楽ゆる式◎セルフケア整体

心と体が楽になるコツ。辛い症状・病気を自分で治したい人へのヒント。 ----- by 楽ゆる整体&スクール代表 永井峻

なぜ、「改善しない症状」があるのか? ~原因と解消法~

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「どうしても、腰痛がよくなりません……」
「肩こりって、なくなること、あるんですか?」

終わらない悩みに、思えますよね。
よくわかります。

でもね……そういう「停滞」には、必ず理由がある。

その理由の大きな1つは、
「異物不足」です。

 

……って、意味わかんないですよね(笑)
説明します。

■" 異物 " って、何か?
自分にとって「新しい種類のもの」です。

強い壁を突破するには、
今までの延長上にある「新しいネタ」ではなく、
まったく違う発想の「新種のネタ」が必要なんです。
この違いが、すごく大事。

なぜか?

腰痛にしても肩こりにしても、
改善が止まっている(ように見える)のは、
「均衡点にあるから」なんです。

■要は、
●あなたが得ているプラスの効果と
●あなたが得ているマイナスの負担が、
「釣り合ってしまっている」ということ。
だから、動かないんです。

たとえば、運動会なんかでやってた「つなひき」を
思い出してみて下さい。
左と右に同じ力で引っ張られていたら、
まったく動かないですよね。
「停滞」って、そういう状態なんです。

だから、色んな健康法をやっていったときに、
最初は効き目が出ていても、やがて、
「停滞期」というのが来る。
左に引っ張っていた負担を、
右に引っ張る健康法で動かすんですが、
一定まで健康側にいったあと、釣り合ってしまうからです。


■ここで、何が問題なのか?

敵も「慣れてきてる」ということなんです。

格闘技で考えると、わかりやすいかも知れないね。

あなたがパンチが得意だとしましょう。
試合開始からパンチでどんどん攻めていくわけです。
前半は、それで押していける。

……でも、中盤から、流れが変わります。
向こうはあなたのパンチに「慣れてきてしまう」。
よけられたり、はじかれたり。
そう、それで試合は停滞するわけです。
(下手をすると、劣勢になることも)


■じゃあ、どうしたらいいか?

パンチが得意だと、
つい「もっとパンチを早く、強く」って
思っちゃうんです。
でも敵は「慣れてる」から、
こっちが頑張る割りに、大して変化を出せません。

敵は「守りやすい」んです。


たとえば、有効なのは、キック。
別のタイミングと角度で、見えにくいところから、
キックが飛んでくる。
そうすると「パンチに慣れているからこそ」、
「え、マジで?」ってね、
不意打ちになるんです。
敵からすると「ものすごく守りにくい」。

これが大事。
不意打ちはダメージ2倍ですから。
「新種のネタ」を入れる価値です。

試合を有利に運べるのはもちろんですが、
敵が「キックもあるのか」って困り出した頃……
また得意の「パンチ」を入れていく。
そうすると、もう混乱ですよね。
「どっちを守りゃいいんだ」って話で、
パンチの有効性まで復活するんです。


■なんでも同じですね。

果物も、お肉も、野菜も、
品種改良をどんどんしてきたわけですけど、
その正体って異物……「交配」ですよね。
それでどんどん美味しく、
収穫が多くなって行きました。
サラブレッド(馬)もそうです。

生物学の世界には、
「雑種強勢」なんて言葉があるそうです。
面白いよね。
異物を混ぜると強いぜ、ってね。

これは、大きなヒントだと思うんです。


■なかなか望む結果が出ない、停滞しているとき。

「なんか新種の異物、混ぜてる?」
って、自分に問いたいんです。

新しいネタじゃ足りない。
今までの自分の発想じゃダメだからこそ「停滞」
してるわけですからね。

誰かのアイディアを借りてでも、
「予想の範囲にない」ぐらいのものを、
試していかないと。

健康法でいえば、
今までやったことのない種類の健康法。

たとえば、
マッサージが好きな人がいたとしてね、
「このままじゃ変わらんな……」って思ったら、
どうしたらいいか。

「指圧とかストレッチをやってみるか」とかね、
「違うマッサージ店にいってみようか」って、
思いがちなんですよ。
そっちがもともと好きだから。

でもそれだと、しょせん、
「筋肉系のケア」という、同じ種類なんです。
" 異物ではない " = " 革新的な結果は望めない "
ということ。

そうじゃない。

そう、それこそ
「系」が違うものをやったほうがいい。
こう言うと、わかりやすいね。

マッサージは「筋肉系」のものなんだから、
それとは違うグループの、
骨格系、血流系、神経系、関節系、氣功系……

そういう「違う系」のものを、試すということ。

そしたら、敵さん、ビビるんですよ。
「え? そんな攻撃もあったの?」つってね。
スキだからけになる。
「均衡」が崩れて " 不意打ち " ができるから、
また押していけるわけです。

イメージできましたか?


■だから、新しいネタじゃなくて、
「系統ごと違うネタを」って、考えてみてね。

今までくり返し書いてきたテーマなんだけど、
「系を変えよう」って考え方は、
きっと新しい「頭の整理」になると思ったんです。

だから、「いつもの好み」をちょっと離れて、
探してみてください。

違う穴を掘れば、違う宝物が埋まってるからね。


ではでは、くれぐれも、お大事に。
ぼくは「新種の本しか出さない」って決めてます。


■追伸:

ちょうど「楽ゆる式 全動画リスト」を新しくしました。
たった今、この使い方で、深いやつを思いつきました。
症状名で検索はするんだけど、カテゴリが違うやつを
試す、ということ。

たとえば、腰痛に効くものの中でも、
今までストレッチばっかりやっていたんだったら、
揺らす系(血流系)のものとか、
内臓系のアプローチなものを選んでみたらいい。

強い敵なんだから、そうやって、
「はさみ打ち」していきましょう。

●全動画リストのパワーUP版をまだゲットして
 いない人は、こちら↓からどうぞ(無料です)