「なんだか全然やる気が出ねぇな、今日・・・」
って日、ありませんか?
そんなときって、
「MPが足りない」のかも知れません。
ドラクエなんかでお馴染みですが、
たぶん、現実にも「MP」は、ある。
マインドパワーと呼んでみるなら……心の体力。
つまり、気力ってやつです。
そしてこの「MP」、
「減りまくるワナ」もあれば、
「上手に使いつつ増やすコツ」もある。
ゲームと同じですが、
「MPの運用」が上手になると、
気力が高い状態をずっと保てるわけです。
やる気だって元気だって集中力だって、
この「MP」次第なんだから、
「脳力を存分に引き出す秘術」と呼んでもいいぐらいの話で。
日々の冒険がずっと楽に、快適なものになります。
今回はそんな新しいアイディア(仮説)に
触れてみて下さい。
- ■MPは1日に何回も、増えたり減ったりする
- ■MPの増減条件リスト(仮)
- ■MP(気力)を増やしながら生きる方法
- ■1日に無数にある意思決定が、あなたの気力を増減している。
- ■超マジメにやれ!って話じゃないから安心してね
- ■追伸と魔法まとめ
■MPは1日に何回も、増えたり減ったりする
「先送りにすると、やる気はどんどん死ぬ」
「やり始めたら、やる気が出でくる」
きっと、あなたにも、
心当たりがあるんじゃないでしょうか?
どっちもね、脳がそんな風になってるから。
引っ越し以来ずーーっと片付けてないダンボールって、
もう触りたくなくなったりするでしょう?
かと思えば、
「友達が来るから」って部屋を片づけを始めたら、
妙にハマって、徹底的に、やらんでいいところまで
掃除したくなったり。
……あるでしょ?
これね、逆に考えると、
「MP」って、
下手な使い方をすると、どんどん減るし、
上手な使い方ができれば「動きながら増やす」ことも
可能だってことなんですよ。
つまり、いい意味で、
「脳をその気にさせてしまえばいい」
■MPの増減条件リスト(仮)
そこで、すぐに使える
「これだと減る」
「これだと増える」という
プラス/マイナスの条件を、知ればいいって、
気づいたんです。
これ、もうガスコンロの火力のツマミみたいなもんでね、
強弱、コントロールできたら、いいでしょう?
というわけで、整理してみました。
ぼく個人の好みも入りますが、
心理学とか、患者さん・生徒さんたちの
カウンセリングなどのざっくり統計も含めて、
数値化してみたものです。
▼MP(心の体力)が増える要素 → これを増やす
決断する +5
楽しい計画を立てる +7
楽しい計画を見直す +7
やりとげる +10 ※小さなことでも可
人に喜ばれる +15
理解される +8 ※長保ち
ウケる(笑いが生まれた) +10
習慣を続ける +7 ※小さなことでも可。長保ち。
湯船に入る +5~10
励まされる +5
自分で自分を褒める +4
小食ですませる +5
よく眠る +8
▼MP(心の体力)が減る要素 → これを減らす
先延ばしする ー8
自分を責める -8 ※後をひく
あきらめる -12
苦しい正当化をする -8 ※後をひく
人を責める ー10 ※後をひく
人を拒絶する ー10 ※後をひく(しつこいかな(笑))
眠りが浅い ー8
▼MP(心の体力)のマイナスをプラスに転化する要素
リカバリー案を決める +8~10
反省後に修正案まで決める +10
ちゃんと謝る +12
埋め合わせをする +15
人や自分をなんとか認める・許す +18
眠れるようになる +12
……といったようなことが、
サンプルになるんじゃないかと。
■MP(気力)を増やしながら生きる方法
はい。
大事なのは、このリストの、使い方ですね。
「そんなん、MPが減ること、
人生に山ほどあるやんけ!」
って感じることも、多いと思います。
ただ、ぼくが思うのは、
「30%ふんばる」という魔法を覚えたらええよ、
ということなんです。
これ、わかりますか?
たとえば、
●先延ばしする ー8
ということ、日常に超たくさんあると思います。
でも、これ「だけ」をやると、ー8ですよね。
で翌日とかに「あぁ、またこれか、進んでねえ・・・」って
思うと、またマイナスが「積もる」わけです。
その負のサイクルを、とめたい。
何を使うかって、
●リカバリー案を決める +8~10
です。
たとえば、
「今はやれないけど、明日の13時にスキマ時間を
作れるから、20分はこれに使おう!」
と決めるだけ。
これだけでも、ずいぶん、
「何もせずただダラダラ先延ばしにした」より、
マシだって、思いませんか?
想像するだけでも、違いがわかるはず。
「ー8」と「+8~10」だから、
これで「+0~2」になるでしょう?
