「お前さんが今生きてられんのは、
食べたもんを内臓が活かしてくれてるからだろう?」
(老師)
■ 肌も筋肉も体力も「若返り」たいなら……
人って、どこから「老いる」のか?
――ぼくは、内臓だと思います。
そう感じる理由として、とてもわかりやすいのが、
「30代から急に太りやすくなる」というパターンです。
これは男女を問わず、共通です。
代謝がまず落ちる。
他の例として、やっぱり30代を過ぎたあたりから、
「脂っこいものが重たい」と感じるようになる。
揚げ物とか、カルビとか。
消化系の老いですね。
便秘(排泄系)にいたっては、
中高生ぐらいから始まる人もいるぐらいです。
その他、内臓の衰えのわかりやすいサインは……
□ むくみがひどくなる
□ 冷えがひどくなる
□ 息切れしやすくなる
□ 胃がもたれやすくなる・あっさりした食べものが好きになる
□ お酒に弱くなる・次の日に残っちゃうようになる
□ 常に「重だるい」部分が出てくる
□ 肌のハリツヤが衰えてくる
□ 髪のハリ・ツヤ・コシが衰えてくる
□ おなかがポッコリ膨らんでくる
□ イライラ・クヨクヨしやすくなる
……といったこと。
こういうのってやっぱり、
30代ぐらいからもう増えてくる感じがしませんか?
こんな事例なども含め、たくさんのお体や、
その変化を見てきて思います。
「人は内臓から先に老いていく」
たとえば、
30代から物忘れが激しくなる(脳の老い)とか、
30代から急に姿勢が崩れてくる(身体の老い)といわれても、
きっと、あまりピンと来ないでしょう。
そういうのは、もっと後なんです。
人のつくりを大きく頭・お腹・体って3つに分けると、
やっぱりどうも、お腹の「老い」が早い。
でも……
だったら逆に、チャンスはここにあると思うんです。
若返るために、若さをたもつために、
ぼくらは「おなかのケア」ができたら、
未来にすごく大きなプラスがあるはずなんです。
なぜって、30代を過ぎて
「マジ?」というぐらい若々しい人がいるでしょう。
ああいう人たちって、おなかの状態がいいんです、実際に。
これは、大きな希望だと思うんです。
■ ぼくらは「消化できたもの」でできている
ぼくは今までに3回、手術を経験しました。
どれも全身麻酔でした。
で、回復してきたときに決まって言われるのは、
「食欲出て来たし、もう大丈夫だね!」
というセリフです。
これ、象徴的ですね。
そう、ぼくらは「消化できたもの」でできている。
もっと言えば、
「消化できたものだけ」でできている。
消化できなかったものは、捨てられるんです。
下手するとただ「害」になることもある。
つまり……
内臓力 = 再生力
なんです。
これはすごく大事な話。
よい肉を食べる。
新鮮な野菜を食べる。
フルーツなんかもつまむ。
いい水を飲む。
でも、それを「消化できる」からこそ、
血が、肉が、骨ができるわけです。
消化力が弱っていたら、どんなに素晴らしいものを食べても、
その素晴らしさを活かせないわけです。
ぼくらの生命力は、内臓の影響をすごく受ける。
ぼくらの再生力も、同じことです。
だから、若さはもちろんですけど、
日々の活力とか、
メンタルの安定感とか(ハラが据わるかどうか)まで、
内臓のパワーが影響しちゃうわけですね。
でも、なんでそんなに大事なところが、
簡単に弱ってしまうのか?
