくお願いします。