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○ 楽ゆる式

整体の眼でみた世界。こころとからだが、楽にゆるむコツまとめ。心体脳の能力を最大に。

「原因自分説」のワナ・・・9割はあなたのせいじゃない。

しくみ・真実・分解 心のビタミン 病気から自由になる 脳を活かす 魔法の質問

 

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「何のせいかを簡単に決めてるうちは、伸びないわな」
            (生理学の達人)

 

■ あなただけのせいで、そんな大変なことは起きない



「悪いのは、ぼくなんです」

いつの頃からか、耳にすることが増えたセリフ。
「原因自分説」というものが流行ったことも大きいのでしょう。

他人のせいにするのではなく、
自分から変えていこう、とする姿勢は決して悪いものではありません。
ただ、間違ってしまいがちなのは、
何でも簡単に自分のせいだと決めつけてしまうことです。

冷静に考えてみましょう。

そんなに何でもかんでも、
あなたのせいで問題が起きるものでしょうか?
 
あなたの影響力はそんなにとんでもない?
……というと失礼ですが(笑)、あなたに限らず、
あなたの上司でも、もちろんぼくでも、誰でも同じこと。

特定の個人に、そんなにも大きな力はありません。


人のせいにするのはイマイチです。
かといって、なんでも自分のせいにするのも、
実はイマイチなんです。

本当の原因はどこにあるのか。
それが見えなくなるマイナスが、大きいからです。


積み重なり。

 多くの原因が合わさった上で、
「誰かがそれを止められなかったから」悪い結果になった。
そういうことが、ほとんどのはずです。

自分も止められたかもしれない。
でも、あの人も止められたかもしれない。
でもそもそも、もっともっと前の時点で、
別の人が止めることができたかもしれない。

そういうものじゃないでしょうか。

仕事のミスも、環境破壊も、健康不良も。


■ 自分を責めるのも、他人を責めるのも、非生産的。




一番よくないのは、必要以上に誰かを責めること。
それが他人であっても、自分自身であっても、
国や団体であっても。

変わろうとするということと、
責めるというのはまったく別の問題です。

大切なのは、
「どこで問題を止められたら理想だったか」
と、きちんと考えることです。

そうやって、本当に変えるべきところを見定めることができれば、
自然に大きな成長を得ることができます。

反省というのは本来、同じ過ちを起こさないことが目的です。

「誰が悪かったか?」というより、
「どこが機能していなかったのか?」
ということを見極めるほうが、よっぽど有効です。


整体をしてきてつくづく感じてるんです。
原因(の想定)がズレると、問題はぜんぜんよくならない。
それどころか、悪化することも多いぐらい。


この視点はとても有効なので、
もう一歩、具体的に考えてみましょう。



■ 本当の原因は「クセ」の中にある




問題が起きる原因は「クセ」の中にある。

新しい考え方かもしれませんが、この探し方をしてみると、
余計なストレスがずいぶん減ることがわかると思います。

あなたが悪いでも、誰かが悪いでもなく、

▼あなたのクセ
▼誰かのクセ
▼あなたと誰かの間にクセ(習慣)
▼組織にあるクセ(社風やルール)

が原因なことが多い。
……うん、もっと正確にいえば、
それを原因として考えたほうが良いことが、圧倒的に多い。

罪を憎んで人をにくまずという言葉がありますが、
まさに「クセを憎んで人をにくまず」というイメージです。

ほとんどの場合、ミスを起こしてしまうときに
誰にも悪気なんて無いのです。
それでも「ついやってしまう」のがミス。


その「つい」の正体が、クセなのです。
習慣と呼んでも良いのですが、
仕事のミスは、「何かよくないクセ」がもとになっていることが多い。
「つい確認を怠った」とか、「つい目的を見失った」とか。

コミュニケーションのミスもそう。
「つい言わなくてもいいことまで言った」
「つい本音を言わずに場に合わせた」とか。

体調不良も、同じなんです。
「つい食べ過ぎた」
「つい運動するのを忘れてた」
「つい奥歯を噛みしめていた」


しっかり考えて判断して間違えた、ということより、
「つい無意識にやっちゃいかんことやった」という原因のほうが、
圧倒的に多くないですか?