それにはもちろん、理由があります。
■ おなかにとっては厳しい時代です
時代によるところが、すごく大きい。
食べものが安全じゃない。
水の質がよくない。
空気の質がよくない。
ストレスは多い。
食べ過ぎちゃうことも多い(安全じゃないのに)。
睡眠は短い。
湯船に入らない人も増えてる。
負担は増えて、資源も休息も減ってる……
内臓からしたら、
「え、ろくなものをもらえないのに、
仕事はめっちゃ多いし、休みがないって、あーた、
この職場、ブラック企業っすか?」
という感じだろうと思います(笑)
そりゃあ、疲れて当たり前。
老化が早くて当たり前です。
仲のいい美容師さんに聞いたら、
「薄毛になる年齢がどんどん若くなっている」そうです。
たしかにそうかも知れません。
(ちなみに髪にとって大事な代表は「腎臓」です)
「ガッツが足りない」ような、
「精力まで足りない」ような若い人も増えています。
それはそのまんま、
内臓の危機を表すサインに思えてなりません。
■ 1日3分を「内臓のケア=再生力UP」のために使おう
老いは内臓から始まる。
止めるなら内臓から。
でも、現代は内臓にとって辛い環境にある。
……ということをお伝えしてきました。
ただ、希望はあります。
内臓のケアを「自分でできる」ようになればいいんです。
そしたらここまで書いてきたことの逆が起こる。
若々しく戻ったり、保てたり、
体力が戻ったり、胃腸やお通じがよくなったり、
ガッツが出て来たり……
実際、ぼくが2014年6月に出版した
「1日1分で人生が変わるおなかもみ上げ」の読者さんたちから、
ぼくまで驚くような喜びの声を、たくさん頂きました。
「1年半ぶりに生理が来ました!」
「腰痛が消えた」
「パニック症状がおさまった」
「不安にならなくなりました」
「1ヶ月で3kg痩せました」
「週1ぐらいだった便秘が、やったその日から出るように」
などなど。
もちろん、個人差はあるでしょう。
でも、なかなかすごいポテンシャルを感じませんか?
この本のAmazonでレビューを見てもらったら、
面白いこと、たくさん書いてあります。
おかげさまで評価が嘘くさいほどいいですけど、
サクラじゃないんです、あれ(笑)
で、お問い合わせをたくさん頂いたんです。
「DVD、ないんですか?」
「あれを教えてくれるセミナーはやらないんですか?」
「動画でもっと詳しく教えて下さい」
って。
半分ぐらいはYoutubeなどでお応えしてきたつもりです。
ただ、本格的な動画を用意するのには、
すごく時間がかかりました。
だって「本よりグッと良いもの」じゃないと、
教材として意味ないですもんね。
本が出てからほぼ3年たっちゃいましたが、
その分、「おなかもみ上げネオ」と呼べるぐらい、
パワーアップした内容で教材が仕上がりました。
興味がある人は、ぜひ、チェックしてみて下さい。
▼おなかもみ上げネオ(教材動画 ※有料です)
http://www.ht-b.jp/erm/item/01onakamomi_neo.html
とはいえ、もちろん、
「そこまでは必要じゃない」という人も、
「いきなり教材まではちょっとこわい」という人もいるでしょう。
その場合は、
Youtubeの無料動画(味見だけどかなり濃いです)とか、
比較的、手に取りやすい本(おなかもみ上げ)を先にお試し下さい。
特に「おなかに良い」ものでオススメな動画は、
↓の3つです。
●30秒:おヘソもみ上げ
(消化系、腹 圧、むくみ、婦人科系)
●45秒:ハラミリセット
(呼吸力、リラックス、内臓力、余裕など)
●30秒:おなかくびれツイスト
(背骨 & くびれ & 疲労回復)
実際、
「病院では治らないって言われてたのに……」
体調がよくなった人、たくさんいます。
打ち手があるうちは、
あきらめる必要なんて、ないですからね。
希望の材料の1つにでもなれたら、
整体師として、本望です。
お大事に!
というわけで今回は、
「3年かかったけど、やっと教材動画ができたよ!」
というテーマでお送りしました。
ではでは、少しでも、楽にゆるりと過ごせますように。
お腹を耕してたら、何を植えても育つ器になると思ってるんです。