「何才まで元気に働けるだろうか」
今、多くの人が悩むことじゃないでしょうか。
特に最近は……
● 年金があんまり当てにできない感じ
● 定年が延びてる
● うつ系の症状が増えてる
● 夫婦仲がよくないケースが増えてる(特に熟年後)
という傾向を考えると、ますます重要です。
ぼくらは、何才まで元気に働けるのか。
これを仮に「現役寿命」と呼ぶことにしましょう。
ぼくが心配なのは――
こんな時代だからこそ、
「現役寿命」を伸ばしたい人は増えている。
……でも、実際の「現役寿命」は、下がるかも知れない。
そのことなんです。
ちょっと考えてみてください。
―― 今の働き方で、10年後、20年後、やれる?
ぼくはよく、自分に問いかけます。
そのたび、小さな働き方改革を断行します。
今の健康状態を見直します。
あなたは、どうでしょうか。
今日、ある天才の悲劇を目の当たりにしました。
……といってもマンガなんですけどね(笑)
実際によくある話です。
天才だからこそ、注目され、敵にも狙われ、ケガが増え、
それでも求められ、ケガを隠すこともあり、
どんどん「現役寿命」が縮んでいってしまう。
「こんなはずじゃなかったのに」、
予定よりずっと早い引退が、頭をもたげてくる。
ぼくは彼の勇姿に、ひどく心を打たれました。
知り合いに格闘技のプロがいるんですが、
彼がしみじみ、言ってたんです。
「本当に驚くような天才というのが、いる。
でも、格闘家が10人いたら、9人は、ケガで消える。
残った一人は、大抵、才能での1位ではない。
でも、ケガしないことも含めて才能だとするなら、
その才能を持った人だけが、トップに残っていく。
本当に日本のために惜しいと思うような天才が、
何人も消えていったよ……」
それで彼は、格闘技で得た知識を元に、
「ケガをしない体の使い方」を教えるプロになったんだそうです。
このお話の持つ意味は、何でしょうか?
ぼくはたびたび思い出してしまうんです。
スポーツの世界ではないけれど、
お金をもらって働いている以上、ぼくもプロの一人です。
会社勤めなどに限らず、
主婦やお母さん、おじいちゃんという「立場」のプロも、
いらっしゃるでしょう。
別に名を残すような生き方をする必要はないんですけど、
●「大きなケガをしない」というスキルを磨けば、
凡人でも、天才以上の充実や成果を得ることもできる
●才能に恵まれているなら、余計に
ケガや負担を上手にケアしていくスキルが重要
●そういった健康スキルは、引退後も非常に役立つ。
自分自身にはもちろん、後輩や仲間、家族の役にも立つ。
うまく行けば、次の仕事のタネにさえなる。
そんなことを、つくづく考えさせられました。
ぼく自身は、70才でも現役でいたいと思っています。
仕事の量は、減らしているでしょうけどね。
アーリー・リタイアとか、全然したくないタイプです(笑)
もちろん、
早めに辞める選択を否定するわけではありません。
ぼくが何としても避けたいし、
ぼくに関わってくれた人にも避けてもらいたいのは、
「まだやりたいのに辞めざるを得ない」
という悲劇です。
健康スキルは、ぼほイコール、
ビジネススキルだと思うんです。
ライフスキルと言ってもいいかな。
ぜひそういうつもりで、
記事を読んでいってもらえたらと思います。
ぼくはずっと、そういうつもりで書いています。
心や体が楽になるのは、もちろん大切。
そして、その結果、
仕事や人間関係や生活が充実するのは、
同じぐらい大切。
「現役寿命」を伸ばしましょう。
そういう働き方を、生活術を、意識しましょう。
そうやって、
「続けるも辞めるも自由に選べる力」を
手に入れましょう。
人生100年時代だからこそ、ね。
ではでは、くれぐれも、お大事に。
人生の先輩から学ぶことは、本当に多いです。
マンガから学ぶことも、驚くほど多いです。