楽ゆる式◎セルフケア整体

心と体が楽になるコツ。辛い症状・病気を自分で治したい人へのヒント。 ----- by 楽ゆる整体&スクール代表 永井峻

治らない症状の「呪い」を解く方法

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なかなか治らなかった人が、
「ドン!」と良くなるとき、共通して起きる
“ある変化”があります。

「あ……この人、あとはもう、良くなるだけだな」

って、思うんです。
その “ある変化” って、何でしょうか?
実は誰でも応用できる、その秘密というのは……

 
「病人らしくなくなる」ということ。
ぼくはこれ、究極の健康法だと思うんです。

たとえば、
もう誰が見ても、風邪の症状が出ているのに、
「いやいや、風邪じゃないよ、全然」と強がる人、
いるでしょう?

なんなら、
「風邪って認めたら負けだから」って言い出したりもするし、
その秘奥義を花粉症にまで応用して、
「いや、ゴフ! これ、ズビッ!、花粉症じゃないから」
って踏ん張ってたりもする(笑)

あながちこれ、間違いじゃないんです。

「それらしく振る舞うと、それになる」
という法則があります。

潜在意識が現実化してしまう、という言い方もできますが、
もっと正確に言うなら、
「その氣」になれば、氣がそのように働くから、
「その氣」が叶ってしまう、という仕組みなんです。

実際に……
「部長」になってから、徐々に「部長らしく」なっていく。
「母親」になってから、みるみる「母親らしく」なっていく。
というケースは、まわりでもよく見るやつでしょ?

逆も同じで、
「自分は運が悪いのよ」って言ってる人に、
本当に不運なことが連続で起きたりもしますよね。


つまり、よくも悪くも、叶うんです。
「それらしく振る舞うと、それになっちゃう」
という法則がね。


じゃあ、
長く続いている症状を治したい人は、どうしたらいいのか。


「健康な人みたいに振る舞えばいい」んです。
シンプルでしょう?

ただ、もちろん、無理する必要はありません。

腕を骨折している人が「健康なふり」をして
ボルダリングしたら、ダメですもんね(笑)
そうじゃありません。

だから正確に言うなら、
「無理が無い部分で、健康な人みたいに振る舞う」
ということ。

たとえば……

腕が骨折していても、トレッキングはできる。
脚が骨折していても、手芸はできる。
腰が痛くても、壁にもたれた状態なら、孫も抱っこできる。
旅行に行く元気が今はなくても、治った後のために下調べはできる。

ちょっと話を広げると……

超一流のプロじゃなくても、そのマネを始めることはできる。
その人にとっての1位じゃなくても、それを目指し始めることはできる。
本当は自信なんかなくても、自信があるフリはできる。
文章のプロじゃなくても、プロをマネして書き始めることはできる。
整体のプロじゃなくても、安全でさえあれば、
プロのマネをして家族や友達に喜ばれることはできる。

そして、その
「できることから、でしかないけど、やってみた」
というスタートから、あらゆるすべてが発展していきます。

超一流のプロも、
長く楽しめる最高の趣味も、
医者が驚くような病気の克服も、
「できることから、でしかないけど、やってみた」
の、延長上にある。
むしろ、そこに「しか」ない。

考えてみたら、当たり前のことです。
でもきっと、改めて考える価値があることです。

ここまでは、どうすればいいか? を伝えましたね。
じゃあ逆に、やっちゃいけないことは、何か?

「今、○○の調子が悪いから」という理由で、
自分の可能性を殺してしまうことです。

もっと言えば、心配だからという理由で、善意の他人が
あなたを止めることもあるでしょう。
でもそれを、真に受けすぎないことです。
だから、自分の可能性を「殺されない」ようにすることも、
あなたの大切な仕事です。


たとえば……

体力や氣力が弱っているから、孫とあまり遊ばないようにする。
脚が弱ってきたから、外出を控えるようにする。
楽しい気分じゃないから、人と合うのを避ける。
やる気が出ないから、新しいことには手を出さない。

そう、これが、やっちゃいいけないNGです。
もちろん、
辞めたいものをちゃんと判断して辞めるのは、構いません。

大切なのは、
「本当はやりたい気持ちがあるのに、
 決定的じゃない理由であきらめちゃいけないよ」
ということです。

そうやってると、
「人生がどんどん枯れ細っていくだけだよ」と。


不健康な人、というのは、本当は、いないんです。
誰もが、
「不健康な部分」と「健康な部分」で、できています。
どっちも必ず、一定割合、あるんです。

だって「不健康な部分」が全部だったら、
もうお亡くなりになってるはずだからね(笑)

今あなたが生きてる以上、
力強く生きている場所、
あなたを生かそうとしている場所が、絶対にある。
それに「報いる」というイメージでもいい。


いろんな事情は「わきに置いておいて」、
やりたいことを、やる。
部分的だろうと、
ちょっと違うけど近いことだろうと、構いません。
自分で歩く道を選んで、自分のペースで、歩く。

そうしたら「呪い」は解けます。

呪いって、動き続ける人には、
付いてはいけないんです。
その「動き続けるスピード」って、実は
かたつむりみたいにゆっくりでも、いいんです。

ゆっくりでいいから、
止まり切ってしまわなければいい。

頭や、手や、口や、足や、目や、耳や、心を。

ゆっくりでいいから、
自分の意思で使い続けること。


元気な人のように。
人生が楽しい人のように。
ときにはプロのように。


そういう人は、症状がまだあっても、
もう半分以上、自由なんです。
可能性を縛る鎖が、はずれている。
そしたら、眠っていた回復力が、目覚ましく活躍をはじめます。

だから、専門家が見たときに、
「この人は、もう治っていくだろう」
って感じるんでしょう。


最後に、魔法の質問で、まとめます。

自分で自分を止めているもの、ない?
やりたいのにやっていないこと、ある?
その「今やっていない理由」って、崩せない?

……健康になったら何をしたい?

それ、今、ちょっとだけでも、やれない?



ではでは、くれぐれも、お大事に。
病気に勝たなくてもいい。
ただ「病気に夢中になる」のは、やめよう。