楽ゆる式◎セルフケア整体

心と体が楽になる【氣】のコツ。辛い症状・病気を自分で治したい人のヒント。

「人見知り」をムリに治す必要はない! ~対人関係が苦手な性格を活かす方法~

f:id:cookyourself111:20190128175307j:plain 人見知り、対人関係が苦手、克服、コツ、方法、コミュニケーション能力で解決



「誰にでも好かれそうな人は、
  誰にとっての特別になるのが難しい」
           (心理学者)

 

 

■ 「超人見知り」な40代男性、ヤマカゲさん


やたらとぼくに「胸キュン」を引き起こす人がいます。
40代男性です。仮にヤマカゲさんとしましょう。
(胸キュンといっても、恋愛的な意味ではありません(笑))

ヤマカゲさんは、
もともと自律神経が弱っていて不眠がちでした。
「性格が昔から暗い」と本人が言います。

実際、施術をしていも、会話はほとんどしません。
必要なやりとり――質問に答えたりを、最低限話すだけ。

■ ほとんどの人は「人見知り」である


ぼくは「この人も、そういうの苦手なんだな……」と、
他人とは思えないような共感を覚えました。
正直、少し安心するような気持ちです。

なぜって、ぼくも根が人見知りだからです。
(信じてもらえないことも多いですが)

ある週刊誌の読者アンケートでは、
「77%もの人が、自分を人見知りだと思っている」
という数字が出ていました。

主張するかどうかは別として、
「対人関係が得意じゃない」という感覚を持つ人は、
4人中3人もいるということ。

つまり、ほとんどの人は、
「人見知り仲間」なんです。

……この事実が、どんな意味を持つでしょうか?

■ 「味方」をイヤな感じで笑う人はいない


共感できる相手をバカにする人は、ほとんどいません。
「味方」に近い存在ですからね。
これはぜひ、再確認しておきたい事実だと思いました。

実際、「対人関係が苦手だ」という
似たところを持っている分、
ぼくはヤマカゲさんに仲間意識を感じました。

「共通点があるとうれしいし、親しみを感じる」
というのは人間に共通する性質です。
しかも「ネガティブっぽい要素」に共感があるときには、
「親しみ」の度合いはさらに強くなります。

つまり「人見知りな人」は、
日本人のおよそ77%と強く共感しあえる材料を
「すでに持っている」ことになります。

そんな「人見知り感」を共有していたヤマカゲさんが、
あるとき、ぼくに「伝家の宝刀」を抜いたわけです……

■ ヤマカゲさんが隠し持っていた「胸キュン」レベルの武器

 

目を基本的に合わせず、
伏し目がちでボソボソ話し、
施術が終わったら「ものすごい速度で帰る」(笑)
そんなヤマカゲさんも、
少しずつ体調が整ってきました。

いつもはお支払いが終わったら「失礼します」と言って
帰るだけだったヤマカゲさんが、
その日は、くるっとこっちを向きました。

「ず、頭痛がへって、呼吸がしやすくなりました。
 ありがとうございます」

一瞬でしたが、ぼくの目を見てから、そう言いました。
早口で、小さな声でした。

そのあとはいつものように「失礼します」といって、
いつもよりソソクサと帰りました。
照れくさかったり、気恥ずかしかったりしたのかな……

そんなヤマカゲさんの
不器用な姿すべてに、胸がジワーッと温かくなりました。

その早口の「ありがとう」に、
彼はどれだけの心や勇気を、籠めてくれたのか……
目に見えるようだったからです。

■ 「人見知り」だからこその魅力



ヤマカゲさんのアレは、
「もとから社交的な人」に出せる魅力ではありません。
レア感や重みが、ぜんぜん違います。
すごいポテンシャルを肌にビリビリ感じました。

スキルと呼んではいけないけれど、
これは「人見知りな人だけが持つ武器」だと思います。

当然、もともと社交的な人にも、
彼らしか持ち得ないつよいつよい武器があります。
でも、本当は当たり前なんだけど、
社交的でない人にも、独自の武器はあるんです。

だからこそ、人見知りの人が
「短い言葉で下手だとしても、本音を伝える努力」は、
ものすごい重みと、意味、効果を持ちます。
簡単ではないけれど、勇気をふりしぼる価値があります。