なぜって、本当に大きなミスや問題って
やっぱり「積み重ね」で起きるからです。
ちゃんと考えてやってたら、そんなに問題は積み重ならない(笑)
積み重なってる時点で、「つい」の連続だからなんです。


だから、整えるべきなのは「クセ」です。


性格を直す必要も能力を直す必要もなく、
クセを直せば良いだけ。

そう考えたら、ずいぶん気楽ではないでしょうか。
結果を変えやすいのも、ここです。

実際、性格や能力を上げるには、時間がかかります。
でも、ミスをすぐに減らしたり、成果をスピーディーに増やせる人
というのは存在しますよね。
そういう人たちは、実は「クセの微調整」によって、
成果を上げていることが多いのです。

クセを変えることで成果を上げていて、
信頼も経験ももりもり得ていくから、
「結果的に」、性格や能力もいい方向に向かっていくんだと思います。


では具体的には、どんな風に考えたら、
クセを変えていけるのでしょうか?


■ すぐに使える魔法の質問




1)「どの時点で、本当は問題を止めておきたかった?」

2)「その時点で、悪い方向に向かわせたのは、どのクセだった?」
 (習慣、ルール、マニュアル)

3)そのクセを自覚する & 修正できるものは修正する。


この3ステップで、
問題はどんどん減っていきます。


ちなみに「クセ」はいくつかの顔を持っています。
↑にも書きましたが、習慣とも呼べるし、
ときには無意識に「ルール」だと思っていたり、
マニュアルという形をとっていることもあります。

いずれにしても、
「自覚」するだけで、かなり被害は小さくなります。


たとえば、ぼくは会社員時代に
「やるべきことをすぐ忘れる」「他に関心がうつってしまう」
「集中力が散漫になってしまう」
という「クセ」がありました。

それで仕事が遅く、納期に遅れたり、
タイミングを失っているので成果も低かったり、
報・連・相も遅れるために上司から信用されなかったりしていました。

だから、集中力のトレーニングをしたり、
速読の講座に通ったり(笑)、
スケジューリングの勉強をしたりするんですが、
悲しいほど成果は出ませんでした。

それは、能力の問題ではなかったからです。

仮に能力がグーンと上がっても、
「やるべきことをすぐ忘れる」「他に関心がうつってしまう」
「集中力が散漫になってしまう」なら、
同じ問題は起き続けるんです。

逆に言えば、
「やるべきことを忘れたり、他に関心がうつったりしなければいい」
ということですから、クセを自覚したあとにぼくがやったのは、
「紙に書き出す」ということでした。

今日やることを紙に書く。
それ以外のことを思いついても、指示されても、
「要検討」という別の枠にメモをするだけ。

よほど急ぎじゃない限り、
「自分のやることメモ」に集中する。
そして、1日が終わったらそのメモを見て、
必要な報告を上司にしておく。

そんなごくごく単純なことなんです。
そしてそれは、今でも続けていて、
新しい「クセ」になっている。


ガッと集中して取り組むので仕事は早くなったし、
納期に遅れることはありません。
必要なタイミングで動けるので、同じ労力でも成果は大きいし、
報・連・相もこっちのペースで早めにやるので、
一緒に仕事をする人を不安にもさせない。

という風に、仕事全体が革命的に変わったのです。
能力や性格なんて、まだぜんぜん変わってないのに。

正確に言うと、
「能力が足りなかった」のではなく「能力が出てなかった」のです。
実際、めちゃくちゃ多くの人に、この現象が起きています。


まずは、自覚です。
「どのクセを変えるべきか」

それを探すのは、最初は難しく感じるかも知れません。
でも、やってみるうちに、慣れてきます。

なぜなら、
「どの問題も、似たようなクセがもとで起きている」からです。
同じ人間の周りに発生する問題の根っこって、
かなり似ているんです。

スピリチュアルに言うなら、
そうやって「教えてくれている」んでしょう。



あなたの最近起きた問題って、
「どのクセがもと」で起きたものでしたか?

今抱えている悩みは、
「どのクセを整えたら」解消に向かいそうですか?



新しい解決の手がかりとして、
ぜひ、使ってみてもらえたらと思います。

大変革よりちょっとした自覚のほうが大切なことが、
いかに多いか。
9割は、あなたのせいじゃないんですからね。



……というわけで今回は、
「問題解決のための新しい考え方」
というテーマで、お送りしました。

ではでは、くれぐれもお大事に!
クセの大元は脳。だからぼくは、脳のケアをするんです。