楽ゆる式◎セルフケア整体

心と体が楽になるコツ。辛い症状・病気を自分で治したい人へのヒント。 ----- by 楽ゆる整体&スクール代表 永井峻

ストレスが隠し持つ3つの効用

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「それぐらいのほうが、張り合いがあっていい……
 なんて言い方があるけど、
 ストレスって、その『張り合い』そのものだよ?』
         (カウンセラー)

 


ストレスは、ある程度「必要」なものです。

新しくわかったことも含めて、
3つ、大きな効用があります。

●1) 実は幸福度を上げる
●2) ボケ防止になる
●3) なんと寿命が延びる

これを知ったら、ある程度のストレスを
許せる気になりませんか?

理由も知っておいたほうがいいから、
それぞれ、解説しますね。


1)ストレスは幸福度を「結果的に」大きくします。

これは映画を考えるとわかりやすいですね。
主人公って、すごい苦労するでしょう?
でもそれを乗り越えるから、喜びがある。
見ているぼくらでさえ、感動する。

「落差」といってもいいですね。
ぼくらは不幸の苦味を知れば知るほど、
幸福の甘みがよくわかるようになる。


2)ストレスは「ボケ防止」に役立ちます。

これは、定年後に頭脳の働きが衰えるケースを考えると、
納得いく話ですよね。

仕事のもろもろは辛いとはいえ、
やはり脳への重要な刺激ではあるんです。

実際、ストレスがまったくない生活の中にいると、
ものすごいスピードで脳が衰えるそうです。

嫌なことがあってこそ、
それを何とかしようと工夫したり、
喜怒哀楽があったり……そういったことがぼくらの
脳にとって必須の肥やしになっているんですね。


3)ストレスは「寿命を延ばす」効果さえあります。

これ……意外じゃないですか?

でもね、確かに、そうなんです。
日本って、ものすごく「ストレス大国」でしょう?
そして自殺率も高い。

それでも、平均寿命、世界一ですよね?

そういうことなんですよ。
ここまでお話しした1や2とも、大きく関わっているでしょう。

要するに、ストレスの効能として、
幸福度が高かったり、頭も活性化したりしているから、
寿命も長くなる。

たしかにそうかも知れません。


今まで何度か紹介してきたお話ですが、
「ストレス」と「ストレッチ」は、
語源が同じです。
元は同じものなのです。

そもそも、適度であれば、プラスなのが、ストレス。


実は、ストレスそのものよりも、
「ストレスが許せない」という気持ちのほうが、
ずっと体に悪いのです。

……あ、もちろん、過度なストレスはダメですよ?
ブラックな働き方を余儀なくされているなら、
どんな努力をしてでも、誰の力を借りてでも、
どうか抜け出して下さいね。

でも、そうじゃなくて、
普段の生活にある程度のストレスがあるなら、
「それはそれでいい」んです。

そう思ってみたら、
実はストレスがあったほうが体にいいなんて、
割りといい話でしょう?


ぼくらの整体の仕事もそうでね、
「いかに上手にストレスを与えるか」
なんです、実は。

だって指圧だってストレッチだって、
ちょっとでも強すぎたら、嫌なストレスでしょう?
その手前で止める技術があるから、
なんとも言えない解放感が気持ちよくて、
生命力が活性化するわけです。


つまり、大切なことは3つ。

● ストレスにも価値があると知ること
● 自分でストレスの度合いがわかってること
● メリハリを意識すること

1つ目は、この記事で、もう終わったね。

2つ目。自分のストレスの度合いを把握しましょう。
たとえば睡眠に問題があるなら、もうけっこうな負担だからね。

3つ目。メリハリです。
いつも同じような生活、してませんか?

ぼくもこの前初めて知って感動したんですけど、
メリハリって、漢字で書けますか?(笑)


……



…………


答えは…………


「減り張り」

なんです。


これ、わかりやすくないですか?


ぼくの「ゆるストレッチ」だって、これです。
「伸ばす」だけじゃなく「縮める」もやるから、
普通のストレッチよりずっと効くんです。
「減り」である縮みと「張り」である伸ばしが
両方ある、ということね。


さて、
ぼくらの生活は、どうでしょう?


仕事してたら、もうずっと「張り」です。
氣を使う人が増えたから、友達といても「張り」かもね。
家族はどうだろう……人によるのかな。
かといって、一人になっても
スマホやゲームをやってたらこれも「張り」なんです。
電磁波や光が、興奮をもたらすからね。



……うん、
「減り」が足りないよね。


じゃあ、「減り」って具体的に、何なのか。


本当に何もしない時間。
ただボーッと湯船につかる時間。
神社でただ座ってる時間。
目的もなく散歩してる時間。
用事もメリットも緊張もなくおしゃべりする時間。
小説などで日常を忘れる時間。
土いじりをする時間。
植物やペットを愛でる時間。


……そういうのが「減り」です。

ざっくり言えば、
「原始人くん」が、現代にやってきても、
別に抵抗なくやれそうなことね。
そう考えたら、わかりやすい。


文明を否定するつもりは全然ないし、
ぼくはエアコンがないところでは暮らせません。

でも、人間の体はどうやら「文明的」ではないよね。
文明的な生活だけでは本当の健康はどうやら、
得られないみたい。
たまに「非文明的なもの」に還らないと。


まとめましょう。


●ストレスはあっていい。
 幸福度も上がるし、ぼけ防止にもなるし、寿命まで延びる。

●ただ、程度の問題はある。
 自分のストレスを把握して、減り張りを上手に
 コントロールしよう。

●現代人に足りないのは圧倒的に「減り」。
 「原始人くん」でもできるリラックスを、
 生活の中に取りもどそう。

●そうすれば、ストレスの「いいところだけ」もらって、
 健康と充実が両立するよ。


今日は、そんなお話でした。


ではでは、くれぐれも、お大事に。
そういえば、動物たちの人気は、ますます強いね。