■ とはいえ「人見知り」に人に立ちはだかる壁と原因


もちろん「壁」はあります。

「何をどう話していいかわからない」
という悩みです。
これが常にある。
そして「どんな顔で」が加わることも多いです。

「え? ここでの正解って、何なんですか?」
といったセリフが、だいぶん一般的になりましたが、
これのひどいやつ……ですよね。

場に相応しいことを上手に話せる気がしない。

ただ、そう感じてしまう原因は、
「場や相手ごとに、正解が存在する」
という(思い込みの)前提です。

実は「確実な正解でないといけない場」って、
そんなに多くありません。
それに確実な正解なんて、ほんとうはありません。
タイミングがちょっと狂うだけで、
同じ言葉が「ウケる」こともあれば、
「スベる」こともありますよね。

「よくあんなに社交的にできるな……いいなぁ」
と思う人も、よく見ていると、
意外とスベッていることが多いものです(笑)

ただ、スベるのにも慣れているので、
達者な人は修正していきますけどね。

つまり、
「どんな顔で何をどう話していいかわからない」
という悩みはみんなに共通している、ということ。
みんな共通して悩んでいるんだから、
ちょっと安心していいというか、
「すぐ解決しなきゃヤバい」ような問題ではないんです。

これは一つ、安心材料として、持ち帰って欲しいです。
「ほとんどの人は、おんなじように、手探りだよ」と。
だから「まともな人」は、
「上手に会話ができない」という理由だけで、
そう冷たくすることはありません。


ただ……そうはいっても、
最低限、社交性を発揮しなきゃいけないときの
「手がかり」は欲しいですよね。

■ 「何をどう話していいのかわからない」ときでも、確実にできること


どんなときでも有効なもの。
それは「挨拶」と「お礼」です。

……ひょうし抜けするほど、当たり前ですよね(笑)

でも、
挨拶を「ちゃんと心を込めてしている」って、
言い切れなかったりしませんか?

これが大事なポイントで、
気を込めた挨拶をしている人なんて、
10人に1人、いるかどうかなんです。

実際、
胸にガツンと来るほどぼくを感動させたのも、
ヤマカゲさんの「挨拶とお礼の言葉」でした。
言葉(セリフ)に特別なところは、何もありませんからね。

「挨拶」や「お礼」の強みとして、
「何をどう話していいかわからない」という問題が、
すでに解決しています。
「何をいうべきか」も「どう話すか」も
ほとんど決まっているからです。
どんなに言葉が苦手でも、迷う余地がありません。

「できるだけハキハキと、定型文を言えばいい」だけ。
「どんな顔で」については、できるなら目を合わせたらいい。
それも難しいなら「伏し目がち」でも構いません。
 (それはそれで胸キュンする人がいる)

相手に届くように、できれば名前をつけるといいです。

想像してみて下さい。

挨拶がないとか、
小声でただ義務的に言うだけ、
というのと比べて……

「永井さん、こんにちは!」
「ヤマカゲさん、お疲れ様です!」

そんな風に丁寧にハキハキ言うだけで、
あざやかなほど、印象が違います。

■ 人見知りでも会話ですぐに使える「氣が通う」コツ


最後にもう1つだけ、コツを紹介します。
「氣」のコツです。

コミュニケーションの大切な目標に、
「氣が通う」ことがあります。

そのためにも言葉に「氣を込める」といい。
具体的には、
「心臓を相手に向ける」ことです。

心臓(胸)が横やナナメを向いていると、
気が抜けた印象になります。
「ハート・トゥ・ハート」という言葉がある通り、
自分の心臓を相手の心臓に向けるようにすると、
氣が自然に伝わります。

きちんと向き合っているような、
受け止めているような、
誠実な印象が伝わります。

すぐにでもできる。でも、効果が大きい。
コミュニケーションの隠れたコツです。
目を合わせるより影響が大きいぐらいですので、
ぜひ、お試し下さい。

ネットでも何でも、文字があふれた時代です。
だからこそ、まるで死語のようだけど、
「心をこめる」ことの価値が上がっています。

言葉にこめた心の重みは、
「人見知り」という「テコ」が効いて、
さらに強く、相手の心の奥に届くことでしょう。


改めて……
「挨拶」に氣を込めてみて下さい。
小さいようで、大きい変化ですから。
まわりから見ると、特に、ね。


ではでは、くれぐれも、お大事に。
手慣れたプロより、熱心な素人であれ。