楽ゆる式◎セルフケア整体

心と体が楽になるコツ。辛い症状・病気を自分で治したい人へのヒント。 ----- by 楽ゆる整体&スクール代表 永井峻

「賞味期限がない価値」が、好きだ



価値が変わってしまうものと、
変わらないものが、あるよね。

というのも……

この前、
久しぶりに会った友達に
「この人むかし、足速かったよなぁ……」
って、思い出したんです。

 


小学生のころ。
走るのが速いことは、
ものすごく大事だった。
それだけで一目置かれるぐらいに。
(男子の間では)

でも今、42歳。
たとえば転職をする面接で、
「自分、50m走が6秒5です」
というアピールは、多分しない(笑)

当たり前ではあるけど、
「走力」の価値が、暴落したんだよね。

それでいうと、
時間とともに価値が下がるものって、
少なくない。

・成績の良さ
・学歴
・顔の良さ
みたいなものは、比較的、重視されなくなっていく。

それらより、

・仕事ができること
・実績があること
・地頭の良さ

といったことほうが
ずっと大事にされるようになる。

でもそれらさえ、
仕事を引退する年齢になる頃には、
価値が減る。

・個人的な楽しみを持っていること
・定期的に参加できる場があること
・性格の良さや接しやすさ

みたいなことが、重要になる。


そんなの、
昔ながらの仕事人間にとっては
「鍛えてこなかった能力を急に求められる」
わけで、戸惑う。
そのせいで定年後、
急に「寂しい人」「困った人」に
なってしまうことも珍しくない。


もちろん、
その年代ごとに大事なことを
軽視していいって話じゃあ、ありません。

小学生のときは、
熱心に足が速くなるよう努力するのも、いい。


ただ、
「明らかに価値が減らないもの」とか、
「むしろ価値が上がっていくもの」に、
早いうちから時間をかけるのは、
有効だと思うんです。

じゃあ、年齢を重ねようと
価値がむしろ「上がっていく」ものって、
何でしょうか?

ぼくが強く思うのは、3つ。

・健康能力
・コミュニケーション能力
・料理能力

です。

生き方にそれぞれ差があっても、
これら3つが役に立たないことは、
ほぼ考えられない。

「山奥で自給自足するとしたら、
コミュニケーション能力なんて要らないでしょ?」
という人もいそうだけど、
自分とのコミュニケーションがうまくやれない人は、
一人で暮らすと「病む」からね。

健康でコミュニケーションが苦手じゃなければ、
年を取ってからでも、
「人生が痩せ細っていく」ような苦しみを、防げる。
料理ができれば、幸福感や栄養状態を自力で守れるし、
大事な人を喜ばせることもできる。

そう考えたらぼくは、
「健康ラボ」で、そういうことばっかり
やってるんです。
健康法と、心理学と、料理と……。

そう意識してたわけじゃないけど、
「自分が本当に欲しいもの」を用意してきたから、
勝手に思想が反映されるんでしょう。


さて今、足りないスキルは、何でしょうか。

・健康能力
・コミュニケーション能力
・料理能力

ぼくの手前勝手な思いなんですけどね、
じいちゃん子でかつ、
ばあちゃん子なので、
「老後が不幸」みたいなケースを、
減らしたくてしょうがないのよね……

むしろ、
「老後こそ幸福」であってほしい。
こうしてぼくとのご縁を
持ってくれた皆さんには、なおさら。


幸い、健康や料理については、
YouTubeだけでも、
優秀な教材がゴロゴロ転がっています。

コミュニケーションについては
動画や本では学べないことも多々ありますが、
確実に伸ばせる方法が、ひとつ。

近くにいる身内をより深く理解し、
大事にすること。
それを「訓練」だと思ったって、いいから。
(スキル+人格が、必ず磨かれます)

そしてもうひとつ。
近くにいる遠ざけたい人をより深く理解し、
距離を適性に保つこと。
それもすごく重要な訓練です。
(スキル+ストレス耐性が、必ず磨かれます)

どちらも大切なのは、
「より深く理解する」ことです。
そうじゃないと、
信頼を築くことも、
攻略することも、
うまく行きようがありません。

理解というと大枠だから、
もう一歩具体的にするなら、
「好き嫌いを理由とセットにして覚える」
ということです。

大事な人の好きなもの、好きなこと。
嫌いなもの、嫌いなこと……
「理由つき」で、知っていますか?

実はこれ、遠ざけたい人についても、
知っておくといいんですよね。

好きなほうは「ツボ」だし、
嫌いなほうは「地雷」です。

理由も含めて立体的に理解してこそ、
「ツボ」ならちゃんと押せるし、
「地雷」ならちゃんと避けられます。

(ちなみに、「地雷を守ってくれる人」にだけは
すごく優しくなれるクセの強い人、
というのは、かなりの数存在します)


そんなことを少しずつでも繰り返していれば、
必ず、
「価値が減らないどころか増えていく能力」が
鍛えられます。

そして自然と、
「価値が減らないどころか増えていく人間関係」も、
強固なものになっていくはず。


・健康能力
・コミュニケーション能力
・料理能力

3つ並べたけど、
本当は、健康でいるために、
コミュニケーション能力と料理能力は、
ほぼ必須なんだよね。


というわけで今回は、
ぼくが人生の備えと考えていることを書いてみました。
少しでもヒントになれば幸甚です。


ではでは、今日もお大事に。
そういえば昔から
「どうせ頑張るなら一生役立つものを」
って思い続けてきたなあ……