おなか(内臓)は、
「いのちの再生工場」です。
なぜなら、ここで、
食べものが血や肉になり、修理に使われるから。
ぼくらが大きくなったのも、
「眠れば疲れがとれる」とき、
「風邪やケガが自然に治る」とき……
現場で一番働いてくれているのは、おなかです。
それほど大切なおなかですが、
「自分のおなかが本当に疲れてるのか?」
「悩んでいる症状の原因がおなかなのか?」
いまひとつ、わからないと思います。
ただね、怖いことに「内臓疲労は9割が無自覚」なんです。
だから、それがわかるようになることが、この記事の目的です。
あなたの「おなか(内臓)」がどれぐらい健康なのか。
今後のためにも、ぜひ知っておいて下さい。
●あなたの内臓は大丈夫?「おなか健康度チェック」
10個のチェックで、わかります。
チェックが、
1)2つまでなら、そんなに心配いりません
2)3~5つなら、けっこう心配です
3)6つ以上なら、すぐに手を打ってほしいです
□ 体重以上に、おなかがぽっこり膨らんでいる
□ 食べものを減らしても、痩せにくい
□ お通じが1日に1回もないときがちょくちょくある
□ 肩こりや腰痛が、マッサージであまり楽にならない
□ いつも脚にむくみがある
□ 寝起きにお腹に重さや不快感がある(特に胃など)
□ 食事やお酒の後に、背中が重だるいときがある
□ 肩こりが左右どちからに偏っている(特に右が辛い、など)
□ 「なんとなく不愉快」「なんとなく不安」なときが昔より増えた
□ やる気や落ち着きが昔より減っている
……あなたは、いつくでしたか?
すべて「習慣」などではなく、
すでに起きている「症状」でのチェックなので、
正確性は高いと思います。
症状の「中心」がわかることは、いいことです。
おなかがポイントだとわかったら、
ここからのヒントを、ぜひ大事にしましょう。
↑の症状リストにメンタル面があることからもわかる通り、
見返りは、とても大きいですからね。
●なぜ内臓は疲れてしまう?~おなか問題の7大原因~
こちらのリストで、
「ああ、だからあたいの内臓は、疲れちゃったのか」
というポイントがわかります。
▼1.食べ過ぎや早食い (消化の負担が大きい)
▼2.お酒やカフェイン系の飲み過ぎ (異物、脱水による負担)
▼3.睡眠不足(内臓が仕事をするヒマがない)
▼4.背中を丸める姿勢 (⇒おなかがつぶれる)
▼5.浅い呼吸 (エネルギー不足&横隔膜の硬さがおなかに伝わる)
▼6.外食やコンビニ食が多い
(有毒物、消化に重い加工食品・調味料による負担)
▼7.冷えや冷え体質、むくみの放置
(寒くてせまいと内臓だって仕事がしにくい)
「原因を減らせば、必ず改善に向かう」
というのが、大原則です。
自分にあてはまるものの中で、
「解消が難しくないもの」からぜひ、
手を付けてあげましょう。
ただ、誰だって「原因をゼロ」にするのは、難しいです。
こんな時代ですしね。
ときには食べ過ぎたいときもあるし、
飲み過ぎたい夜だって、あるでしょう(笑)
だから、セルフケアが大切になってきます。
●おなか(内臓)のセルフケアはどう選べばいい?
実は、有効なお腹のセルフケアは、個別です。
胃の調子が悪い人と、
肝臓な人と、
大腸な人とで、
やるべきことは、それぞれ違っています。
ただ、3つ、共通してすぐできる対策は……
○腹7分にして食べ過ぎない
○睡眠はなんとか6時間は確保する
○お気に入りの呼吸法を1日3分はやる
(布団で始めて、やりながら寝たっていんだから)
といったことです。
これはできる範囲でぜひ、
今日からでも始めて下さい。
というわけで、ひとまず今回は、
あなたのおなかの健康度がわかること、
あなたのお悩みとおなかの関係がわかることが、
ポイントでした。
意外と、
「え・・・それもおなかが元なの?」ということが、
多くなかったですか?
もちろん、こんなことを書いたのは、
「おなかのケアで、今までになかった
大きな改善をえる人が多いから」です。
次回は、有効な対策をとるために、
「あなたの弱点内臓はどれ?」
というテーマで、さらに深掘りしたいと思います。
おなかのケアは、
筋肉のケアでは出せない効果・メリットが
てんこ盛りぜよ。
お楽しみに!
……その、気になる次回は、↓こちらです。