(数値上)
そしてもし、30秒でも余裕があったら、
●自分で自分を褒める +4
をすかさず、足すわけです。
「ただの先延ばしにしないなんて、
あたい、割とえらいじゃん」つってね。
アホみたいかもしれないけれど(笑)、
デキる人は、ちゃんと自分で自分のケツを叩いたり
頭をなでたりしてるわけですから、こういうの、
驚くほど大事なんです。マジで。
そしたら、結果、MPは
「+0~2」に「+4」だから、
「4~6」になるわけです。
そうすると、この件に関しては、
MPがプラスになるんです、最終的に。
その結果、翌日も、
「昨日せっかく決めたことだし、
今日はちゃんとやってみるか」って、
「思いやすい」わけです。
MPにも余裕があるからね。
そして、もし実行がちゃんとできたなら、
●やりとげる +10 ※小さなことでも可
●自分で自分を褒める +4
というプラスがまた、待ってる。
こうなると、
「いつだってMP充実してるぜ!」
ってなるわけです。
■1日に無数にある意思決定が、あなたの気力を増減している。
たとえが超単純ですけどね、
一事が万事、そうなってるんです。
1日に何十回、何百回とある
あなたの「意思決定」のたびに、
「MPが増えていく選び方」もあるし、
「MPが減っていく選び方」もあるということ。
で、そんなにひどい苦労なんてしなくても、
MPが少しずつ増えていく選び方って、
できるよ、って話なんです。
こんなこと言い切れるのは、
自分の過去と現在が、
そのまんま「その通り」だからです(笑)
こんな風に、
「ただの先延ばし」(=逃げ)と、
「リスケ」(=攻め直し)の差って、
めちゃくちゃ大きいんです。
イメージしてみて欲しいんですけど、
あなたがすごく大事な人と会う約束をしていて、
それを向こうの都合でキャンセルされたときに……
ただ、「今日は無理になった」ってだけ言われるのと、
「今日はごめん!急用で無理になっちゃったけど、
木曜の夜は絶対時間つくれるから、そこ、ダメかな?」
って言われるので、
……ぜんぜん印象、違うでしょう?
印象が、
「あたいのことなんて、大事じゃないんでしょう?」
っていうのと、
「そっか仕方ないね、でも大事には思ってくれてんのね」
ぐらい、違うでしょう?
あなたの「脳」もそう思うし、
もっとスピリチュアルに言うなら、
あなたの「仕事」だって、あなたに大して、
そう思うんです。
「気の入った仕事」と、
「気が抜けた仕事」の差って、
そうやってできていく。
当然、成果にも天地の開きですわな。
■超マジメにやれ!って話じゃないから安心してね
だから、
「どうしようかな」って迷ったときに
今までの判断材料にプラスして……
「どっちを選んだほうが、あとでMPが増えるかな?」
っていう魔法の質問を、足してみてほしいんです。
そこで「MPが増えるほう」を選べば、
その仕事の成果だけじゃなくて、
その後のあなたの元気やパワーまで、変わってくるんだから。
とはいってもね、
「超マジメにやれ」って話ではないんです。
くりかえしになるけれど、
「30%ふんばる」でもいいんです。
「超マジメにちゃんとやる」と、
「全然やらない」の間には、
無限の色が広がっていて、
「30%ふんばる」で「リスケする」だけでも、
MPは無駄死にせずに済むんだからね。
それは、
「今は疲れてるから、とりあえずスルー」するより、
本当はずっとずっと、
あなたにやさしい選択なんだぜ?
……というお話です。
そう思ってMPを増やす選択を増やしていけたら、
普段の「気力の平均値」がものすごく
高くなります。
それ、楽しいに決まってるよね。
もうどんな場所にいても光を感じれるよね?
■追伸と魔法まとめ
今回紹介したリストは、仮のものでしかありません。
でも、けっこう使えるんじゃないかな。
そしてもっといいのは、
このリストをたたき台にして、
「あなたのMP増減要素リスト」をつくることです。
数値にも、個性が出るだろうしね。
「自分で自分を褒める」が +15の人もいるかもだし(笑)
究極な話をしちゃうけど、
みんな、
「本当は何をすべきか」なんて、わかってるでしょう?
「理想なほどには実行できない」だけでしょう?
だから、夢がなかなかに遠いわけでさ。
MPなんだよ。
MPが豊富なやつが、なんでもかんでも叶えるんだよ。
ぼくのMP、
20代の頃は毎日平均24ぐらいだったけど、
今たぶん、1200ぐらいだもん。
スライムと一角ウサギが相手でもイオナズンだもん。
そりゃあ、冒険、はかどるよね。
だから、MP、育てましょう。
今回の魔法、ぜひ、使ってみて下さい。
勇者あなたは、レベルがあがった。
「30%ふんばる」を覚えた。
「どっちを選んだほうが、あとでMPが増えるかな?」
を覚えた。
……つってね。
続き(発展版はこちら↓)