「どうやったら、自信って、つくんですか?」
スクールの生徒さんに、聞かれることがあります。
今回はその応えとして、
ぼくなりのコツを、まとめてみようと思います。
まず、一番大事な考え方から。
ぼくは実際、自分に自信なんて、ありません。
あまり信じてもらえないけれど(笑)、事実です。
ただ昔とは違って、
「自信がなくて困る」ことは、ほとんどなくなりました。
そして周りから見ても、「自信がないようには見えない」。
ということは、つまり、
「自信の変わりになるものを得た」ということでしょう。
それで良かった、と思うんです。
なぜなら、
ぼくは自信に満ちた人が苦手だからです(笑)
ただ、
「もっと自信があったら、ああなれるのに、こうできるのに」
という声はよく聞きますし、ぼくも過去、よく考えていたことです。
では何が、
自信の変わりに、ぼくを強くしてくれたか。
答えは、「確信」です。
ぼくは、ぼくを全面的に信じてはいない。
けれど、信じられる部分はある。
それでいいんだと思います。
その「信じられる部分」で、勝負すればいい。
そこだけなら「限定的だけど信じている」から、
堂々と勝負できる。
ブログも動画も、本だって、
自信があるから書いているんじゃなくて。
「その技の効果」は「確認できている」から、
ただ、観察者として書いているようなものなんです。
「すごくいいの、ありましたよー!」って。
それだと、ぼくがすごいかどうかは、
ぜんぜん関係がないから、安心(?)なんです(笑)
だって10人の友達が食べて全員が口を揃えて
「何コレ、マジで超うまい!」
っていうチョコアイスがあったとしたら、
それを11人目に勧めるときに、
自信って、いらないですよね?(笑)
「これ、すごいうまいよ」
って「事実」をただ言えばいいだけ。
それが、確信の「気楽なすごさ」です。
だって、根拠が自分じゃないんだもんね。
で、意外と……
●自信満々に、下手をすると客観性を失って熱く
プレゼンする
よりも、
●確信をもって、静かに淡々と、必要な話を
しんけんに伝える
ほうが、強く響いたりするんです。
よく考えたら本って、
だいたいそういうつくりになってます。
というわけで、まず今回は、
●「自信」なんて贅沢なもの、すぐは不要。後ででOK。
(ちなみにぼくは、まだ、持ってない)
●すぐ使えて有効なのは「確信」のほう。
その確信を支えてくれるのは、「根拠」だぜ。
という大前提を、書いてみました。
これがきっと、
「自信を持ちたい」と困っている人が、
その悩みを解消する、一歩目だと思います。
なんていうんですかね、
いきなりヘリコプターで頂上には行けないけれど、
ハシゴでもしっかり手足を動かせば、
かなりの高さまで行けるよ?
そしてその高さで、普通の人生には、充分だよ?
という話でした。
で、当然、ハシゴは安くてすぐ使える上に
色んな場所に気軽に運べる分、
ヘリより便利なことも多いわけです。
ぼく自身もヘリなんて持ってないので、
独立してまずまずうまくいったり、
本を出版するぐらいの高さまでは、
ハシゴで充分なんです。
はい。
……という、1番大事な前提をおさえた上で、
次は、自分をしっかり支えてくれるハシゴ(確信)を
どう組み立てるか、のお話。
3つの方法をお伝えしていこうと思います。
近々、また!